vitamin bass "B3"

ベース、時々釣り・メタル

2020/09/04 地中よりの使者(古民家の生態系)

2020-09-04 09:54:00 | 日記
2020年9月4日(金曜日)晴れのち雨

最近休みが水木曜日となり久しい。
買い物に出かけるにはとても勝手が良い反面まだ不慣れなところがある。

今日は
「まさかね」
が確信に変わった話。

最近家の敷地内至る所に土を掘り返したあとがある。一部野良猫が我が家の敷地内をトイレにしているのは確認済み。我が家の中のストレスになるので極力遠慮願いたいが人間の都合でどうこうなるモノではない。
しかし屋根と木を伝って二階まで上がってくるのは勘弁してほしいものだ。ガブリエルのストレスが大きい。


一昨日も土を掘り返したあとを見つけた。
ただこれまでとは明らかに違った。
これまでは花壇や砂地などいかにも猫が好みそうなところだったが今回はかなり硬い粘土質の土の部分。そして用を足した後にしては土の盛り上がりがおかしい。真ん中に大穴。


…これモグラだよな。


以前も大きく掘り返された部分で猫が砂をかいたにしては湿った地下の土が出てるな…と思う事はあった。確実に我が家の敷地にモグラがいるという確信に変わった。

まずは害獣なのか否かを判断しなければならない。昨日は図書館に行った。モグラは肉食。植物の根の下にトンネルを掘り植物が倒れたり枯れるのが主な被害という。
農作物を育てるわけでない我が家にとって彼らは害獣ではないと認定した。

昨今世間ではフーセンガムによる駆除が確立されているようだ。脂肪を蓄えられず12時間の空腹で餓死するモグラに彼らが消化できないフーセンガムを食わせて餓死させるという方法のようだ。フーセンガムの香料はモグラを強く惹きつけるという。

よくもまあ生態をここまで研究したものだ。そしてなんとエグい手法だ。



無益な殺傷はしないと決めているのでモグラには我が家の生態系の仲間入りをしてもらうことにした。
空き家であった我が家ではアリやダンゴムシ、「なめちゃん」ことナメクジなど掃除屋系の小型の昆虫とKing of 衛生害虫の「コック老師」、「ブラッキー」ことクマネズミが先住民。一つ食物連鎖が完成していた。

そこに肉食の「パイダ先輩」こと蜘蛛と「もりやさん」ことヤモリが獲物を嗅ぎつけて集まってきた。最近人の気配を気にしてかブラッキーを見ないので先輩ともりやさんはコック老師キラーのネズミ枠に入ったのだろう。

春の雑草除去の際、土中にはセミやクワガタの幼虫も多数いたので家の周りには彼らの成虫も沢山いる。この前は家の玄関灯の前に大型のカマキリもいた。空き家に人が入り灯りが灯ることでそこを狩場にする生き物が集まってきた。このところ蝶々もよく見る。

大量にカナブンとカメムシを見た時期もあったが「カーズ」ことカラスの兄弟がおおかた捕食しきったようだ。

人間はたまに勘違いをしている。
自然を開拓と称してヒト以外のものを排除した都市という自然の失われたコロニーに住んでいるとヒトも自然の一部であることを忘れがちだ。もし入居時に最初から決めていた「生態系維持」のポリシーを棄てて殺鼠剤やアリコロリなどを撒いていたらこの家はコック老師の一人勝ちになっていた。いまはバランスが取られている。

そこにモグラの参戦。
確かにエサは多いだろう。
今後室内外がどうなるのか楽しみにしたい。


…そういや先週興梠先生ことコウロギが家の中を飛び跳ねて妻がパニックになる事件が発生。妻には内緒にしているがカナブンが室内側にいた事件も起きている。

…どんだけ隙間があるんだよ、この家は。

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