山口県長門市の「まち」「ひと」「しごと」をつなぐお手伝い

NPO法人つなぐ(長門市しごとセンター内)で働くことになりました。
そこでの活動日記

高校生の進路選択に関するアンケート

2019-11-17 20:36:53 | #6気になった新聞記事・情報等


最近の高校生って、就職についてどう考えているのかな?
って検索したら。

出ました。すごい資料が。。。無料で見ることが出来るなんて。さすが、PTA連合会と(株)リクルートマーケティングカンパニーさん




一般社団法人全国高等学校PTA連合会・株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 合同調査
第8回「高校生と保護者の進路に関する意識調査」 2017年報告書

リンクはこちら ※外部にとびます。


・調査対象 全国の高校2年生とその保護者
  全国高等学校PTA連合会より依頼した9都道府県の公立高等学校26校
2年生2クラス分の高校生と保護者

・有効回答数 高校生1,987人 ※全問無回答1人を除く
       保護者1,722人 ※全問無回答11人を除く


結構なボリュームがあります。

高校生に言わせると、親は「自分のやりたいことをやりなさい」というけど、何がやりたいかよくわからない。
でも、将来への干渉度合いとしては「ちょうどいい」との回答が多数

多くの高校生が、就きたい職業をイメージしているが、不安は「学力が足りるのか」ということ。

進路選択についての価値観についてP25「「資格」「安定」「手に職」の仕事に関する3項目が突出。」とのこと。



そして、奨学金の利用希望は3割強で、
P33で「大学短大進学希望者の6割が「給付型と貸与型があること」を認知。」しており、P34で「奨学金制度に関して、「給付型と貸与型があること」は保護者の約8割が認知。」とある。



以下、P65より ※色付けは筆者

38.進路指導への要望/意見・要望
►高校の進路指導に対する高校生の要望は、「もっと進路に関する情報提供をしてほしい」。

①もっと進路に関する情報提供をしてほしい (34%)
②もっと進学や就職に関して具体的に指導してほしい (23%)
③もっと適性や可能性を気づかせてくれる指導をしてほしい (22%)
④もっと生徒のことを理解してほしい (21%)
⑤もっと職業に関する知識をもって指導してほしい (20%)

・高校の進路指導について、高校生と保護者それぞれに要望することをすべて選んでもらった。
 高校生の回答は上記の通り。情報提供および生徒個人の資質・適性を踏まえた具体的な指導を要望
・男女とも上位の顔ぶれは同様だが、全般に女子のスコアが男子より高く、進路指導への要望が幅広い。
・希望進路別にみると、進学・就職いずれの進路も「もっと進路に関する情報提供をしてほしい」がトップ。
・フリーコメントでは、私立大学希望者・専門学校進学希望者・進路未決定の生徒に対する消極的な態度・熱心で
はない指導への不満が挙がった。進学・就職、いずれの進路であっても、個々の生徒に向き合った指導をしてほ
しいという要望がうかがわれる。



以下、P66より ※色付けは筆者

►高校の進路指導に対する保護者の要望も、「もっと進路に関する情報提供をしてほしい」。
①もっと進路に関する情報提供をしてほしい (43%)
②もっと進学や就職に関して具体的に指導してほしい (34%)
③進路について考えさせる体験・行動の機会をもっと設けてほしい (32%)
④職場見学・インターンシップなど実際の仕事を知る機会をもっと設けてほしい (28%)
⑤もっと職業に関する知識をもって指導してほしい (26%)

・保護者の回答は上記の通り。高校生と同様、トップは「もっと進路に関する情報提供をしてほしい」。
高校生に比べ「進路について考えさせる体験・行動の機会」「職場見学・インターンシップなど実際の仕事を知る機
会」が上位
に挙がり、保護者は進路・職業を知る体験・実習の機会への要望が多い。
・希望進路別にみると、大学短大進学・専門学校進学希望者は、「もっと進路に関する情報提供をしてほしい」、就
職希望者は「職場見学・インターンシップなど実際の仕事を知る機会をもっと設けてほしい」がそれぞれトップ。
・フリーコメントでも、直近の進学・就職にとらわれずに進路について十分考えることができるような情報や機会を
提供してほしい
といった要望が挙がっている。


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どの仕事に就くのか、という具体事例はもちろんだけど、
「どういう選択肢があるのか」というのを、いろんな手法で伝えていくのが大切なんだろうなと感じます。

本や漫画、ドラマ、映画など
見ようと思えば何でも見れる中で、

キャリア教育は何を提供するべきなんだろうか???


このあたりがヒントになるように思う。

・親は「自分のやりたいことをやりなさい」というけど、何がやりたいかよくわからない。
・個々の生徒に向き合った指導をしてほしい



調査対象に、山口県は含まれていませんし、
山口県の中でも、「長門市」は山陽の子とは、傾向が異なる、と言われたりします。



どうなんでしょうか???





追記:

熊本県でも、高校2年生に「どういうところで働きたい?」というのを、選択肢を提示してアンケート調査しています。

熊本労働局発表 2018/01/30
- 県内の高校生に実施した就職意識調査結果を取りまとめました. ~就職先選択の際に「『働きやすさ」を優先」が約6割~


一番は、「自分の強みを生かせる、やりがいのある仕事」で、
但し、「ボーナスや退職金制度が充実」していて「職場の人間関係がよく」「休暇制度が充実」「給与賃金が安定」がよい仕事


最先端の技術が身につくとか、研修充実とか、成長できるとか、社会貢献できるとか
そういうのではない。

しかし、働く時間が短い、社員寮など福利厚生の充実、というのでもない。


⇒つまり、能力を活かしてきっちり働く気でいて、
 その分、ちゃんと給与があって安定していて、お休みがとれて、人間関係がいい


 あれ、、能力をどこで付ける気でいるのだろう???
 ってお局的つっこみはおいておいて


 これは、県内企業に働き方改革促進のための、情報提供する目的だったようです。
 確かになあ、ってアンケートになってますね。




追記2

アンケートがいろいろ出てきます。

特集 就労等に関する若者の意識 - 内閣府

調査対象ですが「(抜粋)平成29年度調査は、インターネット調査会社に登録してあるリサーチモニターである全国の16歳から29歳までの男女(有効回答数10,000)を対象」
とのことです。

-上記から抜粋-

おわりに
○平成29年度調査についてみると、就労により十分な収入を得られるのか、きちんと仕事ができる
のか、仕事と家庭の両立はできるのか、勤務先での人間関係がうまくいくかなどについて、平成
23年度の調査より少なくなっているものの、依然として多くの若者が不安を抱えていることが読
み取れた。また、仕事よりも家庭・プライベート(私生活)を優先したいと考える若者が増えてい
ること、転職を否定的に捉えている若者がそれほど多くないことや、キャリア教育の効果を感じて
いる若者が多いことなどが読み取れた。

-抜粋以上-


20代を含むからか、圧倒的に「十分な収入」との回答!!
そのくらい、シビアなのでしょうね


キャリア教育の価値を感じているとの回答は「コミュニケーションの大切さを感じた」というもの
どういう質問でこうなったのか、、もう少し見てみたい感じです。


あ、事例紹介ものってます。
「高校におけるキャリア教育 ~岡山県立和気閑谷(わけしずたに)高等学校の取組~」

教育支援員を常駐させ、希望者全員にインターンシップ
町全体で、子供の進路を気にかける。。。


子どもが考える機会が増えたり、見守る人が増えるのは、価値あることと感じます。



追記3

株式会社アイデム 人と仕事研究所 さんも、定期的にアンケート調査していますね。


2018年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調(2017年10月1日状況)

-以下抜粋-
▼働く上で大切にしたいもの
「働きやすさ」46.9% 「仕事の内容」40.6% 「給与の高さ」12.5%
-抜粋以上-

いざ、就活している学生にきくと「働いやすさ」だそうです。







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