山口県長門市の「まち」「ひと」「しごと」をつなぐお手伝い

NPO法人つなぐ(長門市しごとセンター内)で働くことになりました。
そこでの活動日記

やまぐち地域連携教育推進フォーラム -児童生徒とともに作る地域の未来ー in山口市(山口県健康づくりセンター2F)に参加

2019-12-14 13:39:41 | #9 長門市以外
主催は、山口県教育委員会

10月に申し込んで、なぜか11月に何の詳細もなく「お待ちしています」だけ届いて、、
怪しさを感じながらも、来ました。


少子高齢化、社会の激変
財政悪化によるより厳しい未来が予想される中

親・学校だけではなく、地域も一体となって
子供たちを育てたり学びに関わることが大切


とのことで、実践発表5校、講演(岩本悠氏)が行われます。


来てみてびっくり
県内各地の小中高校、支援学級などざっと百人以上はいらっしゃる感じです。


山口県は「地域教育力日本一」の実現を目指しているようです

コミュニティスクールが核となって
こどもも大人も地域の魅力を実感・再発見し、地域を活性化させる
「学校を核とした人づくりと地域づくりの好循環の創出」を目指した取り組みを
推進している

------会場で聞いたお話の一部と感想--------------------------------------------

田布施中学校区コーディネーター 平井さんの話より

・学習支援ボランティアバンク の仕組みをつくり、
毎年改善に向け、話し合いをしている

「統括コーディネーター = 地域と学校をつなぐ」

<学校からの要請>
・校外学習やプールの見守
・家庭科・図工支援 例:ミシンの利用とか
・地元の歴史に詳しい方、農業など地元で働いている方etc.の紹介

コツは、
・登録者に、「希望と違うけど、手伝って漏れませんか…」と連絡して、仲間外れにしない
 一方で「できることをできる範囲で」と伝える
・情報交換
 支援員同士、支援員と学校・教師
・支援員が経験を発表できる場
・コミュニティルームの活用

放課後子供教室
⇒募集して、「親子での参加」を呼びかける

人と人とのつながり

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上記、ステキな取り組みだなあと思います。

地域コーディネーターが主語だからかもしれませんが、
地域ボランティアになることが、住む人々の生きがいとなっている感じを受けますし、
学校にいろんな大人が来ることでこどもやその親にとって、安心になっている感じがします


今、長門市に住んでいますが、
イベントだらけ、祭りやらなんやら、、、子どもは大変そうねって感じます。
(それにつきそう親も)

私がまだ、表面的にしか見れてないのかもですが。



阿武町のポスター発表では

「中学生の行事参加率は高いが、地域への愛着は低い」
⇒やらされ感?
⇒学校から指示するのをやめ、
 地域で「ボランティア」を用意し、任意で、自ら興味のあるものに参加してもらう

という取り組みにしたことが紹介されていた。


このTシャツ着ている人、べっぴん市に行ったとき、見ました。
そうか、そういうことだったのか

理に適っている感じがします。

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昨年合併した下関北高校の発表も興味深いです。

テーマは「地域に存在感のある学校づくり」

3つの高校が合併し、幅広い学力・幅広い興味関心にこたえる「教育者としての責任」があり、
かつ、今の時代を生き抜く子供たちを育てるための「社会的責任」があるのだとか

高校生が地域貢献活動を行うこと
⇒地域活性に欠かせない存在としての、存在感



・・・個人的に、高校時代は、地域なんて一切かかわらず、
視界はすごく狭かった気がします。

毎日「だるいなあ」「もっと面白いことないかな」と鬱々してたこと

そんな中で、数学は嫌いじゃなかったし、
物理は嫌いだったけど、生物が楽しかったこと
世界史の膨大さに辟易しつつも、日本史は楽しく、、一番は「倫理」にはまって、人はいかに生きるべきかとかの本を読んでた記憶・・・あれ、勉強中心!!?まじめか!!?

でも、改めて思い出すと青春はなかった
部活もしてないし
恋愛もしてなかった
地域活動もしてない。

そう思うと、今の高校生は、勉強&部活以外に

老人ホームにボランティアいったり
地域活性でランタンつくりしたり
保育園や小学校に交流に行ったり

すごいなあ
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私は、高校時代、大学でもっと楽しいところに行くんだ、って思いこんでましたが。
もし、地元でやりがいをかんじてて、生きている実感を持っていたら、
山口大学にいって、山口のために働きたい、、と思ったのかもしれません


そう思うと、今のCSとか、地域に子供たちを巻き込むという流れはいいのかもしれません

2020年度から、高校もCSが必須導入されます。
どんなふうに発展していくのか。。楽しみです
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岩本悠さん
のお話で、この段階の話は覚えておきたいと思った。


<地域の「次世代づくり」の目指す段階的かかわり>

 in 地域の中で遊ぶ・どっぷりつかる

⇒about 地域について知る

⇒for 地域のために好悪同・貢献する

⇒with 地域とともに(定住・関係人口)


課題は「高校」。今まで、高校生になると、基本「成績」で振り分けられるので、
地域を意識しないままで、人口流出のもとになっている、、、とのこと

ああ、それ、わたしの実体験と重なります。


では、どうしたらいい?
どんな取り組みが始まっているの???

子供が減っている⇒生徒数が減る⇒教師が減る⇒学校でできることが減る⇒学校の魅力が減る⇒魅力のある学校に人が集まる


であれば、「選ばれる学校」「魅力ある学校」になるために
知恵を絞ろう、とのことで動き出した。

かつ、高校でどんな人材を育てるのか???

そこを議論したという。
その答えがすごくいい


子供と話していると「仕事がないから帰れない」っていうけど、
その「仕事」とは、公務員とかJAなどの団体職員だという。。

(筆者の補足:でも、財政も縮小の昨今、ばらまくことはできないが)
これからは「仕事をつくりに帰る」人災になるよう育てていこう!って発想の転換をしたらいい

おおおおおおおおお

目からうろこです。
そうだ、これこそです!!!

20世紀のふるさと館 志を果たし帰る

これからのふるさと館 志を果たし帰る



おおおおおおおおおおおおおお

すごい!!!いいですねえ


島前高校の取り組みは、本で知って興味を持っていました。
今、こうして、目の前で、わかりやすい取り組みを聞いて、

ますます、「面白いなあ」と感じます。

隠岐の真逆、、シンガポールに修学旅行行ったり、
そこでプレゼンして、伝わる喜びと質疑応答の時間のはずが聞き取れない悔しさから「もっと勉強しよう」と心から思ったりって機会を作ったそう

すごい、、すごいなあ
仕掛け方が、なんともすごいです。


その他、いろんな話が聞けました。

下記は、券のホームページにつながるのですが、、
「魅力化ビジョン」が作られているそうです。

「県立高校魅力化ビジョン」を策定しました

国際比較からみた日本社会の特徴 - mhlw


後半は質問を受けてのお話です。


・最近の子供は地域とかかわる時間が多すぎるけど、、どう花咲くのか?

⇒やらされ感ではなく、「地域を舞台にした自身のプロジェクト型学習」。自身の興味関心をスタートにしてもいい
 自身のキャリアとの関わりとか、これまでの教科のつながりとか
 1つ上の人との関わり(大学、企業とか)

 例えば、授業の一環で「地域をよくする企画」作らされても、テキトーに流す
 本気の大人にいかに出会わさせるか

 「やらせる」ではなく「まかせる」
 責任をもたせる
 
 振り返る
 プロセスを1つ1つ検証する
 次の日常生活につなげる

 やること、だけになりがち。
 やり方、進め方、チームの状態などを定期的に話し合い、改善していく


うーん、、、
こどもに「任せ」て成長を見守るってのはわかるのだけど、、

お手本を示すとか、スキルを学ぶ場は必要ないのだろうか?




魅力化コーディネーターは「地域おこし協力隊」に頼む例が多い

外部の人、若くて発想が多様、って視点を期待。
ただ、月15万円くらいでお願いする仕事って「線を引く」ことが大切

マネージャーレベルを期待するなら、それだけ報酬も払ってそういう実績資質を持つ人を探すべし



高校生のうちに、こういうのを知っておくと、Uターンしたり、
大学などで学んですぐ帰ってきてくれたり、、するのだろうな

・高校生のうちに地元地域を知ること
・地域に、高校生が参画することで、活性化する実感


協働のコンソーシアムづくりを。一人が欠けても、ほかの人が入って「継続して続く」


相互の学びあいやコミュニティを作っていく


先生が動くのは「あの生徒が、こういう風に変わった。。これいいね」となる。

「生徒の意識変化」の見える化とかが大切

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