今日から4月。
退職した私も今日から新しい生活です。
今は大変な世の中で、先が見えないけれど前を向いて歩いて行こう!!と、決意しました。
10年勤めた職場を離れるのは寂しい気持ちもありました。つらいこと、大変な事もあったけれど振り返ると楽しい事ばかりです。
私は遅れがあると言われた子どもの相手をしてきました。ある日突然、検診や通っている園で相談を。と、言われる親の、驚き悲しみ、焦り。何年仕事をしていても、その親子にとっては、初めての事です。
慣れてしまって、不用意な言葉を遣わないように常に気をつけて過ごしてきました。
どの子もとてもかわいくて、一人一人が大切な存在でした。ことばを持っていなくても、今、こころが通じたな。って思った一瞬があったり、慣れてきて先生だいすき!と、ストレートに言ってくれる子がいたり。これからも、元気で幸せに大きくなってね。と、願うばかりです。
障害..
障害を理由に悲しい事件がありましたが、世の中にそんな考えの人がいなくなることを切望します。接した事がない人が多すぎるのでしょうね。私も学生の時に実習に行った時にどう接したらよいか戸惑った事を思い出します。私が担当したのは、5歳の筋ジストロフィーの男の子でした。小さな身体で、ことばは持っていなかった。プラレールのスイッチを一緒に入れたり切ったり。電車が走ると、身体全体から喜びが伝わってきました。多分、あの子との出会いが仕事に繋がったのだと思います。
そして、もうひとつ。幼い頃の記憶があります。川崎育ちの私はある日、母と買い物に出かけました。帰り道バス停が長蛇の列で、バスになかなか乗れなかった。なぜなら、車椅子の方がバスに乗りたいと運動していたから。新聞にも載る事件でした。当時は車椅子でバスには乗れなかったんですね。あの頃から、福祉は進歩したのでしょうか?
私の母も脳出血で身体が不自由になり、今色々な方に支援をしてもらっています。突然、誰でも障害を受ける可能性があります。
一人一人の人間が大切な一人で、心があり、私たちと何ら変わらない事を伝えたいです。
家の事がひと段落したら、また何か仕事をしたなぁ。しばし充電です。