みなさん こんにちは
名古屋市中区上前津にある
女性小児専門鍼灸院
レディース鍼灸さいとう名古屋です
子どもの便秘について
「うちの子、2日間もうんち出ていないです」
「緑色のうんちが出て困っています」
「うんちをするときに泣いています」
とお母さんから相談を受けることがよくあります
まず
うんちはどのようにできて
体の外に出るのでしょうか?
私たちは、毎日食事をします
食べたものは胃に入り
次に十二指腸
さらに小腸へ運ばれます
その間に胆汁や膵液などの消化酵素も加わり
栄養素が吸収されます
そこで吸収されて残ったものが大腸へと運ばれて
水分を吸収されると形のあるうんちができます
できたうんちは最後に直腸という
おしりの出口までいくと体の外に出ていきます
うんちを出すには「蠕動運動」が必要です
私たちが食事をしているときの
噛む刺激が脳に伝わると
「腸も動いてください!」と指令が出て
「胃・大腸反射」で腸が動きます
これが蠕動運動です
この蠕動運動により
うんちが最終地点の直腸に降りてきて
排便をします
通常
直腸の中は空っぽです
直腸にうんちがたまると
排便したい感覚がしてきます
そしてうんちを出すとすっきりします
これがうんちのサイクルです
子どもの便秘の多くは体が成長段階にあるため
◆脳からの腸を動かす指示が未発達なこと
◆うんちを出す力が弱いこと
が原因で起こります
うんちを運ぶ腸の蠕動運動は
自律神経の「副交感神経」が関係しています
休んでいるときやリラックスしているとき
に働く神経です
子どもは神経の発達が未完成なため
「うんちを直腸へ送りなさい」という指示を
うまく出すことができません
何日もうんちが直腸に溜まると
水分がどんどん腸に吸収されてしまい
出すときにコロコロ(うさぎのフンのような)
うんちが出るか
強く力んでおしりが切れてしまい
痛くて出せなくなってしまいます
「うんちを出すときに泣いている」
「緑色のうんちが出る」
ということが
便が溜まっているために
起きてしまっています
また
うんちを出すときに必要な腹筋も弱いため
「力む」ことがうまくできていません
そのため
うんちが溜まりやすくなります
●5日以上、うんちがでていない
●お腹が張っていて苦しそう・食欲がない
●うんちを出すときに痛がっている
このようなことが当てはまる場合
便秘になっているかもしれません
整腸剤や浣腸を使って
うんちを出す方法もありますが
そればかりに頼ってしまうと
トイレに行ったときに
自分の力でうんちを出すことが
できなくなってしまいます
子ども便秘の改善には
うんちを出す働きを高めることが大切です
そこで「小児はり」の出番です!
小児はりは
体の成長を促すことや
内臓の働きを活発にしてくれます
手やお腹・足のツボを使うと
脳の神経や体の成長が高まり
腸に溜まっていたうんちを
出しやすくなります
子どもは感受性が高いため
少しの刺激で効果が現れます
治療を続けていくと
自分の力でうんちが出せるようになり
便秘が改善されます
排便習慣が身につくと
うんちを出すときに怖がることも
なくなります
1・2回の治療でよくなることもありますが
根本的な原因を改善しない限り
便秘は再発する可能性があります
定期的に治療を行っていきましょう
生活習慣や排便習慣が
子どもの便秘となぜ関係あるのか
一緒に考えて治療していきます
普段食べているもの
水分の量
どんな遊びをしているかも
うんちを出すことには重要です
便秘は放置をしておくと
大人になっても悩むことになります
お子さんの苦しそうな顔は見たくないですよね
今はお母さんお父さんの協力があって改善されます
私たちがお手伝いします
いつでもご相談ください
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