那須つれづれ日記

何気ない野の風景や暮らしの中から

日本の気象は大きく変動している

2013年09月03日 | 時事放談

日本近海(太平洋)の海水温の上昇

最近の日本列島の気象は数年前と比べて大きな変化を見せている。主な原因は
温暖化によるものであり、気象学会でも学者によっては日本周辺は亜熱帯化して
いるという。温暖化現象の発生源は海水温度の高温移行であるとみられている。
世界の平均海水温は10年前に比べ1.5℃上昇しているらしいがこの数値だけを見
るとさほど大きな変化には見えないが、 平均値で1℃以上上がるという事はたい
へんな事で、ある地域においては2℃も3℃も上昇している可能性がある。 日本
近海の海水温は相当な上昇を見せていると見られる。 故に以前には見られない
列島近くでの台風の発生や、集中豪雨、竜巻などが多くなり活発に発達するよう
になっている。先日の埼玉、 千葉の竜巻で被災された方々には心からお見舞い
申し上げます。これから先の日本は毎年こんな気候なのかと思うとぞっとします

生態系への影響
温暖化の影響は当然生態系にも影響を及ぼし千葉や茨城の海に熱帯魚が見ら
れたり、かって関東には生息しなかった昆虫などが繁殖したり、西の琵琶湖の例
を挙げればアメリカナマズが生息し、以前からのブラックバスやブルーギル等の
繁殖で在来種のカワバタモロコ、イチモンジタナゴが喰い荒され絶滅に近い状態
だという。これは温暖化が始まる以前にはなかったことで、無神経な放流と相ま
って生態系に多大な弊害を与えている。琵琶湖の植物では最近特に繁殖してい
るのがオオバナミズキンバイやミズヒマワリで、湖沿岸一帯に繁茂し、漁師が舟
を出すことができないほどで、 行政も駆除に乗り出しているが繁殖力が旺盛で
間に合わないようだ。これらは皆南方の外来種で生命力があり増殖するばかり

先日の越ヶ谷の竜巻と他の一例


連日の竜巻発生 (栃木県矢板市 9月4日)


琵琶湖の新外来魚 アメリカナマズ


琵琶湖沿岸に繁殖している オオバナミズキンバイ


可愛らしい花も生態系を侵している ミズヒマワリ



那須野の旅人