新しい年が始まりました。
還暦を迎えて初めて迎える新年は、母を亡くして初めて迎える新年でした。母が旧年12月になって亡くなったこともあり、新年のご挨拶用に買ったお年玉付き年賀はがきがそのまま我が家に残ってしまいました。いつものように干支のイラストと家族で笑った写真を用意いたしましたが、投函することなく、干支のイラストは喪中はがきのデザインに変更となり、慶作さんの時に使った、娘と一緒に撮影した蓮の写真の喪中はがきを年賀状の代わりに投函いたしました。
いつになく正月らしからぬ新年を迎えました。
息子はいつものように書初めの宿題を学校からもらってきました。今年のお題は、
澄心静慮(しょうしんせいりょ)
心を澄ませ、物事を深く静かに考えるという意味とか。父母が並んだ写真を見ながら、いつか私たち夫婦も写真に納まり子供たちが眺める日が来るのかと、静かに思う新年でした。