続き。昨日の話を絵に描いたような映像が飛び込んできた。トイレットペーパー2袋を手にしながら「結構ストックはあるけど、こういうご時世だから買っておこうと思った」と言ったのだ。もちろん何の罪悪感も恥じらいもなく。「それは逆でこんな状況だから、持ってる人は買い控えなくてはだろ」とツッコミたくなる。でも、トップがトップだから、こんな人も責められないのか。
20-3-1
もしも、過去に1日だけ戻れるとしたらいつにするのだろう。何の前触れもなく突然こんなことが頭をよぎった。嬉しいときか楽しいときになりそうだけど、いくつかあってこの日とはなかなか決められない。ふと浮かんだのは、そこで自分が終わってたかもしれない高校3年の夏の海で溺れかけたあの日だった。どうしてその日なのかは理解できないし説明もできない。でも、ふと。
20-3-2
想定外の連休。ついに自分のところにも新型肺炎の感染拡大による影響が現れた。火曜日の水彩画教室とカルチャーセンターの水曜と木曜日のパステル画教室が休みになったのだ。感染を食い止められない現状ではやむを得ない気がする。それに加えて月曜日も体育館での卓球は閉館のためできなかった。おかげで今週の予定は大きく変化した。これは2年前の大地震の再来のよう。
20-3-3
急に仕事が休みになって、用事で外出しないと運動不足になるのがよくわかる。買物と散歩だけだと歩数も出掛けるときの3分の1程度になってしまう。その買物と散歩をパスしてしまうと0になる。たとえ、散歩を長めにしようとしても出掛けたときには簡単に到達する1万歩もかなり頑張らないと届かない。用事の場合は意識して歩くわけでないから、自然に歩数も増えていく。
20-3-4
マスク社会。昨日の様子ではマスクをしている人が8割ほどになっていた。自分を含めてマスクをしていない人は2割近くいるわけだが、求めようとしても手に入らないのかあえて積極的に手に入れようとしていないのかどっちなんだろう。自分は後者にいる。未だマスク不足が報道されているなかで店頭に並ぶ気はない。でも、閉所、近距離、長時間には気を付け、うがい手洗いはしている。
20-3-5
4ヶ月毎の歯のクリーニングに行く直前になって、少し迷いが出て、通常なら1時間以上掛かるところを今日は半分にしてもらうお願いの電話を入れた。考えてみると閉所、近距離、長時間と3つの条件を満たしているのだ。歯科の人達は健康管理に気を付けていても、患者はわからない。少なめかと思ったが、結構混んでいて待合室もいっぱいだった。半分にしたのは気休めか。
20-3-6
ボトルネック(ボトムネック?)。厚生大臣が記者に新型肺炎の現状説明のときに使った言葉がこれ。この緊急時に意味のわからない外国語を使う神経がおかしい。重要なことを正しくしっかり伝えたい気持ちがあったらこんな言葉は使わないはず。政治家だけでなく役人も横文字を多用するのはなぜなんだろう。そもそも日本には日本語を育てる意識が乏しいからこうなる。続く。
20-3-7
言葉は文化のみならず様々な意味で国の根幹を成すもの。それなのにまだ日本語として全国民に浸透していない横文字を使うのはもってのほかで、自国の言葉を大事にしてない証拠。適当な日本語がないのなら、たとえ長くなってもいいから自国語で説明すべき。中国では横文字も新たな漢字で対応しているようだが、日本ではその努力もしてない。言葉は国の土台なのだ。
20-3-8
一気に春が来た。4月並みの11℃まで気温は上がり、家の前の雪山もみるみる小さくなっていく気がする。昨今はとにかく気候の変化が激しく小雪だったのに豪雪が来たり、暖冬かと思っていたら極寒になったりもした。でも、全体的には雪は少なく、暖かい冬だった。なんの迷いもなく冬だったと過去形で書いてしまったのもこの陽気のせいだろう。コロナにも早く春が来てほしい。
20-3-9
新型肺炎の収束が見通せないなか、絵画教室とカルチャーセンターが今週も休みになり2週連続になってしまった。今のようなスタイルの生活を始めた28歳以来これほど長期間仕事から離れるのは年末を除いて始めての体験になる。まさに非常事態。収入にも影響するので大問題だが、制作に専念できる時間を与えられたと思えば有り難い。でも早い再開を心から願っている。
20-3-10