『ある日のひとこと』

『ある日のひとこと』 20-4-11〜20

4月は始まりの月でもあるはずなのにちっともそんな気がしない。始まりどころか延期や中止の話ばかりが目に付く。ピッカピッカの一年生も寂しい思いをしているだろう。どんな場合でもそうだが、スタートでつまずくのはリズムが崩れるし、精神的な動揺も大きい。新一年生に限らず行動も生活もかなり制限されている子供達への悪影響はかなりあるはずだ。ここも重大。
20-4-11


安春川沿いの遊歩道を散歩。冬の間は雪が積もっていて歩けないけれど、雪解け後には気持ちのいい散歩コースになる。もっと前から歩けたはずだけど今年初めて歩いてみた。適度な起伏もあり変化に富んでいて普通の歩道よりずっと楽しい。その先には広い牧草地があり、急に視界が広がり手稲の山並みを望みながら散歩ができる。目の疲れを癒すためにもここは格好のコース。
20-4-12


先月にも感じたことだけど、なぜか日々の過ぎ去るのが早い気がする。この感覚は2月までの長年続けてきた生活のリズムに変化が起きてからのもので、これまでとは異なる不規則さがそうさせるのだろう。すでに4月も半分になろうとしているのにそんな気分にない。もうひとつはその季節の行事や予定がしっかり行われていないせいかもしれない。改めて日常生活の大切さを思う。
20-4-13


札幌のコロナの感染者は一時5人以下になり少し収まりかけたかと喜んでいたのに、その後10人台が続き、ついに札幌市と北海道からコロナ対策の共同宣言が出された。そのせいもあって、カルチャーセンターも4月から再開した絵画教室も再び休みに。自粛要請は5月6日までとなっているがそこで終わるかどうかはわからない。これで、さらに1ヶ月は非日常が続いてしまう。
20-4-14


どうしてもコロナの話が続いてしまう。戦争を体験してない世代としては初めての世界的な非常事態と危機だから、こうなるのも当然だ。世界はさておき、これから1ヶ月の生活のリズムをどう整えていくかも大事になる。これまでは外での仕事の日と卓球の日がリズムの大きな柱になっていたけれど、これからは曜日も関係なくなりそう、制作中心だとしてもリズムは大切。
20-4-15


さらに続く。1日のリズムは判で押したように決まっている。その基本は食事。これはよほどのことがない限り長年守られてきた。これさえ守っていれば大崩れの心配はない。しかし、週や月となったら何を基本にしたらいいのかわからない。これまで考えたこともないからそのきっかけさえ浮かんでこない。日々の積み重ねが週になり月になるけれど、それでは流されるのでは。
20-4-16


夜の歯磨きのとき、台所の曇りガラスからぼんやり見える隣家の居間の灯を見る度に思うことがある。きっと、早く布団に入るのも辛いのではと。すぐに寝付けずあれこれ考えて眠られないなら我慢してでも遅く寝るのではないのかと。実は昨年の暮れに母と子のふたり暮らしだった50代と思われる息子さんを交通事故で突然失ったというのだ。それでも生きていかねばならない。
20-4-17


安春川での激しい戦い。最近の散歩コースになっている安春川では仲むつまじく穏やかなカモのつがいの姿がたくさん見受けられる。しかし、そこに単独のオスが割り込もうとすると、つがいのオスは威嚇し、たとえ飛び立っても後を追い攻撃の手を緩めない。置いていかれたメスは困ったようにそこで待つ。その間に違うオスが寄って来たりして、早く戻って来いと心配になる。
20-4-18


続き。鳥の世界もどうやらオスの方が多いからこうなるのだろう。ところで、つがいのオスとメスのカップル誕生はどこから始まり、その決め手は何なんだろう。会話はできないから見た目で判断するしかない。そこには選択基準があるはずだ。どっちにしても選択権はメスにある。オスは懸命に自分を誇示するしかない。そんな疑問に答えてくれる記事が新聞に載っていた。続く。
20-4-19


それは本を紹介するコーナーにあり、タイトルは『美の進化』。ダーウィンの進化論には自然選択と性選択があって性選択では配偶者を色彩や装飾の美しさでより好むことが種の進化に関係するのだという。孔雀の羽根は求愛のためと知っていたが鳥全体がそうだったのだ。確かにカモのオスも綺麗な色合いになっている。しかし、短い紹介文には好みの基準が書かれてなくて少し残念。
20-4-20











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