ピアノコンクール本選(予選を通過した方の大会)が終了しました。
予選を通過した子供達なので、しっかりと演奏する事が出来、実力もあります。
この本選を通過した子供達は、全国大会で演奏する事になります。
よくあるコンクール話に、審査員の先生に習っている生徒が入賞する。という不公平な話があったりしますが、このコンクールでは、審査員の先生方がつけた点数の最高点と最低点を除いた平均値を得点とします。ですから、特別に高い点数をつけたり、また、とても厳しく低い点数をつけても、カットされてしまいます。参加者の氏名、学校名、指導者名も伏せてあります。
また、参加者には審査員の講評(演奏者の良い点、アドバイスなどが書かれたもの)が頂けるようになっています。
また、このコンクールは自由曲制です。
私が審査した当日は、午前から、午後9頃までありました。
全国大会で演奏をしてほしいと感じた出場者は、皆さん本選を通過したようです。
ショパン、ベ―ト―ヴェンの曲が多かったのですが、ショパンは、もっと細やかな所、ベ―ト―ヴェンは、きっちりとエネルギーを感じる演奏、
細やかなことを言うときりがありませんが、高学年には、気をつけて演奏をして頂きたいと思いました。
後は、やはり手首の使い方や、オクターブで演奏をする時の手の形、体の使い方が気になりました。
基礎的なテクニックが身に付いていると思われる子供の演奏の音は、とても美しくきれいに響いてきます。
加えて、細やかな演奏のテクニックにより、多彩な音色が生まれてきます。感情のコントロールも必要です。
高校生の参加者が多く、とても感心致しました。きっと、勉強や、部活など とても忙しく過ごしていることでしょう。
自分のピアノ生徒ではありませんが、なんだかとても嬉しく思い、応援したい気持ちです。
参加者の一人一人にしっかりと、講評を書かせていただきました。
他の審査員の先生方(音大の先生含む)の講評も大事に受け止めて、日々の練習に生かして頂きたいと思います。