なかなかブログ

無計画で気まぐれなドライブが趣味です。音楽、写真も好きです。

2011年3月10日の湧き水取り

2013-04-02 23:49:17 | 天災、人災、事故
日本は水に恵まれていて、水質調査で問題のなかった湧き水を安心して飲めた。
この日以降、地から湧く水を安心して飲用できなくなってしまうとは思ってもいなかった。

あの震災が起きる前日に、茨城と福島の県境にある八溝山へ湧き水を取りに行った。



親戚にお水取りや風水に詳しい人がいて、3月10日の北東方面が吉方ということで、前々から行くように勧められていた。

ところどころ雪の残る中、車で山道を走り、道路わきに車を止めて、歩いて湧水群を目指す。
あちらこちらに湧き水が流れていて、どこからか水の流れる音が聞こえる。



山の中は前日に積もったと思われる雪がきれいに残り、いずれこの雪も山の地層でろ過されて湧き水となるんだろうかと思うと、自然の循環ってよくできてるなと感じた。

湧き水のくめるところまでの案内が書いてあり、数名の人が同じように湧き水をアルミ缶やボトルに汲んでいる。







帰りに大子町内を流れる清流で少量の砂を取り持ち帰った。
空も空気も川も青く穏やかで、このまま自然に癒された穏やかな気持ちで居たいなと思っていた。

まさか翌日には、水の恐ろしさと、ありがたさに気づかされる出来事が起きるとは思ってもいなかった。

この日採取した水を部屋に置き、手を付ける前に原発が爆発した。
一時は水道水の使用が制限され、スーパーから水が消えた。

汲んできた水を部屋に置き、水の大切さを思った。

今は「放射能」という目に見えない不安が、自然界にあるこれらのものを以前よりも放射性物質と化させているのかもしれない。

原発事故の前も後も、電力に頼らざるを得ない世の中になり、それにお世話になっている。
今まで電力から得られた快適や便利という自己利益を棚に上げて、すべてを責めることはできないのかもしれない。

しかし今でも多くの方々が原発事故の影響で避難されています。
電力を提供する側もこの事故で学び、同じことを起こしてはならない。


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