涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

サッカー日本代表のブラジル戦の感想

2017-11-10 23:29:58 | スポーツ
サッカーの話。
強化試合のブラジル戦を観ていた。

結果は1-3の敗戦。
前半で勝負を決められたような内容だった。
選手が出鼻をくじかれて完全に浮足立ってしまった。
そして、そこで動きが緩いとみるや怒涛の勢いで攻めてくるブラジルは流石としか言いようがない。
強いチームというのはこういうもんだというお手本のようだった。
ボールを取ってからの動き、パスの判断の早さ、ボールへの寄せ、少しでも隙あらばシュートに持って行く攻撃意識の高さ。
日本の守備組織がボロボロだったとはいえ、どの動きをとってもエンジンのかかったセレソンは素晴らしかった。

個人的にはウィリアンのボールキープ力が非常に良かった。
バイタルエリアで奪い、中盤でボールを奪われずにガンガン進んでいくあのキープ力は非常に脅威だった。
そしてそこからネイマールに展開し、他の選手も連動していく。
ネイマールのマークが激しければジェズスが走り回ってゴールを狙い、エリア外からはマルセロがズドン。
2点目のマルセロのミドル、アレ利き足じゃない右で撃ってるんだよね。。
ああいうところで枠に行くだけでも怖いのに、あのスピードだ。
世界最高のSBの名は伊達じゃない。
3点目のジェズスのゴールも落ち着いていた。
試合終盤で同じような場面で浅野がクロスを盛大に外したのを観て、「ああコレがジェズスなら・・・」と思ってしまった。
こういう得点センスのある選手がいるのは羨ましい。
中盤も良いんだ。カゼミロはもちろんのこと、フェルナンジーニョが攻守に渡って躍動するシーンが多かった。
レナト・アウグストがいる分、フェルナンジーニョは恰好の見せ場だったのでモチベーションも高かったんだろう。

後半に入る頃、ブラジルはGKの交代を行っている。
セレソンの第一GKが定まっていないとはいえ、GKの交代を行われるのはちょっと屈辱だ。
とは言っても日本は後半に入って動きを修正し、ブラジルもギアを落としたこともあって攻勢に出てきた。
セットプレーからとはいえ槇野のヘディングゴールは素晴らしかったし、杉本のはオフサイドとは言え良い動きだった。
槇野は守備面でも大ポカがなく、やはりアナーキーなオーバーラップさえ抑えていれば安定していると感じる。

また、たらればの話になってしまうが、杉本のゴールがオンサイド判定となり、浅野が落ち着いて決めていれば3-3の同点になっていたかもしれない。
そう思わせてくれるほど、少しだけ光明が見えた気がした。
だが、それでも試合は前半で決まったようなもので、1-3という現実は変えることはできない。
特に前半の動きは全く褒められたものではなかった。
W杯本戦のGL第1戦でこの動きをしたら、速攻で終戦だ。
本戦では後半のような動きを交代枠3人の中で90分することが求められる。
その為にも選手たちは強化試合でもあっても緊張感を持って試合して欲しいなと感じた。

次はベルギー戦。
まだ出ていない選手もチャンスはあるだろうから、どんどんアピールして、ベルギー戦で良い結果を出してほしい。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Get outta my face you damn ... | トップ | 唐揚げにレモンをぶっかけろ »

スポーツ」カテゴリの最新記事