『ifi』Aバージョンを2回、Bバージョンを2回、計4回観てきました。
1回目が2列中央でJungminの細かな表情が観られて至福のお席でした、全体を観るのには近すぎて首が疲れるお席でした。贅沢なことを言ってますね。
2回目は
11列中央の全体を観るのにも丁度良く、出演者の表情もハッキリ肉眼で観られるお席でした。
3回目は13列右側、4回目東京千秋楽は19列目。
だんだん後ろ。でもそれぞれ良さはあったんです。後ろほど、ステージが美しく輝いて観えるということが。
このミュージカルは「オリジナル・ダンス・ミュージカル」と言われるだけあって、
ステージの端から端までダンサーさんたちが繰り広げるダンスを観ることで、視覚で感情表現を味わい堪能できるものになっています。
歌というよりダンスで味わう…
いや、どっちも!
もし、あの時あの場所でもうひとつの選択をしていたら?
人生には「もしも」はないけれど、誰でも一度は考えたことのあるようなテーマ…『ifi』は、選択によってAバージョンとBバージョンのそれぞれ違った人生をダンスと歌で表現をしています。
それからこのミュージカルで大事な舞台装置、
ワタシはこんな演出は初めてだったんですが、プロジェクションマッピングという空間映像を演出した舞台装置にドキドキさせられました!
ステージの中央にダイヤモンド型のスクリーンがドーンとあり、写し出される映像の向こう側が透けて見えて、その向こう側で演技やダンスがあり、映像と重なって、
演じる者たちがどんなストーリーで苦悩しているのかがより迫ってきました!
プロジェクションマッピングについて | PMAJ
ダンス…
ほぼダンス!って言うくらいに!
体をあんな風に使って表現するんだ~…
何度もあんぐりと口が開きそうになりましたもの。
白河直子さんのダンスは凄かった!指の先まで感情があるみたいです!
しなやかで、あまりに軟体で流れて溶けてしまうかのような動き。
切なさが伝わってきました。
子供を無くしたお母さんの心の表現です、悲しさを表すとこうなるのね、白河直子さん、素晴らしかったです!
ケントモリさん占星術師役の周りをストリーボードPさんが踊る・・・こんなダンスもあるんだ!とビックリなダンス。
クニャクニャ長い手足と胴体を使って不思議な動きでケントモリさんにまとわりつく。
怪しい未知の世界をPさんの動きが物語っていました。
一人一人のダンスが個性的で見事でした!
多国籍なダンサーさんたちの集合なのに解け合っているダンスは、バレエから始まって、どのジャンルに収まるのかわからないような斬新なダンスなどで不思議な世界観を出していました。
ワタシにはどう言葉で表現したら良いのか…
文才、こんなとき無いワタシは悔しくなります!
とにかく素晴らしかったです!
Bバージョンのラストを知った上で、もう一度観ると、色々なことの辻褄がしっくり合ってきました。
目が一人を追って見ていると全体が見えなくなるし、でも見逃したくないし、しっかり感動したいしと一生懸命に視る。
一人の動きに注目していると全体を見逃してしまうから
何回も何回も観て、
自分の向けるレンズを、今日はこの人中心に観てみようということが出来たなら良いのに。
だから、何度でも観たくなる。
ifi、もしもあの時あの選択をしていたなら…
もしもなんてあり得ないんです!
あったことを受け止めて生きて行かなければならないのです。
ifi…空想の世界。
受け止めきれない現実があったとき、いや、そんな重たいことでなくても、
人は考える…ifi…
そんな心の問いかけをしながら、幸せを求めて生きていくのでしょうね。
ちゃんとしたレビューを書けたならねぇ良いんだけどねぇ……
ここまで書いて、ふ~です。半分も?いや全然?まだ、蘭寿とむさんもJungminも出て来てない!
そのうち続きを書けたら書きます~
まとまりの無い文章を読んでくださり、ありがとうございます。
今日はこの辺で…m(__)m