保育士に求めること

保育士に求めること

私が園長をやってきて、保育士に求めること。
今日もたくさんの保育士の卵に出会いさらにそう思いました。
時々、こういうのを整理するために書いてみたいと思います。
　
保育士は、子どもに生きているって、嬉しいね、素晴らしいね！
と伝えていける人で、あってほしいと思います。
　
そのために、私が求めるのは、下の４つ。
　
1.温かさや思いやり
2.負けない心（向上心）
3.楽しむ心
４．誠実さ
　
このぐらいです。
技術がどうだとか。これが無いと、というのはあまり言いません。
人それぞれ得意な分野があるはずなのでそれを伸ばせば、良いと思います。
　
４つの中でも一番大切にしているのは温かさです。
愛情や思いやり、保育園という一つのチームを組むので、これが自然にあれば、問題ないです。
但し、これは資質の部分でもあります。福祉に携わる以上、誰かのために何かをしたい、
という気持ちが自然に沸き上がってこなければチームは作れません
。人のために頑張って嬉しい！と思えることが大切です。
そして、子どもたちの成長を喜べるといいですね。
　
チームは違う個性があるから初めて成り立ちます。
サッカーなどのスポーツと同じです。
本田選手と長友選手に同じポジションを任せません。
イチロー選手とダルビッシュ選手も役割が違います。
まずは与えられたポジションをしっかりこなすこと。
嫌なポジションの場合もあるでしょう。
でも最初は認めてもらえなくても負けない心で頑張れば、
必ず認めてくれます。
サッカーでいえば、サイドバックにも光は当たります！
それに自分が苦手なポジションを経験する方が後あと、大きな成長に
つながる場合もあります。
　
そして、何に対しても好奇心旺盛に楽しむこと。
楽しんでいる先生の周りに子どもは集まります。
いつもどうしたら、子どもは楽しいを超えて、驚くかな？と考えることが大切です。
　
最後に誠実さ。他人に嘘をつくようなスタッフは必ず、後で裏目に出ます。
子どもたちにも見透かされます。
　金の斧、銀の斧の話じゃないですが、誰かが必ず見ててくれます。
評価は自分でするものではなく、他人がするものです。
　
以上の４つの心を持っていると理想だなあ。
特に一つ目は重要。
後は、監督が采配すれば良い。
園長＝監督だと思います。
　
若者（私もそんなことを言う年に・・・）たちが子育てや福祉の世界に飛び込もうと
思ってほしいなあ。期待しています！
　
写真は昔の保育士時代（園長になる前）のものです。イギリス留学時代。