8月は紫薇花が咲く季節です。開花期間が長く百日紅(和名:サルスベリ)とも呼ばれます。
併せてお読みください。
中には『新唐書』の表記を根拠に、「紫薇」と「紫微」の使い分けに拘る人もいるようですが、もしかしたら、『康煕字典』を見ていないのかも知れません。
ただし、多くの中国人は、ほとんど区別なく、好きな方を使っています。
いずれにしろ、中国人による「紫薇」と「紫微」の混同や代用は、非常に頻繁(ひんぱん)で、中には「紫薇花」というべきところを「紫微花」と字を宛てている例さえ数多く見られます。試しにグーグルで
「紫薇花」を検索すると、
約 9,680,000 件(0.47 秒)
「紫微花」を検索すると、
約 215,000,000 件(0.28 秒)
と、圧倒的に「紫微花」のほうが多くヒットし、「紫微」という略字が多く使われていることを証明しています。
ついでに「紫薇星」を検索すると、
約 7,220,000 件(0.39 秒)
「紫微星」を検索すると、
約 4,090,000 件 (0.47 秒)
こちらは「紫薇星」の方が多くヒットします。
つまり、星が「紫微」で花が「紫薇」などと言う説明は全く成り立たず、まして造語である「紫薇斗数」が正しいか、「紫微斗数」が正しいか、などということは、誰にも断定できるわけもなく、現実にどちらの表記も使われてきたことが、文献上も証明されています。それに、発音が同じなら、他の字を代用で使う中国人の習慣からしても、気にするほうがどうかしているでしょう。
門派の門人であれば、自分の属する門派のテキストに従うべきなのは当然ですが、「紫薇」と「紫微」の違いは、専ら「文学的」な課題であり、他門派のことにまで口出しできるような問題ではありません。
況してや、どこの門人でもない、「研究者」などと称する「門外漢」が、門派で伝承されたテキストに対し、ケチを付けるなどということは、到底許されるものではありません。
門派の門人であれば、自分の属する門派のテキストに従うべきなのは当然ですが、「紫薇」と「紫微」の違いは、専ら「文学的」な課題であり、他門派のことにまで口出しできるような問題ではありません。
況してや、どこの門人でもない、「研究者」などと称する「門外漢」が、門派で伝承されたテキストに対し、ケチを付けるなどということは、到底許されるものではありません。
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(後記)最近のグーグルでは検索ヒット数が表示されないので、
試しに楽天ウェブ検索というもので試すと、
紫微花
約 54,400,000 件 1 ページ目
紫薇花
約 10,800,000 件 1 ページ目
やはり「紫微花」の方が多くヒットします。
ついでに「紫微星」と「紫薇星」を較べると、
紫微星
約 2,830,000 件 1 ページ目
紫薇星
約 10,800,000 件 1 ページ目
こちらは「紫薇星」の方が多くヒットします。
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明澄五術初代・梅素香が著した「紫薇大法」から第十代・王文澤の「紫薇心得」に到り、完成された紫薇斗数に第十三代・張明澄のまとめあげた「紫薇大全」を大公開。 |
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紫薇斗数の原型である、 如来蔵(守護仏)についても詳しく説明しております。 |
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