グラントマト社長の日記 《健康と環境の先進地域キラメキ福島をつくろう!》

グラントマト株式会社 南條 浩の公式ブログ です。

予見する

2022年11月17日 | 新着NEWS

車を運転していて、「まえからくるトラック、ヤバイ動きをしているから気を付けよう。」とか、「横断歩道の端っこに人が立っているから、前の車は止まるだろう。」とか、皆さん普通に予見を行っています。
誰にでも備わっている能力ですが、気の入れようでいろんな分野に応用もできますし、人によってはかなり先の未来まで見通すことができます。これはオカルトチックな話ではなくサイエンスの延長だと考えています。
しかし、そこに願望や欲望などの雑念が混じると、本当は気づいているはずなのに、そちらが優先してしまい予見力は著しく低下し、判断ミスと言われる現象が起きます。
これって普通のことですから、ことさら問題だと煽るわけではないのですが、経営者となると話は別です。
その判断ミスが会社に取り返しのつかないダメージを与えることがあります。日本の大手企業を見ていると、こういった事例がとても多いと思います。それは、非常にまじめで優秀なワンマン経営者や、逆に合議制で判断している経営体、問わず様々なケースで見受けられます。
過去の成功体験がそうさせているのか、不勉強がそうさせているのか、逆に勉強しすぎがそうさせているのか、社長の好みがそうさせているのか、理由は様々だと思います。
その判断ミスに早い段階で気づき、すぐに方向転換できればいいのですが、それもなかなか難しいようで、行きつくところまで行ってしまう事例も少なくありません。
私は、かれこれ、10年以上EVに乗っていますが、その進化は目覚ましいものがあります。リーフの初期型などは100㎞くらいしか走行しなかったので、実用性は有りませんでしたが、10年後の現在600㎞くらいのEVも出現し非常に満足度が向上しました。
その過程で、アンチの存在、インフラ構築の温度差、大手企業のトップの意固地な言動、海外がどんどん進化する中で日の丸自動車世界一という勘違い、など目にしてきて本当に勉強になった10年でした。近い将来結論が出るのは間違いありません。その結論は誰も望まないものになるでしょう。その結論は2016年12月13日青山でテスラに初めて試乗したときに予見したことです。
近未来、農業が非常に重要な役割を果たすと思います。もちろん農業より高付加価値な産業で国を支えられれば大変結構ですが、それはどこの国も同じ事を思っているので、自国で生産してね。と制限が強化されるでしょう。
ですので、産業構造のバランスを見直し、食糧の確保そして農業の重要性を見直し足腰の強い経済にしなければならないと思います。GDP貢献度は高くありませんが、おそらくそこからテコ入れしないと、ああでもないこうでもないと、成果のない議論行われるだけで、いつまでも産業の復活遅れるばかりです。
貧乏になっているのですから、貧乏な国を参考にしてみるくらいの謙虚さがあれば、予見力はすぐに冴えて活力がみなぎるのでしょうが、それにはもう少し時間がかかるような感じ。
だからと言って日本の将来を悲観しているのではありません。
すごい技術の米を見つけたので、その分野で農業生産者の所得向上ができるようなわくわく感。これでしばらく楽しめそうです。
皆さんも、自分のビジネスや生活を予見してみてください。結構面白い未来が訪れると思います。

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