南部吟遊詩人の写真館2

盛岡はめっきり涼しくなりました。先週までエアコンで冷房かけていたのに、朝晩は暖房が欲しくなります…(*´Д`)

打間木洞から登る遠島山ってどんな山なんですか?

2024年06月23日 15時59分52秒 | 県北地域

【撮影日:2024/4/27と5/11】

【本日の山行】5/11版

7:10 出発

8:05 山荘通過

8:20 休憩~8:30

9:30 山頂着

10:00 出発→天神森へ

10:35 断念して戻ってくる

帰り道に山荘で休憩(昼寝)

12:45 帰着

 

 

 

春です。

山の季節です。

 

「山の上から海を見るために、沿岸の山を登ろう」シリーズです。

「だったら鯨山とか五葉山とか行けばいいじゃん」とか言わないでください。

今まで、行ったことのない場所を開拓するのが楽しいのです。

 

さて、今回の標的は「遠島山」。沿岸の「野田村」にほど近く、旧「山形村」(現在、久慈市)の山ですが、

その辺り一帯では一番高い山です。もしかしたら、海も見えるのでは…。

そう思って、「遠島山」に行きます。

葛巻町、平庭高原を通っていくと狭い道を通ることになります。

かつて野田からの「塩の道」らしく、狭く、ウネウネしています。途中、古そうな集落をいくつか越えていきます。

 

そうして、入り口である「打間木洞」に着きました。

ここには洞窟があります。龍泉洞のような鍾乳洞です。

中はメチャクチャ長いようです。全貌は明らかになっていません。

入る前には久慈市教育委員会の許可が要ります。

観光用に公開された場所ではないのです。

専門の研究者か探検家でなくては危険なのでしょう。

日本の「洞窟王」吉田勝次氏はここにも入ったのでしょうか…。

ちなみに、先ほどの鳥居の奥が入り口になっております。

入り口は半分埋もれ掛かっていますが、ここが入り口です。

ちょっと前だと雪も残っていましたし、冷ややかな空気が流れだしています。

入るとむろん真っ暗なのですが、こういう小さな祠があります。

あと、蝙蝠がけっこういます。

右手が入り口です。しっかり閉ざされています。

ガッツリ、南京錠までかかっています。こいつは無理です(*´Д`)

配電盤もあります。実は中は少しは電気が通じていて、照明も用意されています。(たぶん入り口付近だけ)

 

実は私、以前ここに入っているんですよね。ツアー旅行で。

その時のページへ

 

まあ、今回は洞窟に用はないので山登りに行きます。

右手は閉鎖されているので、左手が登山道のようです。

間違いないっすね。

登っていきましょう。最初は林道です。

オフロードカーなら、十分登っていけそうです。

隣は川が流れています。この川を上った先には滝があり、「シャワークライミング」というイベントもあるそうです。

「シャワークライミング」を詳しく知りたい方へ

しかし、今はやっているかどうか…。

最近は酷暑だから気持ちがいいかもしれませんね。

沢登りはもう少し暑くなったら楽しいかもしれませんね。

水利施設???何のためのものでしょうか?

 

おっと、ちょっとだけ渡渉です。

いつのまにやら二合目。

これは、普通車では無理そうな感じですね…。

歩く分には狭くなったところからジャンプしましょう。(・∀・)

さらに進みます。新緑の季節ですね~~気持ちがいい。

(ただ、実際にはわりと虫が出てき始めている…。ちなみに5月初旬)

お花がキレイな季節。

分かれ道に来ました。(▲4月27日)(▼5月11日)

2週間で、変わるもんですね~~。

4月27日は下見に来たのでした。

もう一枚、比較をしてみましょう。遠島山荘の写真です。

▲4月27日  ▼5月11日

構図がほぼ一緒なので比較しやすいですね(・∀・)

ちなみに、ここまで広いのはココがかつて駐車場兼キャンプ場だったためと思われます。

左手の看板にそう書いてありました。しかし、ここで今どきキャンプやる方、いるんでしょうか…(*´Д`)

いくらキャンプブームとは言え、ここまで車で登ってくるのはかなり大変だし、しかも水場もトイレもないんですが。

 

ちなみに、遠島山荘です。

けっこうきれいです。

う~~ん、これは泊まってみたい。

ストーブとかあったかそうですよね。

台所とか、トイレもありましたよ。どっから水を引いているんでしょう?

囲炉裏っぽいところも。しかし、火の使い方をちゃんと気を付けないといけませんが。

 

さて、あとで時間が有ったら休憩してみましょう。今はとにかく山に登ってみます。

すぐ二股に分かれました。

ベンチらしき木材がありますね。

どうやら。こっちのようです。

左に行くとどうなるんだろう…???

割と道が広め…??もしかして車で来ることを想定されているのかな…???

クマよけの石油缶がありました。けっこう手入れのされている山なんですかね?

あれ?開けたところに出てきました。

もしかして駐車場??ここまで車で入ってくることが想定されていたのかな???

 

この辺、ニリンソウがキレイです。

 

案の定、このあと、だんだん山道っぽくなってきました。

けっこう倒木がいたるところにあります。

ただ、脇道もあるので、人がまったく入らないというわけでもなさそうです。

道は比較的、しっかりついています。

でも、倒木は多い。そんなに人手を入れて整備していない印象です。

所々にクマよけはあります。

「〇合目」の標識はけっこうこまめにありますし、倒壊もしていないので、多少の手入れはあるようです。

クマよけの缶。

巨木。広葉樹林帯です。けっこう原生林っぽいです。

だんだん、斜度が出てきました。

六合目。

また倒木です。フジツボみたいなキノコがいっぱい生えています。

5月はまだまだ緑もまばら。

また、でっかい倒木が……(*´Д`)

乗り越えて進みます。うん、普通の山道です。ガレ場などはないので歩きやすい方でしょう。

どんどん斜度がきつくなります。

山頂までもうすぐ。

雪がわずかに残っています。

ガレ場ではないですが、岩がゴツゴツ露出してきました。

木が岩の上から生えています。

山の中ではよくある光景ですが、不思議ですよね~~。木の生命力って強いですよね~~。

岩の下に空間がありました。熊が冬ごもりでもしていそうです。

 

なんとなく、山頂がちかい雰囲気がしてきました。

道が狭いですね。

山頂のようです!!!(・∀・)

着きましたね。祠があります。

小さな祠です。何が祀られているのでしょう。

なにやら、お賽銭とともにありますね。

かわいいお地蔵様です。(笑)

昭和43年ごろのもののようです。比較的新しいですね。

他には、こういった看板と…、

三角点の標識ですね。

こっちの木にも何やら貼られています。

こっちはもう朽ちかかっていますね。

これに至っては上の字とかが読めないです。

ちなみに、眺望はこんな感じ。

残念ながら。海は見えないようです。ちょっと海から遠すぎるようですね。

でも、あの霞んでいる先は海なのかな…???

 

このまま、隣の山である「天神森」を目指してみます。最初の内は道があります。

そのまま石碑の所まで出ます。この石碑はなんか古そうです。

この辺まではピンクテープがあります。

ただ、道は完全に藪こきになります。

地図やコンパスで方向は確認できますが、歩くのは困難です。ピンクテープもどんどん減って、見えなくなります。

天神森は雪の季節だけのようです。スノーシューはいて……来られるかなあ……(´・ω・`)

 

仕方ない。今回はあきらめて帰りましょう。

ブナの森の森林浴をしながら。

花を眺めながら。

 

【総評】

遠島山はけっこう距離が長く、歩きがいのある山です。

山荘までは1時間。そこから山頂まで1時間半が目安です。

行きはともかく、帰りに山荘で休憩するとちょうどいいですね。

 

(おわります)

 


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