平均寿命と健康寿命の違いをご存知ですか?
「平均寿命」とは生まれてから死ぬまでの期間を平均したもので、
「健康寿命」とは寝たきりや介護が必要になることなく健康的に日常生活を送ることができる期間のことを言います。
日本人の平均寿命は、男性80.5歳、女性が86.8歳(2014年調べ2015年発表分)で、男女ともに80歳を超えています。
長生きになると気になってくるのが「健康寿命」です。
先日発表された茨城県立健康プラザ研究員の栗盛聖徳大学看護学部教授が2010~14年の5年間を調べた研究結果では、
平均寿命のうち、「健康寿命(余命)」が占める割合は、全国47都道府県で沖縄は男性90・4%で47位、
女性は83・7%で46位だったそうです。
沖縄県は平均寿命が長いので、その差が開きがちになるようですね。
平均寿命と健康寿命の差があればあるほど、周りの人の負担も増えますし、自分自身も生活がうまくできなくなってストレスを抱えてしまいます。
健康寿命を延ばすには、次のようなことが大切です。
① 適度な運動
ふだんから足腰を鍛えることが大切です。
体に大きな負担のない範囲で「ストレッチ」「階段のぼり」「ウォーキング」などの運動を取り入れると良いようです。
② バランスのとれた食生活と禁煙、深酒をしない
口に入れるものは大切です。
魚、野菜、玄米など中心にバランスよく食べるようにしましょう。
カルシウムを積極的にとったり、高齢者は肉類なども大切な栄養なのでまんべんなく食べるようにしましょう。
③ ストレスをためない
人と話す、積極的に出かける、など周りの人とかかわることは認知症予防にも良いといわれています。
定年後もできるだけ外に出かけて生きがいや趣味を見つけましょう。
これからは「健康寿命」を意識した健康管理をしていきたいですね。