先日のニュースで、
「厚生労働省は減塩を推進するため、産学官※の連携組織を今秋にも新設する」
という記事が出ていました。
※産学官とは、大学や研究機関が民間企業と協力して実用化、産業化する仕組みのことで、
企業(産)、大学や研究機関(学)、行政(官)の連携したり、
企業と大学を行政が仲介する場合があります。
記事によると、
「消費者がとくに意識しなくても食塩の摂取量を減らすことができるように
食品メーカーや小売店などの製品開発や商品陳列を工夫するなどすることを
支援する」ということです。
塩分の摂りすぎは脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。
実は日本は他国に比べても塩分の摂りすぎ傾向にあるんですよ。
日本人が1日に摂る食塩の量は平均で10.1g。
WHO(世界保健機関)が勧めているのは5g未満。
韓国、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどと比較しても
多いんです。
今回の取り組みでは、「減塩」といった商品を意識して選ばなくても
塩分が控えめな商品があたりまえ、
という環境にしていこう、ということのようです。
インスタント食品やスナック菓子、ファストフードなどは
塩分が大量に使われている場合があるので、
日常生活でも塩分ひかえめに注意していきたいですね。