今回の映画の副題は
「星のうたに想いをこめて」
たまたま出会ったユーマという生き物を
宇宙人ハンターから守るそうだ
このあらすじから私は
6年前の映画を思い浮かべた
坂上あゆみがフーちゃんという
謎生物を保護するあの映画である
坂上さんの変身の言葉も
「想いよ届けキュアエコー」だし
これはこじつけだがあえてこの映画と
スタプリとの共通点を探すならそれは
「言わなきゃわからない」だと思う
フーちゃんはあゆみのためだと想い
街を破壊しようとしたが
坂上さんはそんなフーちゃんに
自分の気持ちをちゃんと伝えることで
暴走を止めることができた
自分の中の正義が他人にとっても
正義であるとは限らないし
よかれと思ってやったことが
実は大切な人を傷つけるかもしれない
だから自分の気持ちはちゃんと
伝えなきゃいけない
それはNSシリーズにおける
グレルやユメタといった
他のキャラについても同じである
そして今回のスタプリにおいても
同様のことが言える
星を取り戻したいというコスモさんの想い
取られたものを取り返すのだから
少しくらい悪いことしても仕方ない
それは自分の中では筋が通るかもしれない
でもそれは間違いなく新たな争いを生む
現にもとは星を侵略したアイワーンも
彼女に対する恨みは非常に大きい
たとえ自分が仕掛けたことであっても
やられた記憶は自分がした記憶より
強く残ってしまうからである
その点で星奈ひかるはぶれない
争いの解決に何よりも話し合いを求めるのだ
星奈さんのあなたのことをもっと知りたい
そして私のことも知ってほしい
そうした態度がララをはじめとする
異世界の住人ですら受け入れさせるのだ
アラモードが追い続けた大好きの力
ハグプリが追い求めたなりたい私
スタプリが目指すのはそんな自分を
誰かに伝えること
星のうたに想いをこめて
彼女たちの想いはどこまで伝わるのだろうか