
青春の輝き(I NEED TO BE IN LOVE) カーペンターズ
中年のおっさんだったころ、カーペンターズの歌を聴いて、その独特のスタイルに魅せられ、半世紀あまり聞き続けている。カレンについてはほとんど知らない。だが豊かな声量と感情を抑え込んで、堂々と達観したような雰囲気は、いつどんな時でも自分を慰めてくれる。その中の一曲「青春の輝き」は、好きな人を積極的に愛せなかった自分の過去を悔いている歌である。
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歌詞(部分)
「やっと私は気が付いた ただで得られるものはないって ♪
私には愛することが必要だった ♪
分かっている 時間をかけすぎた ♪
中途半端な世界で完璧を求めた ♪
見つかると思っていたのが愚かしかった ♪」
カレンの歌の魅力が十分に発揮されているいい曲だ。雰囲気に深みと包容力があって、とこか懐かしさと郷愁を感じさせる。
残念なことにカレンは33歳で拒食症になり早世した。残した数々の歌声は、今でも私を慰めるように歌い続けてくれている。