そろそろ季節です

おばさま方がせっせと編んでいる毛糸のソックス。年中販売しているのですが、やはりこの季節になると様々な客層の方がお求めになります。うちのお店の前を通過するおじさまたちの目も、何かそわそわとクリスマスプレゼント探しに見えるのは気のせいでしょうか。
ドイツでは、どこへも出かけられず、レストランも閉まっていて豪華な食事もできず、各世帯の貯蓄高が上がっているそうです。例年でも、財布のひもの固いドイツ人が一番お金を使う時。今年は、クリスマスプレゼントが期待できそうですね。

直線編みですか

こちらはアガサさんのふわり羽織りもの。
直線編みとは思えないのは形の使い方とたっぷりのフリルのせいでしょうか。私も今度帰国時に教えてもらいます。このための糸を特別柔らかく紡いでおきますね。

できるだけふうわりと

ポーランドのメリノに近い繊維の細い羊毛で、様々な紡ぎ方ができます。普通に細く紡いで2本撚りしたいわゆる毛糸。1本から3本に撚りをかけられるナバホ撚糸。そしてまた、1本でできるだけ柔らかく紡いでそのまま使う単糸。（写真の糸）ソックスを編むには、できる限り細く長く紡いで2本撚りにした糸を、2本再度右回りに回して4本撚りにしたもの。
部分ロックダウン中のデュッセルドルフのお店では、今月はやはり編み物の日と糸紡ぎの日は自粛ですが、コロナの季節は手仕事の季節。全部編んでしまって糸をお探しという方はご連絡ください。

軽ーく軽ーく

柔らかい糸で編み進めるとくるくる巻けてくるマフラー。こちらもアガサさんのお教室で学べますよ。

赤ちゃんのソックスなども

おばさま方は編みぐるみ以外では、せっせとソックスを編みますが、ベビーのソックスやウエア、お人形さんの服もあります。そろそろ帽子も欲しくなるころですね。

引き返し編みのマフラー

アガサさんの引き返し編みのマフラーは、お手持ちの残り糸があれば自分の好みで色を組み合わせて、というかなるべくめちゃくちゃな色合いも楽しいのですが、模様編みの面白さでどんどん進みそうですね。できればnaokkの手紡ぎ糸を組み合わせていただければさらに嬉しいです。ポーランド羊毛の色見本はアガサさんでご覧ください。

Amigurumiもご用意してます

昨日、月曜日からドイツ全国で部分ロックダウンになり、飲食店やフィットネスは全部閉店を余儀なくされています。今回は食料品や日用品を扱っていないお店でも営業が許されているので、お店は開けていますが、よりしっかりマスク着用や距離に注意しての営業となります。それでも、常連のおばさまたちは、しばし寄っておしゃべりしていきました。おばさまたちは、工業製品の糸を使ってお人形さんの服や、Amigurumiの品物を展示販売しております。以前はかなりの時間うちのお店で編んでいましたが、現在は編まずになるべく時間を短く切り上げております。Origamiという言葉のように、Amigurumiはすでにドイツ語でもそのまま通じます。

こちらもナチュラル派

自然な風合いの糸を使って、またまたアガサさんがシックに着せてくれました。