✳日々徒然✳

気儘な独り身備忘録。

【長谷寺】

2021-01-15 18:00:00 | 旅行

2020年晩秋、『ふふ奈良』に行くまえに『長谷寺』に立ち寄った。

数年ぶり、前回は2年ほどまえのGWだった。あのときとは違い、今回は残念ながら曇天である。

おみくじをひくと、小吉だったか何だったか。

「争事、十中八九勝ち」とのこと。この文言が印象的であった。

紅葉もほぼ終わりかけた土曜朝、朝いちばんに訪れたこともあって、まだ参拝客は少ない。

この時期は、大観音様のおみ足に触れることができるという。

塗香をつけていただき、

この五色線を腕につけていただいて、おみ足に触れる。

信心深いわけではないが、ほっと落ち着くというか、静かな気持ちになる。

それから神仏霊場巡拝の御朱印をいただいた。

神仏霊場巡拝をはじめてから1年が経つが、なかなか巡ることができないのが実情である。

巡っていくうちに、少しずつ晴天がのぞきはじめた。

紅葉はほぼ終わりかけとはいえ、ところどころに鮮やかな紅葉が見られる。

めったに紅葉を見に出かけることもないワタシだが、来てみて良かった。参拝客も少ないし。コロナ禍では、もうそういった人の少なさを幸いとするしかない。

2020年は桜も見られなかったしなあ。

2021年はもう少し足繁く霊場巡拝できれば良いなあと思う。


【キトラ古墳にゆく】

2021-01-07 18:00:00 | 旅行

暮れの奈良行きについて、もう1つ。

この日のいちばんの目的はキトラ古墳であった。

小さな円墳、けれどこの大きな存在。

他に誰もいない。観光客も、地元民も、姿は見えず。

こういうとき、1人旅の喜びを噛みしめる。

近く、キトラ古墳も高松塚古墳も事前予約制で見学期間を設けるようである。

何年か前に行ったのも、この事前予約をしていくものだったと記憶している。

それぞれ少しずつ整備されてきているようだし、行く価値はあるだろう。

たとえば職場の隣がこんな公園だったらどんなにいいだろうなあ、などと思ったり。

昔はなかったこんな施設が出来ている。無料。

トイレもきれいでありがたい。

名前もいいね、『四神の館』。

レプリカが展示されている。

コロナさえなければ、ボタンを押して映像を流したり音声を流したりできるのだけれど、今はボタンに触れることができない。

こういうふうに映像が流れていく。

空間をひとりじめ、職員のほうが数が多いことになる。

キトラ古墳の天井は、かなり細かい星宿図になっている。読めないものも多い。

高松塚は簡略化されたもの。

『ふしぎ遊戯』を思い出す。ああ、星宿がいる、心宿がいる、女宿がいる…など。

ゆるやかな音楽にのせて、天井を見上げているだけで満足である。

とても良い時間だった。