神戸市立王子動物園のTwitterアカウントをご覧になったことはあるだろうか。
飼育員さんが愛にあふれた呟きと写真を載せてくれている。
ワタシはパンダに興味はないのだけれど、ふとフォローした王子動物園のTwitterを見ているうちに、いつの間にか神戸のお嬢様「タンタンさん」に惚れこんでしまっていた。
…というよりは、その投稿に滲みでる飼育員さんの深い愛情、深い慈しみの色あいに心惹かれたといったほうが正しいかもしれない。
#いい夢みろよ
#タンタンさんありがとう
#きみが幸せならぼくも幸せ(意訳)
そんなタグがつけられている。
飼育員さんの、タンタンさんへの愛情がよくわかる。投稿された写真が、また愛がなければ撮れないのではないかというような、良い写真なのである。
昨年から放送されていた番組をずっと見逃していたのだが、今日、その再放送があった。
NHKの『ごろごろパンダ日記』である。
タンタンさんが中国に帰る、ということについて語るとき、男性飼育員さんの2人とも、途中で涙がこぼれて言葉が続かなくなってしまった。
高齢パンダが余生を過ごすにはきっと幸せな場所だ。ずっと一緒にいたかったけれど、これはあの子にとっても最良の選択なのだ――そう言い聞かせるけれど、「この檻に入ってここを出て行ってしまえば、もう会うことは出来ない。そう考えると…」、涙がとまらないのである。飼育員さんの涙が。
年齢を重ねるにつれて確かに涙もろくなってきた自覚はあるが、いやあ、今日のはキツかった。これを書いているだけで、あの飼育員さんの涙を思い出して、ワタシの涙がとまらない。
パンダにとっての真の幸せが何なのか、それは何とも言えないけれど、「野生の世界から連れてこられて動物園にとどめるということ」「それは命を預かること」「ならば最大限快適に過ごせるようにしてやらなければならない」、飼育員さんたちがそう考えて日々睡眠も惜しんで寄り添っている、そのことに感動するような番組だった。
普段からTwitterを見ていたこともあったかもしれない。
こういう愛が、できるだけたくさん世の中にあふれていればいいなと思った。
王子動物園のTwitter見た事ありませんが貴ブログ読ませていただいて飼育員さんの心が伝わってきてジーンとしてます。
ありがとうございました♡
ぜひ王子動物園のTwitterをご覧いただけたらと思います。愛情いっぱいでとても幸せな気持ちになりますよ^^