朝食は『ダイニングルーム三笠』でいただく。
ミルクピッチャーは、最初から底がミルクで濡れており、持ち上げるとテーブルクロスに牛乳のしみが出来た。
洋食セットにして、エッグベネディクトを選ぶと、ほぼすべての品が同時に提供された。
このフルーツ&サラダプレートを食べ終えるあたりで、あたたかい卵料理が提供されるとありがたかったのだけれど、そこまでは求められないらしい。
BGMは大きすぎ、スタッフはばたばたと歩きまわり、残念ながらけっして優雅な朝食とはいえない。
奈良らしく、奈良漬が使用されたエッグベネディクトである。
パンが冷えているのも、もはややむを得ないのかもしれない。ジャムはアヲハタの使いきりパッケージである。あまりゆっくりする気分にもなれず、早々に席を立った。
だが昨夜の店が気に入って、本日ランチもそこを予約しているので、朝食などはもうどうでもよいのである。
相変わらず何だかなあというホテルステイになってしまったが、チェックアウトの際に「お部屋は快適にお過ごしいただけましたか」という一言があったので良しとする。すこぶる快適とは思えないが、その一言があるだけで気分は違う。もちろん何も文句は言わず、「ええ、ありがとうございました」と微笑んでホテルを出た。
ま、宿はやはり「人」なのです。
ちょっとした一言、ちょっとした気遣い、それだけですべての欠点は相殺される。
次回はやはり『ふふ奈良』か、あるいは駅前にできた新しいカジュアルホテルでいいか。そして夜は『osteria YURURI』と『うまっしゅ』で決まりだ。
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