義母はとても料理が上手で、炊き込み御飯などはプロ顔負けでした。白身魚の煮物のお汁で筍を炊いたり、烏賊の胴は大根と煮付け足と耳はサラダにとお金を掛けずに美味しいお惣菜を作っていました。
コツを聞くと「パーっと煎り付け、フワッと砂糖を利かせ、ジワーッと煮含めるのよ」とまるでお笑いの人のノリで、訳が分かりませんが、ニュアンスは汲み取れました。
そんなに料理上手な義母が、写真の料理本のテレビ番組を見ながらメモしていた様子で、沢山紙が挟まっていました。同居していなかったので、知らない義母の姿です。
次に夫の姉妹が来てくれた時に見せてみます。二人が要らないようなら、そのまま残すか私の伝家の宝刀「切り抜き帳」にするか、思案のしどころです。
今度のお正月のお節料理はこの本の中から幾つか作り、子供家族とおばあちゃんの事を思い出したいと思います。