友の家は何時でも開放しているサロンのようで、皆さんアポ無しで来られるようです。
考えられない位に長居されたり、宿泊を頼まれたり、私から見るとケジメの無さが気になりましたが、ご夫婦共にそれで良しとされるなら、口出しする事ではないと思っていました。
ただ「積善の家に余慶有り」の言葉通り、ご家族に良い事も沢山有ったようです。
私は人との距離はどんなに親しくとも保つべきと生きて来たので、淡白である代わりトラブルに巻き込まれる事も有りませんでした。
ただお困りの様子であれば、むしろ積極的に役に立ちたいと思っていて、そのように生きて来て今後もそうします。
そのお陰か、友人知人とは細く永くお付き合いが続いています。この生き方を「歩まずして転ばぬ事を誇るな」と考えると、私は正しい生き方をしたと言えるのか迷ってしまいます。
90歳の現役弁護士の湯川久子さんの本
「ほどよく距離を置きなさい」を読んだ時に迷いが少し無くなりました。
友が「あなたの様にしていれば良かったと思うよ」と言ってくれたので、決して正解ではないけれど、私にはこの道しかなかったかなと考えています。