今期初のネコバスで．．．

禁漁まで１ヶ月半と残り少なくなってきた。
というのに今年は上流の釣りがまだ一度も出来ていない。

昨年この川も台風によって大きく変わってしまった。
合わせるように自分の生活パターンも変わってしまった。

というわけで、ホームリバーにここにきてようやく入ることができた。
現地で偶然遭遇した釣友と久しぶりのネコバスに揺られる。
前のバスで人が入っていないと思われる場所で降りる。


川に降り立つと、昨年あれほどひどい状況だったのがうそのように
以前の流れに近づいていた。
勿論場所によってはまだまだその痕跡は大きいのだが、
破壊も再生もつくづく自然の力の偉大さに感心してしまう。

そして久々の流れに早速フライを浮かべる。
なかなかの好ポイントが続くのだが反応がない。
イワナたちはどうしたのだろう。
しばらくまったく無反応状態が続くので対岸に渡ると、
真新しい足跡を見つけた。しかも複数のようだ。原因はわかった。
途中から両岸に足跡が見られる。これは厳しい。
竿抜けもほとんどないようだ。

ティペット、フライサイズを落として小さなポイントを見逃さないようにして行くと、

ようやく出てくれました。それほど大きくはないものの、
この川のイワナ、それもあの激流をくぐってきただけあってパワー十分だった。
しかしこのあとも厳しい状況は変わらず、４時間ほどで反応３回。
ポイント移動もできないので、休憩をとりながら先行者の影響を少しでも軽くする。

そしてかなり釣り上がったある場所から急に反応が良くなりはじめ、
なんとか本来のこの川の雰囲気を味わうことができた。
しかし帰りのバスの時間までわずかだったので、あとは次回のお楽しみとした。
とりあえず、ようやく今期初の南ア上流部に来ることができたので満足。
帰りには釣友と再合流し、温泉に浸かって今日の釣りを締めくくることが出来た。


終了間際に愉しませてくれたまずまずの１尾。サンキュー！