思うようにいかないときもある。しかしなあ．．．

釣りに限らず、全てのバランスがとれるということはめったにない。
意気込みが裏目に出ることもあるし、
良い状況が一転して悪い方に転がる場合もある。

この日はそんな感じの１日となってしまった。


心地よい風

目にしみるこの新緑

そして晴れ渡った青空

ジンクリアな眼下の流れ

どう考えても今日は楽しい１日になるはずだった。

水辺までは片道２時間
ようやく山岳での満足な釣りが出来そうだと、
二人で快調に歩く．．．．

ようやく入渓点に到着
踏み後もわかりにくくなってしまった斜面を
慎重に下ると、ようやく流れが目に入ってきた。

しかし、ん？

なんだこの流れは？
ジンクリアだった下流とは大違いの濁り。

ショックを隠せない二人だったが、
とにかく竿を出してみることに．．．

が、しかし．．．．．

あっというまにカフェオレに、しかも濃いめの

完全にお手上げ！
それでもまだ濁りが入っていない脇の小さな流れから
７寸ほどのイワナが飛び出してくれ、
二人ともムギョは免れたものの、
ほとんどＵターンに近い状況となってしまった。

上流の工事の影響か、
それにしてはひどすぎるし、治まる気配もなかった。


帰り道の新緑だけがやけにまぶしかった。

サルの親子とご対面やら
タラの芽採りをしながら
新緑の中を楽しくウォーキング

が、しかしここでまた問題が。
下り道はどうしてもつま先に体重がかかりがち。

じつは山岳歩き用に軽くて歩きやすいキャンバスタイプの
ウェーディングシューズを購入。

コストパフォーマンスの良い「ｍａｚｕｍｅ」

軽いしはきやすいのだが、指定のサイズだとウェーダーにより
多少きつめになるようで、
歩くに連れつま先が痛くなってきた。
どうやらマメができたようだ

それでもなんとかガマンしながら車までもどる。

そしてこのまま撤収するのも寂しいので、
下流の本流を覗いてみた。
濁りはここまではきていないものの、
あまりの風の強さでロッドが振れない。

ということで、久しぶりの支流へ入ることになった。

懐かしいオーバーハングだ。

渓相、水色、水量ともに申し分ない。
しかし６時になろうかという時間帯であるにもかかわらず
魚からの反応は限りなく薄い。
やはりここはもっと上流でないと厳しいのかもしれない。


ということで、最初から最後までもう一つのりきれない
ツキのない１日となってしまった。

しかしこれで懲りるかといえば、まったくそんなことはない。
また次の釣行へと気持ちを切り替えている自分がそこにいた