静岡県には10月末まで釣りができる川が結構あります。
しかし、漁協のある川では放流も行われていることもあって、
魚影もそれなりにあり、9月末で禁漁になってしまう他県からも含め、多くの釣り人が訪れます。
自分の訪れる川は、そんな漁協の管理する川ではなく、
以前は漁協があった川や、もとから漁協のない川が中心なので、
魚影は少なく、多くの釣果は期待できないところです。
全く釣れないかもしれないし、もしかしたら意外な1尾に出会えるかもしれない。
そもそもが悪あがき、1尾に出会えればそれで良し。
ということで、最後の一週間、怒涛の悪あがき釣行に行ってきました。
最初の渓は毎年この時期に行くところ。
しかし、幾分魚影もあることで、最近は釣り人も多くなりバッティングすることも。
小さな渓なので、先行者があると万事休すとなります。
この日は初めてという友人を誘い入りました。
しかし、前半は反応も少なく苦戦。
昼頃からようやく反応が出始めたものの、ノラーズ症候群。
フッキングしてもバレるという厳しい1日になりました。
連日釣り人が入っているようなので、魚もスレているのかもしれません。
それでも小振りながらも綺麗なアマゴが出てくれました。
朱点が等間隔に並んでいる珍しい1尾でした。
これは珍しい青い沢ガニ。
珍しいといってもこのエリアの沢ガニは青いのが主流のようです。
そして二日置いて向かったのは、自身2度目の渓。
釣友よねさんの案内で、久しぶりに入ってみた。
渓相は素晴らしいが、漁協もなく、もともと魚影も多くない。
以前自主放流されたアマゴが残っている程度かもしれないが、
この渓相のすばらしさは、魚がいてほしいと釣り人ならみんな思うだろう。
でもなかなか釣れません。
これは貴重な1尾。
伊豆のアマゴのDNAがあるような丸いパーマークが印象的だった。
そんな渓なので、流れ以外にも目が向く。
珍しくはないが、自分が好きなコケを接写。小さな世界にも良さがある。
そして林道で珍しいホトトギスの花を発見
群生しているのを見るのは初めてだ。
そして最終日の31日
釣り仲間の3人組で訪れたのは、1週前に入った小渓。
自分は先日来たばかりということと、3人で入るには狭すぎるので、
自分だけ気になっていた本流に入ってみることにした。
渓相は悪くないのだが、堰堤の連続で釣りあがりはなかなか疲れる。
魚影はまばらだが、見かける魚体は7寸前後と悪くない。
ただ、釣れない(^^;
それでもこんな幅広の美形が出てくれた。
もう1尾は産卵床を掘ったと見えて、尾びれが大分痛んでいた。
堰堤で、かなりの良型をバラしたのが心残りではあったが、
はじめての流れをまずまず楽しめたので、
また来シーズンの楽しみが増えた。
ということで、悪あがき怒涛の一週間だったが、
それなりに楽しむことができた。
11月に入ると、各地の冬期ニジマス釣り場がOPENする。
釣りバカに禁漁期は無い
後半では2回ご一緒させていただきましたが、今回はちょっぴり厳しい結果になってしまい、残念に思っております。
それでも、美しい渓を歩き、少ないながら秋の彩のアマゴと出会え、ホトトギスをはじめとする様々な植物を目にすることができて、それぞれ良い秋の一日を過ごせたかなと思っております。
さて、これからは冬季エリアのシーズンに突入ですが、また是非タイミングを合わせてご一緒させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたし鱒~♪
いずれにせよ悪あがきなので、釣りができるだけでも上等ですね。
冬期エリアは開幕してしまいましたが、まだ厳しいところもありますが、これからだと思うので、またご一緒させてください。