こんばんは!
今日は、マーク&エンジェル・チャーノフ著「さあ、本当の自分に戻り幸せになろう」の序文を
少し読んでいて、気になった点があったのでそれを書きたいと思います。
「私とマークは、イベントで、あるエクササイズをよく実施しています。
参加者に、会場を見渡して「赤いもの」を見つけるようお願いするのです。
すると参加者は周りを注意深く見回して、さまざまなところに赤いものを
見出します。1、2分経ったところで、私たちが、「では目を閉じて、緑色のもの
があった場所を全て思い出してください」と言うと、全員が笑い出します。
赤いものを探すのに夢中だったせいで、緑色のものがまったく思い出せないのです。
緑色と赤が両方存在していたとしても、緑色に意識が向いていないので、参加者の
心の中には緑色がまったく見えません」
人はこれまでの経験や知識で、物に対する見方、癖をもっていて、目の前の人、出来事
などに対して、とても限定的な見方、自分が見たい見方になってしまっているのでは
ないかと思うのです。今は沢山情報が溢れていて、ある意味仕方のないこととは思いますが。
わたし自身、これまで、家族や職場含めて沢山の人と出会い、一緒に過ごしてきた中で、
そのひとの優しさ、思いやり、愛情、または助けを求めている、悲しみ、苦しみを聴いてほしい
認めてほしい、といった大切な何か、他者からのメッセージをたくさん見逃して来たのではないか、
と感じるのです。
自分の中の考えや思いを観るのと同時に、一方で、心を「空」にして、目の前の人、
出来事、景色に、そのままの自分、取り繕わない自分、素の自分で当たっていきたい、
これまでみたいに傷つくことを恐れるのではなく、感じたままにちいさな勇気を積み重ねていく
地道さを大切にしていきたいと改めて思いました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。