こんにちは^_^
今日は、「林住期」のまとめと気づきをお伝えしますので、よろしくお願いします。
作家の五木寛之さんは、著者「林住期」の中で「ずいぶん乱暴なことを書いたような気がする」と自嘲されていますが、人生100年時代と言われる今、こういった考え方に触れ、自問してみるのも有りではないかと思います。
1.林住期について
現代に生きる人々は、できるならば50歳で、一区切りつけて、一旦リタイヤし、一度それまでの生活を解体してみてはどうか?
古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。
「学生期」、「家住期」、そして「林住期」と「遊行期」。
「林住期(50歳から75歳)」とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことである。
鴨長明は、五十歳を過ぎて京の街を離れ、自然の中に独り住んだが、彼がそこに求めたのは俗世間の掟に縛られない精神の自由であった。
2.現実問題への備え(準備)
経済的な問題、両親や近親者の面倒、自分の健康問題、全てを承知の上で、著者は林住期をあえて人生のオマケにしたくないと考える。
そのためには、その前の家住期は、自分がいなくなった後の家族の生活も考慮し、資金も含めて様々な準備する期間にあてるなど、地味でつつましい日常の努力の積み重ねが重要と説く。
まずはこのような生き方を求めるところから始めてみる。経済的に難しい場合、「心の出家」(俗世間を捨て金をかけずに生きていくこと)への覚悟が要る。解決策は後からついてくる。
3.本当にやりたいことに向かう
林住期には、本当にやりたいことをやる。すべて「必要」からではなく、ビジネス、報酬と切り離して考え、自らの興味や心のなかで求めていた本来の生き方を大切にする。
その人固有の真の生きがいをどこに求めるのか?雑事に追われる日常から離れてゆっくり独りになって自問してみる。
(私の気づき)
五十歳で朝日新聞社を退社された、「魂の退社」の著者、稲垣えみ子さんの生き方に重なりました。こちらも良かったら読んでみて下さい。自分に照らし合わせると、やはり現実的な問題、家族含めた特に経済面が頭をもたげます。まずは週末や朝夜の時間を大切に使って、林住期への移行を志向していこうかと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。