日本の政治経済的課題 (その13- - -課題1(脱税大国ーその5/5(纏め)))
脱税大国の総括をします。今までに著者は”日本の税法は、Shoup派遣団の作った単純で実際的で優雅で公正な税制から、政治家と官僚の恣意的な改変により、複雑で非実際的で、奇怪で不公正なものになってしまった”と述べています。この本が出版された翌年EU(European Union-欧州連合)が発足し、壮大な、民主主義、市場主義、ネットワークとガバナンスの実験を展開し、その過程で、21世紀の国家や世界が目指すべき方向を示してくれています。1年前にInternetで公表された 大前研一氏の"EUに対抗する日本作り”(http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/68/)の中で、大前氏は今後の日本の税制の目指すべき方向を提言されています。私も大前研一氏の意見に賛成です。大前氏の提言されている税制は、付加価値税(現在の消費税と同じようなもの)と資産税の2本建てであります。
付加価値税は現状の5%で据え置き(GDP(またはGDI)の5%なので現状でも540兆円×0.05=27兆円)、資産税は金融資産(1500兆円)と固定資産(2000兆円)に1%課税され、35兆円あり合計すれば62兆円あり、これだけで現状の国家予算に匹敵する額になります。所得税はEUでは、20%台に落ちてきており(企業の誘致合戦になるので各国とも下げざるを得なくなってきている)将来は零(0)に収斂するだろうというのです。大前氏は道州制の主張者であり、私も賛成です。現在の地方産業の担い手は、殆どが江戸時代の各藩の殖産興業の成果であることを考えれば、各々の道州が自身が決定する方が遠くの連邦政府が画策するより遥かに実際的で有効な施策が出来ると考えます。連邦政府は道州の拠出する予算で(例えば10%の6兆円)で外交と軍備等を行えばよいというものです。
日本の大衆も漸く政治に関心を持ってきており、民主主義がこれから実現出来る体制になってきたと思います。法外の高利の金利がやっと法律で禁止されたので、多重債務者も根絶できる体制になってきました。
次は資産税を徴収する為に、国民総背番号制にして、全ての金融資産をこの背番号が無ければ、開設できなくすることです。この様にして貯金口座と株券や債券の取引口座を管理すれば、脱税できなくなります。
固定資産は、管理は今でも出来ているでしょうから、脱税は出来ないと思います。その次に中小企業の倒産時の生活権の確保を法律で行った上で所得税と消費税を、全ての会社(家族企業を含めて)に適用することです。
著者の述べる日本の脱税の体質は、日本人の宗教性が明治維新によってなくなってしまったことが一番の原因ではないかと考えます。復古神道が明治維新の中心思想となり、西洋文明崇拝と仏教と儒教を廃した体制に問題があったと考えます(廃仏棄釈)。西洋はキリスト教が衰えたりとはいえ、未だ強く庶民にも受け継がれています。日本の政治家や官僚が、法律を恣意的に改悪していった姿は、国会中継で我々は毎日のように見ています。日本の大衆はやっと目覚めたと言うのが現状だと思います。
仏教は宗教というより哲学なのです。もっと学校教育に哲学として教えるべきです。輪廻転生は釈迦の説くところではなく、釈迦の根本思想は因果応報なのです。これは永遠の真理です。この日本の現状を変えるのには、長期間が必要と考えます。明治維新以来140年が経っているのですから。
所得税は脱税し易いですが、消費税(付加価値税)と資産税は上記のようにすれば脱税できなくなります。
しかしながら、この日本人の脱税体質は、地球人としては落第です。このままでは現在の環境問題を到底解決できないでしょう。国際法で、全ての製品はメーカーが回収し、さらに各部品はそれらのメーカーに返却され、高いリサイクル率を法規で定め、違反すれば厳しい罰金を課すようにしなければ、環境問題は解決しないでしょう。公害は矯正されるどころか、深く静かに潜行しているのです。産業廃棄物の廃棄場所で何が起きているか、見てください。山は荒廃し、地下水は汚染され、惨憺たる状態です。したがって物価は上がるでしょう。。先進国では、職業は、後進国の発展で減り、収入は減るでしょう。後進国での車が増えれば、先進国がその分減らさなければならないでしょう。その中で生活していかなければならないのです。こうしなければ、人類は絶滅への道をひた走ることになるでしょう。(海鳴社刊行の粟屋かよ子著 ”破局(人類は生き残れるか)” を参照ください)
釈迦の言う ”山川草木悉有仏性”を体現し、自然との共生を図らなければ、ならないのです。いうなれば、人類が、釈迦の言う ”一切は空”という哲学を理解し実践しなければ、”人類は、 ’考える葦’ であったが故に絶滅した" と1億年後の、考えることの出来る生物に、言われるかもしれません。
少し話がそれましたが、環境問題は本当に大きな問題だと思います。それを思えば、日本人の脱税体質の脱却位は軽々と卒業しなければなりません。
皆様はどの様に考えられるでしょうか。
脱税大国の総括をします。今までに著者は”日本の税法は、Shoup派遣団の作った単純で実際的で優雅で公正な税制から、政治家と官僚の恣意的な改変により、複雑で非実際的で、奇怪で不公正なものになってしまった”と述べています。この本が出版された翌年EU(European Union-欧州連合)が発足し、壮大な、民主主義、市場主義、ネットワークとガバナンスの実験を展開し、その過程で、21世紀の国家や世界が目指すべき方向を示してくれています。1年前にInternetで公表された 大前研一氏の"EUに対抗する日本作り”(http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/68/)の中で、大前氏は今後の日本の税制の目指すべき方向を提言されています。私も大前研一氏の意見に賛成です。大前氏の提言されている税制は、付加価値税(現在の消費税と同じようなもの)と資産税の2本建てであります。
付加価値税は現状の5%で据え置き(GDP(またはGDI)の5%なので現状でも540兆円×0.05=27兆円)、資産税は金融資産(1500兆円)と固定資産(2000兆円)に1%課税され、35兆円あり合計すれば62兆円あり、これだけで現状の国家予算に匹敵する額になります。所得税はEUでは、20%台に落ちてきており(企業の誘致合戦になるので各国とも下げざるを得なくなってきている)将来は零(0)に収斂するだろうというのです。大前氏は道州制の主張者であり、私も賛成です。現在の地方産業の担い手は、殆どが江戸時代の各藩の殖産興業の成果であることを考えれば、各々の道州が自身が決定する方が遠くの連邦政府が画策するより遥かに実際的で有効な施策が出来ると考えます。連邦政府は道州の拠出する予算で(例えば10%の6兆円)で外交と軍備等を行えばよいというものです。
日本の大衆も漸く政治に関心を持ってきており、民主主義がこれから実現出来る体制になってきたと思います。法外の高利の金利がやっと法律で禁止されたので、多重債務者も根絶できる体制になってきました。
次は資産税を徴収する為に、国民総背番号制にして、全ての金融資産をこの背番号が無ければ、開設できなくすることです。この様にして貯金口座と株券や債券の取引口座を管理すれば、脱税できなくなります。
固定資産は、管理は今でも出来ているでしょうから、脱税は出来ないと思います。その次に中小企業の倒産時の生活権の確保を法律で行った上で所得税と消費税を、全ての会社(家族企業を含めて)に適用することです。
著者の述べる日本の脱税の体質は、日本人の宗教性が明治維新によってなくなってしまったことが一番の原因ではないかと考えます。復古神道が明治維新の中心思想となり、西洋文明崇拝と仏教と儒教を廃した体制に問題があったと考えます(廃仏棄釈)。西洋はキリスト教が衰えたりとはいえ、未だ強く庶民にも受け継がれています。日本の政治家や官僚が、法律を恣意的に改悪していった姿は、国会中継で我々は毎日のように見ています。日本の大衆はやっと目覚めたと言うのが現状だと思います。
仏教は宗教というより哲学なのです。もっと学校教育に哲学として教えるべきです。輪廻転生は釈迦の説くところではなく、釈迦の根本思想は因果応報なのです。これは永遠の真理です。この日本の現状を変えるのには、長期間が必要と考えます。明治維新以来140年が経っているのですから。
所得税は脱税し易いですが、消費税(付加価値税)と資産税は上記のようにすれば脱税できなくなります。
しかしながら、この日本人の脱税体質は、地球人としては落第です。このままでは現在の環境問題を到底解決できないでしょう。国際法で、全ての製品はメーカーが回収し、さらに各部品はそれらのメーカーに返却され、高いリサイクル率を法規で定め、違反すれば厳しい罰金を課すようにしなければ、環境問題は解決しないでしょう。公害は矯正されるどころか、深く静かに潜行しているのです。産業廃棄物の廃棄場所で何が起きているか、見てください。山は荒廃し、地下水は汚染され、惨憺たる状態です。したがって物価は上がるでしょう。。先進国では、職業は、後進国の発展で減り、収入は減るでしょう。後進国での車が増えれば、先進国がその分減らさなければならないでしょう。その中で生活していかなければならないのです。こうしなければ、人類は絶滅への道をひた走ることになるでしょう。(海鳴社刊行の粟屋かよ子著 ”破局(人類は生き残れるか)” を参照ください)
釈迦の言う ”山川草木悉有仏性”を体現し、自然との共生を図らなければ、ならないのです。いうなれば、人類が、釈迦の言う ”一切は空”という哲学を理解し実践しなければ、”人類は、 ’考える葦’ であったが故に絶滅した" と1億年後の、考えることの出来る生物に、言われるかもしれません。
少し話がそれましたが、環境問題は本当に大きな問題だと思います。それを思えば、日本人の脱税体質の脱却位は軽々と卒業しなければなりません。
皆様はどの様に考えられるでしょうか。
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