ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第225回」

2018-05-22 |   ビタペクト配布活動
 5月22日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第225回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを10個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は131個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2186部となりました。
 今回で通算241回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約123人の子どもにセルロースを、2186家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。

今回は2家族がミンスク(チェルノブイリ原発から約 350キロ)から保養に来ていました。


(家族A)

 お母さんが7人の子どもを引率していました。この家族には 6個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時7歳)25ベクレル
長男(14歳) 30ベクレル ○
長女(12歳) 38ベクレル ○
次女(10歳) 39ベクレル ○
三女 (8歳) 35ベクレル ○
四女 (5歳) 41ベクレル ○ 
五女 (1歳) 41ベクレル 
姪 (13歳) 25ベクレル ○

 子どもたちの健康状態について話を伺いましたが、特に持病などはないそうです。
 やはりチェルノブイリ原発から遠く離れたミンスクに住んでいて、ふだん放射能を意識せず暮らしていたところ、WBCで測定する機会に恵まれ、喜んだのもつかの間、こんな数値が出ると思っていなかったようで、びっくりしていました。
 お母さんは、
「我が家の子どもは牛乳をたくさん飲んでいるから? そう言えば毎年ナラチ湖のそばの森で採れたベリーをたくさん買って食べているけど、それのせい?」
と急にあれこれ思い出していましたが、食品そのものの測定をしないことにははっきりしたことは分かりません。
 ナラチ湖はベラルーシで一番大きい湖ですが、周囲は保養地でもあり放射能汚染地域ではありません。 念のため、今年ベリーの季節になったら、測定をすることを勧めました。
 ふだんミンスクで暮らしているので、市場に行けば、安くで測定してくれますから便利です。 


(家族B)

お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には4個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時7歳)18ベクレル
長女(16歳) 19ベクレル ○
次女(15歳) 17ベクレル 
長男(12歳) 13ベクレル
三女 (9歳) 24ベクレル ○
四女 (6歳) 30ベクレル ○
五女 (2歳) 37ベクレル ○ 

 お母さんにお話を伺いましたが、子ども達は健康とのことでした。
 この一家のお母さんの実家はミンスクから10キロほど郊外のところにある村で、そこで作られた野菜をもらっては、食べているそうです。
 この村は汚染地域ではありませんので、その野菜のせいで内部被爆したのかどうかと言うと、やはり測定しなければ何とも言えません。

 画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、5円玉のお守り、日本のシール、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。

 すごく日本語に興味を示していて、「日本語を勉強したい。」「漢字が書けるようになりたい。」と言っていたので、びっくりしました。
 将来有望かもしれません。
 昔のベラルーシ人の子どもは「えーこれ難しい。漢字を覚えるなんて無理。」と言う子どもがほとんどでしたが、21世紀生まれのベラルーシ人は、逆に「日本語勉強したい。」と言うチャレンジャーがほとんどです。
 将来が楽しみですね。
 
 今回のセルロースの購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第224回」

2018-04-28 |   ビタペクト配布活動
 4月28日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第224回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを9個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを3部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は121個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2184部となりました。
 今回で通算240回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約113人の子どもにセルロースを、2184家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。


 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から3家族が保養に来ていました。

(家族A)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。この家族には1個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時 6歳)22ベクレル
長男(15歳)18ベクレル 
長女(13歳)30ベクレル ○
次女(10歳)17ベクレル ○

 次女は甲状腺に異状が見つかり、投薬治療中。
 お母さん自身も卵巣摘出など複数の手術を受けており、今も体調不良が続いているそうです。

(家族B)

 お母さんが5人の子どもを引率していました。この家族には4個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時5歳)17ベクレル
長女(17歳) 22ベクレル ○
長男(11歳) 24ベクレル ○
次女 (8歳) 15ベクレル 
次男 (2歳) 33ベクレル ○
甥  (7歳) 26ベクレル ○
 
 長女は何ヶ月も微熱が続くので病院に行ったところ、自律神経失調症と判断され、今は投薬治療をうけているそうです。
 長男は甲状腺に嚢胞ができています。長女にもあったそうですが、自然と消えたと話していました。
 次男は心臓や血圧に問題があり、膝の関節の手術を受けたこともあります。

 家族Aと家族Bのお母さんは2人とも、チェルノブイリ原発事故が起きた後、すぐにロシアのサナトリウムに保養へ行かされたそうです。
 3ヶ月ほど滞在したそうですが、被曝の検査をしたかどうか覚えてないと話していました。


(家族C)

 お母さんが4人の子どもを引率していました。この家族には4個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(31歳) 22ベクレル
長男 (9歳) 29ベクレル ○
長女(11歳) 35ベクレル ○
次男 (8歳) 28ベクレル ○
三男 (4歳) 42ベクレル ○

 この家族には生後4ヶ月の次女がいますが、WBCの測定は受けていません。(お座りができませんから無理ですね。)
 長女には甲状腺に嚢胞ができています。
 お母さんは7歳のときに白血病にかかりましたが、化学療法で治し、環境のいい田舎暮らしをしたりして、治ったそうです。今は5人の子どもの母になっているのですから、すごいですね。

 この三家族はゴメリで以前にもWBCの測定を受けたことがあるそうですが(一人のお母さんは五ヶ月前に受けたそうです。)全員「異常なし」だったため、今回ベルラド研究所のWBCでそ測定して出てきた結果にびっくりしていました。

 画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、5円玉のお守り、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。
 
 今回のセルロースの購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第223回」

2018-04-09 |   ビタペクト配布活動
 4月9日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第223回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを5個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は112個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2181部となりました。
 今回で通算239回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約104人の子どもにセルロースを、2181家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。


 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が保養に来ていました。

(家族A)
 
 お母さんが5人の実子と2人の子ども(兄弟)を引率していました。この家族には2個のセルロースを渡しました。
 この家族は2016年5月にも保養滞在していたことがあります。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第193回」(家族A)

 2年前と今回のそれぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。今回○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時4歳)22ベクレル → 20ベクレル
長女 (7歳)27ベクレル ○ → 18ベクレル 
長男 (8歳)20ベクレル ○ → 22ベクレル ○
次女 (5歳)26ベクレル ○ → 27ベクレル ○
次男 (4歳)23ベクレル ○ → 15ベクレル
三女 (2歳)(今回初測定)19ベクレル
男子(15歳)(今回初測定)18ベクレル
男子 (7歳)(今回初測定)15ベクレル


 子どもたちの健康状態ですが、長女は甲状腺肥大、長男は突発性の頭痛に悩んでいるそうです。
 この家族のお母さんは意識が高く、あれは食べた方がいい、これは食べない方がいい、ととても詳しかったです。
 一方で、
「パンガシウスっていう魚は食べたらいけないんですよね? 福島で原発事故が起きたから。」
というような情報を仕入れていました。
 私はそんな話は聞いたことがないので「パンガシウス? 福島の事故と関係があるの?」
と逆に驚いたのですが、ベラルーシの意識高い系の人の間に広まっている噂だと思います。
 後で調べましたが、パンガシウスはPangasiusのことだと思いますが、ベトナムなど東南アジアで養殖されている魚で日本にも輸出されているようですが、福島の原発事故とは関係がないと思います。
 こういう一種のデマ(間違った知識)がベラルーシで広がっているのは、困るなと日本人として思いました。


(家族B)

 お母さんが3人の実子と4人の子どもを引率していました。この家族には3個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。今回○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時1歳)17ベクレル
長男 (9歳) 21ベクレル ○
次男 (7歳) 23ベクレル 
長女 (3歳) 17ベクレル ○
女子(15歳)  9ベクレル  
女子(12歳) 23ベクレル ○
女子(10歳) 12ベクレル 
女子 (9歳) 18ベクレル → 16ベクレル 

 このうち12歳と10歳の女の子は姉妹です。
 9歳の女の子は2017年にも他の家族に引率されて保養に来たことがあります。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第209回」

 子どもたち健康状態についてお母さんにお話を伺いました。
 次男はフェニルケトン尿症患者で、この病気の患者はビタペクトが飲めないことは知っていたのですが、セルロースも飲めないことが今回分かりました。
 仕方がないので、この次男にはセルロースをあげるのをやめました。代わりに長女にあげましたが、保養滞在中、みんなで食べてください・・・という形にしました。
 薬ではなく、食物繊維なので、「やせたい。」と話しているお母さんが摂取してもらっても何の問題もないですしね。 

 長男は慢性頭痛、引率してきた15歳の女の子も慢性頭痛だそうです。それにしても頭痛もちの子どもが多すぎますね。
 10歳の女の子も慢性頭痛で、しかも今回のセシウム測定の結果、高カリウム体質であることも分かりました。しかも普段は低血圧で、よく腹痛も起こすと話していました。
 頭痛の話を詳しく聞いていると、明らかに偏頭痛で、
「食餌療法はないですか?」
とお母さんに聞かれましたが、
「チョコレートとかピーナッツとか食べない方がいいと言われていますけどね・・・でも高カリウム体質のほうが気になるので、そのほうの対処法を考えた方がいいですよ。(そうしたら体質が変わって頭痛持ちなのも治ってくるかも・・・)」
と「私は医者ではないですが。」
と前置きしながら話しましたが、現地の医者は、診察しても、
「原因は分かりません。」
と言って何もしてくれていないそうです。
 高カリウム体質は治したほうがいいのですが、これは食餌療法(高カリウム食品をしばらく食べなければいいだけ。)で対処してほしいです。

 画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、和紙のしおりセット、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。
 
 今回のセルロースの購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第222回」

2018-03-19 |   ビタペクト配布活動
 3月19日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第222回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを6個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は107個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2180部となりました。
 今回で通算238回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約99人の子どもにセルロースを、2180家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。
 
 今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。

(家族A)

 お母さんがゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)の近くのテレシコビッチ村から、7人の子どもを引率していました
 この家族は2013年11月と2017年1月にも保養滞在していました。そのときの様子はこちらの過去ログをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第156回」(家族A) 
 
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第205回」(家族A)  

 この家族には3個のセルロースを渡しました。
 それぞれの前回と今回の内部被爆測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3あるいはセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時25歳)11ベクレル → 13ベクレル → 13ベクレル
女子(16歳)20ベクレル ○
男子(16歳)30ベクレル ○ → 21ベクレル ○ 17ベクレル
男子(10歳)29ベクレル ○
男子 (9歳)19ベクレル
女子 (7歳)6ベクレル
男子 (5歳)26ベクレル ○
女子 (5歳)17ベクレル

 このうちお母さんの里子は16歳の女の子と男の子だけです。
 年少の5人は兄弟で、普段は自分の母親と暮らしています。
 このお母さんは実子のほか、里子を育てて、その数合計30人になるのですが、当然その中には自立して、自分の家庭を持っている人もいます。
 その中で一人、お母さんが18歳になるまで育てた里子が、その後結婚し5人の子どもが生まれました。
 しかし、アルコール中毒になってしまい、失業してさらに妻子を捨てて、行方不明になってしまったそうです。
 かつて一生懸命育てた里子(生みの両親はともにアルコール中毒で若死にしています。)が、まじめな社会人、そして家庭人になってほしいと育ての親は思うものですが、こんなことになり、がっかりしたとこのお母さんは話していました。
 今回この保養の話があったとき、里子ではなくこのかつての里子の子ども5人を引率することにしたそうです。
 数多くの里子の中には大卒者が5人もいるのよ、とお母さんは話していましたが、何年も育ててきた里子が堕落してしまうのを見るのは本当に悲しい、とか「これだからアル中の子どもはアル中になるってずっと言われるのよ。」と嘆いていました。
 「もう年だし、自分自身も持病があるので、この16歳の里子が自立したら、もう里子をとるのはやめる。SOS子ども村に保養に来るのもこれで最後でしょう。」
とも話していました。
 この5人兄弟は父親がアル中になって、しかも子どもを捨てて出て行ってしまったことがストレスになってしまったせいか、年長の10歳の子どももおねしょが治らないそうです。
 今回に保養に来て、お母さんに会いたいとかホームシックになっている子もいるそうですが、「お父さんの話は全くしない。全く恋しがっていない。」そうです。
 このお母さんはもう里親をするのは引退して、平和なセカンドライフを送ってほしいです。30人の子どもたちがこのお母さんの健康と幸せのために何かしてあげてほしいと思いました。そして、この5人兄弟は次回は実の母親とSOS子ども村に保養に来てほしいなと思いました。
  
 
(家族B)

 お母さんがゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から、7人の子どもを引率していました。この家族には3個のセルロースを渡しました。
 それぞれの前回と今回の内部被爆測定結果はこのとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(30歳)12ベクレル
長男 (8歳)20ベクレル ○
長女 (8歳)26ベクレル ○
次女 (3歳)31ベクレル
男子(10歳) 4ベクレル
男子 (5歳) 7ベクレル
女子(11歳) 7ベクレル
女子 (5歳)25ベクレル ○

 11歳の女の子と5歳の女の子は姉妹で、モズィリ市(チェルノブイリ原発から約90キロ)で暮らしています。この姉妹はお母さんの洗礼子(宗教上の子ども)で、5歳の男の子はお母さんの友だちの子ども、10歳の男の子はこの保養に誘ってくれたゴメリの多子家庭協会会長の孫だそうです。

 お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。 
 長女は生まれつき心臓の壁に穴が開いていましたが、現在は自然とふさがったそうです。
 11歳の洗礼子は。アデノイドの除去手術を受けたことがります。
 5歳の洗礼子は鼻呼吸ができない(常に口呼吸)そうです。これも手術するしか治すほうほうがないのでしょうか。

 10歳の男の子は(おそらく祖母のコネで)毎年ベルギーへ保養に行っており、そこで
「サプリを飲んでいる。」
と本人が話していました。
「何のサプリ?」
と私がきいたら、
「たぶんペクチン」
と答え、さらには
 「だからぼくは4ベクレルなんだよ。」
と笑っていました。
 こういう話を聞くと、「この子だけ何だか得してる。」というふうに思われがちですが、私からすれば、ベラルーシの子ども一人でも、被曝量が少ない状態で育っているのを喜ばないといけない、と思います。
 また、やっぱりですねえ、世の中不公平なんですよ。運がいい子ども、悪い子どもが存在する、ということです。
 家族Aの五人兄弟は運悪く無責任な父親のところに生まれて被曝量も高い。(たったの)6ベクレルの子どもも一人いますが。)
 家族Bの男の子は祖母が協会長だから、外国へ毎年保養に行けて、ペクチンサプリも飲んでいて、被曝量がほとんどない。
 両者の運の良し悪しの差は大きいです。(将来また運命が変わっていくかもしれませんけどね。)
 
 画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、文房具セット、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。
 みんな漢字にびっくりしていましたが、興味津々の子どももいて、これをきっかけに将来日本語を勉強してくれたらなあ、と思いました。

 最後になりましたが、セルロース購入のため、寄付してくださった方、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第221回」

2018-02-26 |   ビタペクト配布活動
 2月26日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第221回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを4個と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は101個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2179部となりました。
 今回で通算237回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約93人の子どもにセルロースを、2179家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。
 
 今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
 
(家族A)

 キロフスク(チェルノブリ原発から約210キロ)から来た家族。お母さんが里子を7人引率していました。
 
 この家族には2個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時 25 歳) 10ベクレル
男子(15歳)19ベクレル 
女子(15歳)17ベクレル
男子(15歳)15ベクレル 
女子(14歳)23ベクレル ○
女子(13歳)25ベクレル ○
男子(12歳)15ベクレル
女子(12歳)12ベクレル

 お母さんに子どもたちの健康状態について質問しました。
 19ベクレルだった15歳の男の子は、肝臓病からアレルギー反応が出るそうで、春と秋は入院するほどだそうです。14歳の女の子は斜視でしたが、手術して治りました。副鼻腔炎にかかっていて、そのせいで本人は、
「顔が左右非対称だ。変に腫れている。」
と言っていましたが、斜視なのもそのせいで、それが手術して治ったので、少しはましな顔になったと喜んでいました。
 12才の女の子は、生まれつき心臓の壁に穴が開いていますが、経過を見ているところだそうです。
 子ども達は風邪をよくひくとお母さんは話していました。
 
 このお母さんは元看護師で最初のご主人との間に男の子が3人生まれて幸せに暮らしていたのが、ご主人が事故死・・・
 次のご主人との間に娘が生まれ、その後は里子を引き取っては育てることをずっと続けている人です。
 そのお母さん自身は腎臓に腫瘍ができ、一つ摘出手術を受けたそうです。
  

(家族B)
  
 ムィシコヴィチ(チェルノブリ原発から約210キロ)から来た家族。お母さんが実子2人と里子を4人引率していました。
 この家族には2個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。
 
母親(事故発生時11歳)14ベクレル
次男(9歳) 28ベクレル ○
女子(14歳)19ベクレル 
男子(13歳)19ベクレル 
男子(13歳)16ベクレル
男子 (8歳)33ベクレル ○

 実子の一人三男(4歳)は測定していません。
 次男も三男もアデノイドにかかっており、次男はよく胃痛を訴えるそうです。
 アデノイドが肥大しないための薬(とても高価でお母さんは困っていました。)の副作用かもしれませんが、医者は診察しても原因不明と言う診断しかしてくれないそうです。
 この一家のお父さんも胃痛に苦しんでいますが、家で飼っているヤギの乳を飲んだら、治るそうです。
 牛乳ではだめだそうです。ちなみに山羊乳も牛乳も放射能の検査をしたことは一度もないそうです。

 画像は記念撮影したものです。子どもたちには折り紙や折り鶴、千代紙人形、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。

 最後になりましたが、セルロース購入のため、寄付してくださった方、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第220回」

2018-02-05 |   ビタペクト配布活動
 2月5日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第220回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを6個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は97個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2177部となりました。
 今回で通算236回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約89人の子どもにセルロースを、2177家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回もビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。
 
 今回は3家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
 
(家族A)

 グルボーコエ(チェルノブイリ原発から約450キロ)から来た家族。
この家族にはセルロースを2個渡しました。
この一家は2008年、2014年、2015年、2017年にも保養に来たことがあります。
そのときの様子はこちらをご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第78回」(家族B)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第159回」(家族A)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第174回」(家族A)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第207回」(家族A)

 今回はお母さんが8人の子どもを引率していました。ただ、長女は測定していません。
 この家族には2個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時15歳)17ベクレル ○ → 16ベクレル → 12ベクレル → 14ベクレル → 14ベクレル
長女(26歳)  4ベクレル → 15ベクレル(今回測定せず)
次男(20歳) 17ベクレル(2014年) → 3ベクレル → 17ベクレル → 14ベクレル
三男(16歳) 27ベクレル ○ → 25ベクレル ○ → 19ベクレル → 14ベクレル →10ベクレル
次女(11歳)  0ベクレル → 33ベクレル ○ → 17ベクレル → 33ベクレル ○ → 26ベクレル ○
孫(女・4歳) 11ベクレル → 27ベクレル ○
孫(男・2歳) 17ベクレル → 26ベクレル 
男子(14歳) 22ベクレル ○ → 6ベクレル → 31ベクレル ○ → 7ベクレル
女子(18歳)(今回初測定)13ベクレル

 孫2人は長女の子どもです。チロ基金としてはこの長女とその娘は別の家族とせず(家族A)といっしょに表記しています。 三男は急性白血病患者です。14歳の男の子は養子で、肝臓に腫瘍ができています。
 このお母さんとはあまりゆっくり話ができませんでした。14歳の男の子と三男を連れてSOS子ども村のすぐ近くにある子ども腫瘍学センター(病院)に通院するのに付き添わないといけないためです。
 早く2人とも完治してほしいです。


(家族B)
 
 モロジェチノ市(チェルノブイリ原発から約390キロ)から来た家族。この家族には3個のセルロースを渡しました。
 この家族は2010年にも保養に来たことがあります。そのときのようすはこちらです。

チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第112回」(家族A)

 この家族には9人子どもがいますが、そのうち3人を保養に連れていました。
 それぞれの結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時20歳)13ベクレル
女子(14歳)31ベクレル ○ → 24ベクレル ○
女子(12歳)47ベクレル ○ → 27ベクレル ○
男子(10歳)48ベクレル ○ → 26ベクレル ○

 このうち12歳の女の子は去年とおととし、2回夏休みにドイツへ保養に行ったことがあるそうです。
 この一家はもともとブレスト州ストーリン地区で暮らしていましたが、1991年にミンスク州のモロジェチノ市に引っ越しました。
 お母さんと子どもたちには甲状腺肥大が見られましたが、子どものほうは治ってきているそうです。ただみんな風邪をひきやすいと話していました。
  

(家族C)

 スルツク(チェルノブイリ原発から約250キロ)から来た3人姉妹。この家族の引率者は家族Bのお母さんです。それで、家族Bの中にこの子ども3人を入れようかと思ったのですが、住んでいるところがモロジェチノとスルツクとかなり離れているので、別家族として数えることにしました。
 この姉妹には1個のセルロースを渡しました。それぞれの結果は以下のとおりです。

長女(17歳) 9ベクレル
次女(15歳)15ベクレル
三女(11歳)29ベクレル ○

 3人とも比較的健康だと言っていましたが、爪甲白斑ができており、
「これ、一体何?」
と気持ち悪がっていました。でも、放置しておいていいものらしいですね。
 

 画像は記念撮影したものです。通院や登校のため、ここに写っていない人もいます。
子どもたちには折り紙や折り鶴、千代紙人形、子どもたちの名前を書いた色紙などをプレゼントしました。

 最後になりましたが、セルロース購入のため、寄付してくださった方、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第219回」

2017-11-27 |   ビタペクト配布活動
 11月27日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第219回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はセルロースを6個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は91個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2176部となりました。
 今回で通算235回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約82人の子どもにセルロースを、2176家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回はビタペクトではなくセルロースを渡しました。ビタペクトの在庫がなくなり、現在搬入待ちです。
 セルロースも種類が増えました。今回は新製品の「ビタミンミックス」という商品です。(ロシア製。製造元はシュガロフという健康食品メーカーですが、HPはこちらです。)


 今回は2家族がゴメリ(チェルノブイリ原発から約140キロ)からSOS子ども村へ保養に来ていました。
 
(家族A)

 お母さんが7人の子どもを引率していました。この家族には1個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時 11歳)12ベクレル
長女(12歳) 10ベクレル 
長男 (1歳)  6ベクレル 
養女 (8歳)  5ベクレル
養子 (5歳) 23ベクレル ○
姪 (13歳) 13ベクレル  
女子(13歳) 19ベクレル 
女子(11歳) 19ベクレル

 13歳の姪、5歳の養子、8歳の養は生まれつき心臓の壁に穴があいています。
 このような子どもはたくさん生まれており、医者からは、
「成長したら、自然とふさがりますよ。」
と言われて、特に何も治療は受けていません。しかし13歳の姪はいまだにふさがっていないので、お母さんは医者の言うことはあてにならない、と話していました。


(家族B)

お母さんが7人の子どもを引率していました。この家族には5個のセルロースを渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにセルロースを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時9歳)11ベクレル
長男(10歳) 30ベクレル ○
次男 (7歳) 27ベクレル ○
三男 (3歳)  7ベクレル 
男子 (8歳) 23ベクレル ○
女子 (6歳)  7ベクレル  
男子 (8歳) 27ベクレル ○
女子 (6歳) 24ベクレル ○

 27ベクレルだった男の子と24ベクレルだった6歳の女の子は兄妹です。
 この女の子三男の心臓の壁に生まれつき穴があいています。 
 長男は生まれつき喉頭蓋がなかったそうです。この喉頭蓋がないと、飲み込んだ食べ物が気管のほうに入ったり、胃に入ったものが逆流したりします。
 長男は特に飲み物がうまく飲み込めず、お母さんは苦労していましたが、その後、喉頭蓋が少しずつ生えてきて(伸びてきて)4歳のころにはちゃんとあるようになりました。
 こうしてちゃんと飲み物や食べ物を飲み込めるようになったのですが、今でも本人は嚥下そのものを怖がっていて、ゆっくりとしか物が飲めないそうです。

 三男の内部被曝量が少ないのは、
「りんごのピューレが大好きで、毎日のようにたくさん食べている。ペクチンをたくさん摂っているからよ。」
とお母さんは話していました。
 このお母さんはパン工場で働いており、ペクチンやセルロースのほか、食物繊維のことにもとても詳しくて、こちらが教えるようなことはないぐらいでした。
 今回あげたセルロースにしても、きっと上手に料理に活用してくれるでしょう。

 
 画像は記念撮影したものです。学校に登校していたため、ここに写っていない子どももいます。
子どもたちには折り紙や折り鶴、お母さんたちに着物から作った巾着袋、子どもたちの名前を書いた絵葉書などをプレゼントしました。

 最後になりましたが、セルロース購入のため、寄贈してくださった方、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、手作りの巾着袋を寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第218回」

2017-11-13 |   ビタペクト配布活動
 11月13日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第218回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を8個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2614個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2174部となりました。
 今回で通算234回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2614人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2174家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。


 今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
 
(家族A)

 スモレビッチ(チェルノブイリ原発から約320キロ)から来た家族。
お母さんが9人の子どもを引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
 この家族は家庭タイプ孤児院と言われる家庭で、実子は同行していません。

母親(事故発生時23歳)10ベクレル
男子(16歳) 18ベクレル 
女子(14歳) 19ベクレル  
女子(14歳) 22ベクレル ○ 
男子(12歳) 21ベクレル ○
男子(11歳) 24ベクレル ○
女子(11歳) 24ベクレル ○ 
男子(11歳) 17ベクレル 
男子 (9歳) 14ベクレル 
女子 (9歳) 29ベクレル ○ 

 全員里子あるいは養子で、しかもこの家庭に引き取られたのも数年前だったり、3ヶ月前だったり子どもによってさまざまです。
 このうち14歳の女の子と24ベクレルだった11歳の男の子は血のつながりのある姉弟です。
 12歳の男の子と11歳の女の子も兄妹です。

 お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
 17ベクレルだった11歳の男の子は未熟児だったそうで、よく咳が出るそうです。
 子ども達はこの家庭に引き取られる前、みんな複雑な家庭環境で育っており、性格がおとなしすぎたり、逆に落ち着きがなかったり、子育てが大変そうでした。
 学校に入学しても成績が平均点取れない子どもが多いそうです。
 しかしお母さんは子どもたちに勉強だけではなく、音楽を教えることにして、さまざまな楽器を習わせており、コンクールでいい点数を取った子どももいるそうです。
 やっぱりそばにいる親の教育が大切ですよね。
 生みの親に育てられず、祖父と祖母に育てられてきたけれど、おじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんは収入が乏しいから(年金の額が少ない)急にこの家に引き取られた子どももいるそうです。
 難しいこともあるでしょうが、新しいお母さんとお父さんの元で、また新しい兄弟姉妹といっしょに心身ともに丈夫に育ってほしいなあ、と思います。
 


(家族B)
ジョージノ(チェルノブイリ原発から約330キロ)から来た家族。
お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。この家族も家庭タイプ孤児院と言われる家庭で、実子は同行していません。


母親(事故発生時11歳)11ベクレル
女子(12歳) 16ベクレル 
女子 (8歳) 25ベクレル ○ 
男子 (6歳) 24ベクレル ○
男子 (6歳) 17ベクレル 
男子 (6歳) 27ベクレル ○
男子 (2歳) 24ベクレル 

 このうち17ベクレルと27ベクレルの男の子2人は双子です。2歳の男の子は体重1キロ当たり20ベクレル以上でしたが、まだ2歳なのでビタペクト3は渡していません。

 子どもたちの健康状態についてお母さんにお話を伺いました。8歳の女の子は最近水ばかり大量に飲んでいるそうです。それは糖尿病なのでは・・・という話になり、もうすぐ病院へ連れて行くとお母さんは話していました。
 
 家族Aのお母さんのようにこのお母さんも里子と養子の教育が大変かつやりがいがある、と話していました。
 最近引き取られた子どもは、朝起きるとベッドの中でおしっこをするそうです。
「トイレでしましょう。」
と新しいおかあさんに言われても、生みの親と暮らしていたときは(おそらく育児放棄で)ベッドでおしっこするのが当たり前だったのでしょう。
 しつけし直すのが大変、と話していました。
「その点、生まれてすぐに産院で捨てられて(つまり親権放棄)そのまま施設に収容され、乳幼児の期間中時間割にそった生活を送ってきた子どもは基本的に行儀がいい。」
「そう、そういう子どもは引き取られても問題が少ないわ。」
と家族Aと家族Bのお母さん同士話し合っていましたが、横で聞いている私は、そういうものなのか・・・と驚くばかりです。
 こうして考えると下手に育児能力の全くない、あるいはやる気も全くない肉親に育てられるより、生まれてすぐ捨てられる方が子ども本人のためになるのか・・・と複雑な気持ちになりました。
 

 画像は記念撮影したものです。
子どもたちには折り紙や折り鶴、お母さんたちに着物から作った巾着袋、子どもたちの名前を書いた絵葉書などをプレゼントしました。
 日本語に大喜びで、
「本当に学校の成績が平均点以下なの・・・?」
と不思議に思うぐらい、子ども達からは、
「日本語勉強したい!」「この文字(カタカナ)は何て読むの?」「この棒(ーのこと)は何?」
と質問攻めに逢いました。

 今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、手作りの巾着袋を寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 



チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第217回」

2017-10-18 |   ビタペクト配布活動
 10月18日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第217回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を10個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2606個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2172部となりました。
 今回で通算233回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2606人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2172家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回は2家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。
 
(家族A)

 ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から4キロのところにあるゴロビンツィ村から来た家族。
 この家族は2015年にも保養に来たことがあります。そのときのようすはこちらです。
 
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第176回」 (家族B)

お母さんが8人の子どもを引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。


お母さんが実子3人と養子3人、そしてゴメリ市に住んでいる知人の子ども1人を引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。

 前回と今回のそれぞれの内部被曝の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生当時10歳)11ベクレル → 9ベクレル
長男(10歳) 43ベクレル ○ → 30ベクレル ○
次男(9歳) 21ベクレル ○ → 30ベクレル ○
三男(6歳) 18ベクレル → 22ベクレル ○
養子(8歳)(今回初測定)19ベクレル
養子(6歳) 27ベクレル ○ → 30ベクレル ○
養女(5歳) 29ベクレル ○ → 28ベクレル ○
養女(5歳) 37ベクレル ○ → 23ベクレル ○
養女(2歳) 22ベクレル

 前回この家族は 「女子(6歳) 39ベクレル ○」を引率していました。この女の子は今回保養に来た家族Bの子どもでした。今回の測定結果は(家族B)の長女の結果をご覧ください。
 さらにこの家ではさらに2歳の養女を引き取っていました。

 長男は今年突然、低血圧と頻脈になり、数ヶ月の間投薬治療を受けていたそうです。今は飲んでいないそうなので、ビタペクトを飲むことを勧めました。特にこの男の子はカリウム不足になっていて、お母さんは心配していました。
 23ベクレルだった5歳の養女は食物アレルギーです。お菓子を食べ過ぎると気管支炎になって咳が出るといういうことでした。お菓子を食べるのを控えるしか方法がなく、他の子どもと同じように食べられないので、泣いていました。
 お母さんの健康用の悩みはなく、健康だそうですが、「やせたい・・・。」と言っていました。
 お母さんは15年前からこの村にすんでおり、それまではカムチャッカやベラルーシの南部など、引越しが多い生活だったそうです。
  

(家族B)

 ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。
 お母さんが 6人の子どもを引率していました。この家族には4個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時4歳)12ベクレル
長女 (8歳) 39ベクレル ○ → 25ベクレル ○
次女 (6歳) 26ベクレル ○
長男 (4歳) 18ベクレル 
次男 (1歳) 18ベクレル 
男子 (8歳) 20ベクレル ○
男子 (6歳) 23ベクレル ○ 

 8歳と6歳の男の子は兄弟です。
 お母さんに子どもたちの健康状態を尋ねました。
 長女と次女は側弯症です。長男は、色覚異常で矯正めがねをかけています。
 お母さん自身は高校血圧が悩みだそうです。
 お母さんはウクライナ出身で12歳のときにゴメリに引っ越し、その後はずっとゴメリで暮らしているそうです。

 画像は記念撮影したものです。
 子どもたちには折り紙や折り鶴、定規や分度器のセット、スーパーマリオのシールなどををプレゼントをしました。今回は小さい子どもが多かったので、奪い合いのけんかがおきそうでした。

 今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙や文房具など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、折り紙や文房具
などを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第216回」

2017-09-19 |   ビタペクト配布活動
 9月19日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第216回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を7個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2596個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2171部となりました。
 今回で通算232回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2596人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2171家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



 今回は3家族がボブルイスク(チェルノブイリ原発から約200キロ)から保養に来ていました。


(家族A)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2013年12月、2015年5月にも保養に来たことがあります。そのときの様子はこちらです。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第157回」(家族B) 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第177回」(家族A)

 前回と今回のそれぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時9歳)9ベクレル ○ → 11ベクレル → 9ベクレル
長男(15歳)29ベクレル ○ → 35ベクレル ○ → 21ベクレル ○
次女(13歳)21ベクレル ○ → 27ベクレル ○ → 25ベクレル ○
次男(10歳)30ベクレル ○ → 25ベクレル ○ → 12ベクレル

 次女は甲状腺に異常があり、ホルモン剤を飲んでいます。その副作用で心臓の具合も悪くなり、半年おきに検査入院しないといけないそうです。
 お母さんは高血圧で心臓の具合も悪くなるときがあるそうです。  

 この一家は広い畑を持っており、また乳牛、ヤギ、羊、にわとり、豚など何十頭と飼って、常にその乳を飲んだり、肉を食べたりしています。しかし一度も放射能を測定していません。完全に被曝に関しては楽観主義という感じでした。


(家族B)

 お母さんが4人の子どもを引率していました。この家族には 2個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2014年10月にも保養に来たことがあります。そのときの様子はこちらです。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第167回」(家族B)

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
  
母親(事故発生時9歳)12ベクレル → 20ベクレル
長女(15歳) 26ベクレル ○ → 8ベクレル 
次女 (9歳) 12ベクレル → 21ベクレル ○
長男 (6歳) 21ベクレル ○ → 7ベクレル
三女 (4歳) 16ベクレル → 20ベクレル ○ 

 4人の子どものうち前回ビタペクトを飲んだ子どもは今回飲まなくてよくなり、前回飲まなかった子どもは今回飲まないといけないと逆転しました。

 長女は甲状腺にが肥大して、ヨウ素剤を飲んでいたところ、3年前は落ち着いてきました。しかし現在は甲状腺にのう胞が見つかり、再びヨウ素剤を飲んでいます。
 お母さんは看護士で、ボブルイスクの病院で働いていますが、近年脳卒中の患者が特に目立って増えてきたと話していました。半身不随ではなく、そのまま寝たきりになってしまう人が多いそうです。
 他にも1型糖尿病患者が増えたそうです。お母さん自身は高血圧で悩んでいるそうです。


(家族C)

 お母さんが実子2人と3人の男の子を引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2012年3月にも保養に来たことがあります。そのときの様子はこちらです。

チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第131回」(家族A)

 前回と今回のそれぞれの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時2歳)7ベクレル → 14ベクレル
長女(11歳)17ベクレル ○ → 15ベクレル
長男 (8歳) 0ベクレル → 23ベクレル ○
男子(14歳)21ベクレル ○ → 10ベクレル
男子 (9歳)(今回初測定)32ベクレル ○
男子 (8歳)(今回初測定)21ベクレル ○

 9歳と8歳の男の子は兄弟です。この兄弟のお母さんは妊娠中で、保養には来ていませんが、「チェルノブイリ 放射能と栄養」のコピーを渡すようこの引率したお母さんに頼みました。 

 この家族はお母さんも子どももよく胃炎を起こすそうです。それ以外は比較的健康ということでした。  

 今回の活動には日本の大学からの視察団の方が参加していましたので、記念撮影にもいっしょに写っています。
 子どもたちには折り紙や折り鶴、絵葉書などのプレゼントをしました。上記の健康状態の話を聞くと元気がなさそうな人たちが集まっているかのように聞こえますが、実際には子どもたちもお母さんも日本からのお客さんに大喜びで大はしゃぎでした。

 今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第215回」

2017-09-04 |   ビタペクト配布活動
 9月4日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第215回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を11個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを3部渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2589個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2170部となりました。
 今回で通算231回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2589人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2170家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回はコプゥリ市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から3家族がSOS子ども村へ保養に来ていました。


(家族A)

 お母さんが5人の子どもを引率していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時6歳)9ベクレル
長女(17歳) 25ベクレル ○
次女(13歳) 22ベクレル ○
三女(12歳) 26ベクレル ○
四女(10歳) 27ベクレル ○
五女 (9歳) 31ベクレル ○

 お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
 長女は12歳からアレルギー、慢性胃炎、卵巣にのう胞が見つかり、手術して除去したことがあるそうです。
 次女は低血圧でよく意識を失います。また遊走胆嚢(胆嚢の位置がよく変わる)だそうです。
 三女は健康。
 四女は慢性胃炎、心電図に異常が見つかり、再検査が必要です。
 五女も心電図で異常があり、また胸の左右の筋肉の大きさがちがうとお母さんは話していましたが、これは父親の家系からの遺伝だそうです。
 お母さん自身は高血圧に悩んでおり、胆石を持っています。


(家族B)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時2歳)27ベクレル
長女 (13歳) 23ベクレル ○
長男 (12歳) 29ベクレル ○
次男  (8歳) 32ベクレル ○

 長女は心臓に異常があり、背骨も湾曲しています。また鼻血がよく出ると悩んでいました。 長男は慢性胃炎、遊走胆嚢で、食事制限のある毎日です。
 次男は生後半年後、予防接種を受けたところ、高熱が出て食事を受け付けなくなりました。そのせいで腸閉塞を起こし、治すために4回手術を受けたところ、今度の麻酔のせいか鼻血が出るようになったそうです。他にも慢性胃炎も抱えており、お菓子も食べられないそうです。


(家族C)

 お母さんが4人の実子と姪を引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました
母親(事故発生時8歳)23ベクレル
長男(16歳) 3ベクレル 
次男(12歳) 27ベクレル ○
長女 (8歳) 32ベクレル ○
次女 (7歳) 12ベクレル 
姪  (6歳) 27ベクレル ○ 

 この一家は比較的健康で、次男の背骨が湾曲しているだけだそうです。
 お母さん自身は慢性の頭痛に悩んでいました。

 画像は記念撮影したものです。
 子どもたちには折り紙や折り鶴、定規や分度器のセットなどをプレゼントをしました。 お母さんたちには着物から作った巾着袋を贈りました。

 子ども達は小さい子供も日本語に興味を示しており、「日本語を勉強したい!」と口々に話していました。

 今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙や文房具など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、手作りの巾着袋を寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第214回」

2017-08-14 |   ビタペクト配布活動
 8月14日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第214回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を3個渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2578個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2167部となりました。
 今回で通算230回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2578人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2167家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回はミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)から1家族が自分の子ども11人と親戚の子ども2人を引率していました。
 姪2人はソリゴルスク(チェルノブイリ原発から約230キロ)で、親戚の子ども2人はスルーツク(チェルノブイリ原発から約250キロ)で暮らしています。
 この家族は2014年にもSOS子ども村で保養滞在しました。そのときの様子はこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第164回」

 それぞれの測定結果はこのとおりです。2014年の結果と今回の結果です。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

父親(チェルノブイリ事故発生時11歳)10ベクレル → 9ベクレル
母親(チェルノブイリ事故発生時15歳)14ベクレル → 12ベクレル
次女(17歳)11ベクレル → 14ベクレル
長男(16歳)23ベクレル ○ → 14ベクレル
次男(15歳)30ベクレル ○ → 15ベクレル
三男(14歳)40ベクレル ○ → 13ベクレル
三女(13歳)24ベクレル ○ → 14ベクレル
四男(11歳)16ベクレル → 22ベクレル ○
五男 (9歳)19ベクレル → 15ベクレル
六男 (8歳)41ベクレル ○ → 16ベクレル
四女 (6歳)33ベクレル ○ → 26ベクレル ○
五女 (4歳) 0ベクレル → 17ベクレル
姪 (10歳)28ベクレル ○ → 21ベクレル ○
姪  (6歳)17ベクレル(今回初測定)
女子(12歳)15ベクレル(今回初測定)
女子(11歳)16ベクレル(今回初測定)

 ご両親に子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
 前回は問題のある子どもも多かったのですが、お母さんは、
「ここのところ、みんな健康状態がよくなってきた。」
と話していました。
 親戚の子どもたちも、その親からは特に持病のことやアレルギーのことなど特に聞いていないということでした。
 みんなだんだん元気になってきていてよかったです。
 また前回は兄弟姉妹の間で内部被曝量にばらつきがありましたが、今回はほとんど差がありませんでした。
 
 画像は記念撮影したものです。
 子どもたちには折り紙や折り鶴、日本のシールやメモ用紙などのプレゼントをしました。 
「日本に行きたい。」「日本語を勉強したい。」と子ども達は話していましたが、ミンスクに住んでいるので、日本語学習のチャンスについてはハンディがないですよ。(^^)

 今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、折り紙や文房具など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第213回」

2017-07-18 |   ビタペクト配布活動
 7月18日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第213目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを4部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2576個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2167部となりました。
 今回で通算229回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2576人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2167家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回はモギリョフ市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から4家族がSOS子ども村で保養滞在をしていました。

(家族A)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時10歳)18ベクレル
長女 (9歳) 28ベクレル ○
次女 (5歳) 25ベクレル ○
長男 (1歳) 38ベクレル 

 お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
 長女は5歳になるまで元気だったのですが、突然白血病になりました。その後腎臓病も併発。尿が膀胱から腎臓に逆流するようになり、手術も受けましたが治らず、今でも1年に2回は検査入院しなければならないそうです。
 抗生物質の投与も続けており、近いうちにまた検査入院だそうです。入院中はビタペクト3の摂取はとりあえず中止するよう言っておきましたが、お母さんが、
「どうしたら病気が治るのか、できることはなんでもしたいけど、分からない。」
と言っているのを聞いていて、本当に気の毒になりました。
 5歳まで元気だった子どもが急に白血病になるなんて、最初聞いたときは家族みんなすごくショックだったと思います。

 お母さん自身は自分の脱毛に悩んでいました。確かに40代とは思えないほど、髪の毛が薄かったです。あくまで平均の話ですが、日本人と比べると、ベラルーシ人は髪の量が少ないので、若くから薄毛になる人が多いのですが、何と言って私からアドバイスしたらいいのか分かりませんでした。


(家族B)

 お母さんが4人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時18歳)18ベクレル
次男(17歳)17ベクレル 
三男(14歳)23ベクレル ○
長女(10歳) 5ベクレル

 この一家にはすでに成人の長男がいます。今回保養に来た三人の子どもですが、難病にかかっていました。
 細胞壁に異常が出るため、筋肉が柔らかくなりすぎて腱で筋肉とつながっている骨も正常に成長しない、という病気だそうです。背骨も歪んで、激しいスポーツもできません。
 両親はこの病気にかかっていないのですが、兄弟三人が同じ病気なのです遺伝病だと思います。(マルファン症候群)に症状が似ていますが、お母さんははっきりと病名を言っていませんでした。)
 三男は視力低下のほか、甲状腺機能亢進症、心臓の壁に穴があいているそうです。
 背骨がまっすぐ成長するために手術を受けたとも話していました。

 お母さんは現在、甲状腺に線種ができているそうです。また関節痛がひどくなってきているそうです。
 子ども三人も骨の病気(原因は筋肉のほうですが。)になっていますが、お母さんも関節や背骨が痛いということで、遺伝的な要因がやはりあるのかなあと思いました。あくまで体質的なものですが。お母さんは子どものころはとても体が柔らかかったそうです。

 ちなみにこの一家で一番内部被曝量が少なかった長女ですが、すごくりんごが好きな子で、乾燥させたりんごを毎日食べているそうです。ペクチンの摂取量が多いから、こういう結果だったのかもしれません。


(家族C)

 お母さんが2人の子どもを引率していました。この家族には 1個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時16歳)29ベクレル
長男(11歳) 29ベクレル ○
次男 (6歳) 17ベクレル 

 長男は5年前、6歳のときに心臓の壁に穴があいていると診断されたそうです。それまでの検査では問題なしだったのに、突然、「これは生まれつきですね。」と医者に言われたのですが、ベラルーシでは心臓の壁に穴があいている子どもはたくさんいるので、普通、経過観察しましょう、と言われて終わりです。その後の追跡調査では、第二次性長期のころに自然とふさがる人が多いです。
 このお母さんは医者から、「アモソフのペースト」を子どもに与えなさい、とアドバイスを受けたので、そのとおりにしたところ、10歳になった去年の検査では心臓の壁の穴がふさがったそうです。
 よかったですね! それで、そのアモソフのペーストって何ですかと尋ねると、作り方がネットで検索できると教えてもらいました。家族Bのお母さんも14歳の三男の心臓の壁の穴がふさがらないので、私も作るわ! と言っていました。
 アモソフのペーストのレシピはこちらです。
 画像はあるけどロシア語です。これによると、ロシアの科学アカデミーの学者、アモソフが免疫力強化、病後の体力回復、心臓によいビタミンやミネラルを効率よく摂るために考案したものだそうです。
 冬場に毎日食べれば、風邪予防にもなるそうです。サプリメントを買うより、こちらのほうがいいかもしれませんね。
 私も作ってみます。

 子ども達は今は健康だそうです。お母さんは次男出産後、高血圧になってしまったと話していました。


(家族D)

 お母さんが2人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時13歳)15ベクレル
長女(11歳) 23ベクレル ○
長男 (9歳) 17ベクレル 

 長男は血小板減少症という症状が出る病気にかかっています。原因ははっきりしていませんが、生後間もなく、鼻血が出るようになり、血液検査を受けたら、血小板の数が少ないことが判明。
 ホルモン剤投与で治療しましたが、副作用で大変苦しんだそうです。
 今は血小板の数値も落ち着いて、ホルモン剤の投与は受けていませんが、それでも基準より少ない数値のまま。完全に治すのは難しいそうです。
 ベラルーシの医者からはごま油がいいと言われて、飲ませているそうです。
 日本でも血小板の数を増やすためにごまはいいと言われているみたいなのですが、ごま油でなくても、ふつうにごまでいいような気がします。
 ベラルーシの医者はごま油のほうを勧めているみたいですが・・・。

 お母さんたちは、
「チェルノブイリ原発事故の後、数年してから病気の人、子どものガンが増えた。モギリョフには二棟のがん病棟があるが、今三棟めを建設中。子どものホスピスも作られた。」
と口々に話していました。
  
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書などをプレゼントしました。
 普通の折り紙セットのほか、ポケモン柄の折り紙も渡しました。ポケモンはやっぱり人気ですねえ。

 画像は記念撮影した様子です。風邪のため写っていない子どももいます。(保養には関係のない子も写っていますね。)(^^;)

 今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第212回」

2017-07-04 |   ビタペクト配布活動
 7月4日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第212目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを1部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2570個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2163部となりました。
 今回で通算228回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2570人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2163家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


 今回は2家族が保養滞在していました。


(家族A)

 ラゴイスク(チェルノブイリ原発から約340キロ)から来た家族。お母さんが7人の子どもを引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時4歳)9ベクレル
長男(11歳) 44ベクレル ○
長女 (8歳) 38ベクレル ○
次男 (6歳) 28ベクレル ○
次女 (5歳) 33ベクレル ○
三男 (1歳) 40ベクレル
男子(10歳) 32ベクレル ○
男子 (7歳) 43ベクレル ○ 

 10歳と7歳の男の子は兄弟です。お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
 8歳の長女は左手が動かせないそうです。出産時になかなか生まれなかったので、無理に器具を使って引っ張ったところ、左肩に障碍ができて、腕が麻痺してしまったのだそうです。左腕を上に上げることはできず、リハビリセンターに通ったり、リトアニアの医療センターに診察してもらったこともあるそうです。指先は動くようになったそうで、訓練すれば腕が動くようになるはずと医師から言われているので、家でも動かす練習をしているそうです。早く動くようになるといいですね。
 他の子ども達は比較的健康だそうです。もちろん冬場は風邪をよくひくと言っていましたが、慢性の持病などはないということでした。


(家族B)

 べレジノ市(チェルノブイリ原発から約280キロ)から10キロ離れた村から来た家族。
 この家族は2015年6月にも保養に来たことがあります。
 そのときの様子はこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第179回」(家族B)

 今回はお母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。2015年と今回のそれぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時5歳)17ベクレル → 14ベクレル
長女(16歳) 23ベクレル ○ → 27ベクレル ○
長男 (9歳) 22ベクレル ○ → 33ベクレル ○
次女 (7歳) 21ベクレル ○ → 49ベクレル ○
女子(17歳) 28ベクレル ○
男子 (9歳) 26ベクレル ○
女子 (8歳) 27ベクレル ○

 子どもたちの健康状態についてお母さんに話をうかがいました。

 長女は病気がちで、この1年で2回入院しました。今副鼻腔炎にかかって、手術するように言われていたのですが、今のところは経過観察の状態だそうです。

 長男は生まれつき、左手が短い障害児です。最近はベラルーシでもハイテクな義手を製造する会社がロシアから進出してきたそうで、お母さんは期待していました。それでも「車一台分ぐらいの値段するかも。」と話していました。国内産の義手だったらもっと安くなると思うのですが。
 この長男は最近花粉症になり、ベラルーシ国内のサナトリウムにも行って診察もしてもらったそうです。

 17歳の女の子はこの一家の子どもたちの幼馴染だそうです。生まれつき難聴で補聴器をつけています。今回特別に保養に行けたそうです。
     
 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書などをプレゼントしました。
 折り紙はポケモン柄で、ベラルーシの子どもも大喜びでした。やっぱりポケモンはみんな知っていますねえ。

画像は記念撮影した様子です。通院のため写っていない子どももいます。(保養には関係のない子も写っていますね。)(^^;)

 今回のビタペクト3の購入費には、CD「月と日」の売り上げを使いました。
 最後になりましたが、「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 べラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第211回」

2017-06-12 |   ビタペクト配布活動
6月12日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第211目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
 今回はビタペクト3を11個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2558個、セルロースの合計は85個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2162部となりました。
 今回で通算227回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2558人の子どもにビタペクトを、約76人の子どもにセルロースを、2162家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が保養滞在していました。
 

(家族A)

 この家族はお母さん画5人の子どもと2人の甥を引率していました。それぞれの測定結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を渡しました。この家族には6個のビタペクト3を渡しました。

母親(チェルノブイリ事故発生当時3歳)14ベクレル
長女(14歳)30ベクレル ○
長男(11歳)24ベクレル ○
次女 (9歳)33ベクレル ○
三女 (5歳)25ベクレル ○
次男 (2歳)37ベクレル △
甥 (13歳)19ベクレル △
甥  (9歳)48ベクレル ○

 △印の2人には、二人で一個のビタペクト3を渡しました。
 お母さんが、2歳の次男の値が高かったので、ぜひ飲ませたいという希望でしたが、もし問題が起これば、残りは13歳の甥に飲ませる、ということです。

 お母さんから子どもたちの健康状態について話を伺いました。
 長男は生まれつき、心臓の壁に穴が空いているそうです。そのうちふさがるだろうと医者に言われており、治療などは受けていません。本人は元気にサッカーなどやっているそうです。
 長女、長男、次女はイタリアで保養に行ったことがありますが、治療は受けていないそうです。

 この一家は田舎のおばあちゃんが採ってくるきのこを食べているそうです。もちろん測定したことはありません。ゴメリには食品を測定できる市場があるはずなので、そこで検査するほうがいいと話しました。


(家族B)
 
 両親が5人の実子と2人の甥を引率していました。
 それぞれの測定結果はこのとおりです。丸印の子どもにビタペクト3を渡しました。
 この家族には5個のビタペクト3を渡しました。

父親(チェルノブイリ原発事故発生当時18歳)14ベクレル
長男(14歳)14ベクレル
次男(11歳)39ベクレル ○
長女 (8歳)45ベクレル ○
三男 (6歳)31ベクレル ○
甥  (9歳)35ベクレル ○
甥  (5歳)27ベクレル ○

 2歳の次女と母親も保養に来ていましたが、SOS子ども村に来て、4日目次女がベッドから落ちて手首を骨折。病院へ行っていたので、WBCカウンターの測定ができませんでした。
 知らせを受けて、父親がゴメリからSOS子ども村へ。そのままいっしょに保養滞在することになったのですが、予算を計上していなかったので、お父さんはSOS子ども村で草刈りなどの仕事をしているそうです。
 SOS子ども村の職員さんは、
「最近の子どもは骨がもろすぎる。」
と言っていましたが、確かにそうかもしれません。

 子ども達は比較的健康だそうですが、長男と次男、母親は花粉症だそうです。
 ベラルーシは日本と比べると花粉症は少ないです。周りが森だらけの国だから、花粉症になると大変です。

 チェルノブイリ原発事故発生当時、お父さんは東ドイツ(当時)のソ連軍事基地で勤務していたそうで、事故のことは後から知ったそうです。 
 お父さんはヨガが趣味だそうで、健康維持のためいろいろ努力していると話していました。
 こんなご両親に元で育つ子ども達は運がいいですね。

 画像は記念撮影したものです。
 今回子どもたちに折り紙、折り鶴、絵葉書をプレゼントしました。
 日本語も勉強したい、日本に行きたい、高いビルに上りたい、と夢を語ってくれました。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。