東日本大震災から今日で5年。明日は福島第1原発が最初の放射能拡散を起こしてから5年ですね。
また3月11日という日付がやってきました。
後日詳しくご報告しますが、日本文化情報センターで東日本大震災を振り返り、また放射能被爆から自分を守る方法についてのベラルーシ人向けレクチャーを行います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご報告です。
日本文化情報センターで東日本大震災当時を振り返り、また5年が経過した現在の様子をベラルーシの人たちに知ってもらうための講演会を行いました。また放射能被爆対策についてもチロ基金の取り組みについてお話しました。
参加者は20名ほどで、ベラルーシでは日本という外国の震災については関心も薄れているのかもしれませんが、来場くださった方々はみんな意識が高く、困難の中でかえって見つけられたものを学ぼうという人たちばかりでした。
ベラルーシは地震も津波も起こらないので、被害の大きさや被災した日本人の辛苦など想像できない人も多いと思います。しかし放射能汚染に感しては、チェルノブイリ原発事故後に生まれた世代も無関係ではない現在進行形の問題なので、他人事ではない気持ちで会場に来てくれたと思います。
レクチャーでは震災に関する主なデータ。現在の状況、特に被災地の人口の減少について、また小児甲状腺がんの発病数についてお話しました。
もう120人以上も福島で甲状腺がんの子どもが見つかったという話では、ベラルーシ人も大変驚き、同情していました。
避難区域で無人となった地域に野生動物が繁殖しているという話では、チェルノブイリと同じだという感想でした。
「人種は関係なく、放射能汚染の問題が起こると結果は同じ。」という意見もありました。
福島もチェルノブイリの歩んだ道を通るのだろうか・・・と思いました。
もっとも海洋汚染への影響など、チェルノブイリが経験していない課題も福島(というより日本)にはあるので、未知の部分もあります。
レクチャーの後半にはペクチンやセルロースといった食物繊維が放射能を排出させる働きがあることの紹介、チロ基金がSOS子ども村でビタペクトを配り続けている活動についても話しました。
ミンスクなど非汚染地域に住んでいるベラルーシ人は意外とペクチンのことを知りませんので、もともとベラルーシ生まれのビタペクト3のことを詳しく紹介しました。
そのうえで参加者で、希望する人にビタペクト3を無料配布しました。
これでチロ基金のビタペクト配布活動は通算206回目となります。渡した数は16個になります。
ビタペクト3を購入するためにご寄付くださった方々に厚く御礼申し上げます。
実際には内部被曝量を測定してから飲んで、その後再測定するのが理想です。しかし参加者の全員がミンスク在住なので、ベルラド研究所に測定に行くのは簡単にできます。
意識が高い人は進んで測定に行くでしょうね。
結局拡散してしまった放射能を回収するすべはないのですから、とにかく病気にならないように自己防衛するしかない時代に私たちは生きており、じゃあどうすればいいのかと言えば、ちゃんと方法があるのだという結論です。
被爆しないように、被爆しても体の外に出すようにする対策をしながら生きていく時代に移行してしまったのだなと改めて思いました。
そのためにも情報の共有は大事ですよね。
そういう意味で今回このような場を設けることができたのは、よかったと思っています。
(画像は参加者の方々との記念撮影のようすです。)
また3月11日という日付がやってきました。
後日詳しくご報告しますが、日本文化情報センターで東日本大震災を振り返り、また放射能被爆から自分を守る方法についてのベラルーシ人向けレクチャーを行います。
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ご報告です。
日本文化情報センターで東日本大震災当時を振り返り、また5年が経過した現在の様子をベラルーシの人たちに知ってもらうための講演会を行いました。また放射能被爆対策についてもチロ基金の取り組みについてお話しました。
参加者は20名ほどで、ベラルーシでは日本という外国の震災については関心も薄れているのかもしれませんが、来場くださった方々はみんな意識が高く、困難の中でかえって見つけられたものを学ぼうという人たちばかりでした。
ベラルーシは地震も津波も起こらないので、被害の大きさや被災した日本人の辛苦など想像できない人も多いと思います。しかし放射能汚染に感しては、チェルノブイリ原発事故後に生まれた世代も無関係ではない現在進行形の問題なので、他人事ではない気持ちで会場に来てくれたと思います。
レクチャーでは震災に関する主なデータ。現在の状況、特に被災地の人口の減少について、また小児甲状腺がんの発病数についてお話しました。
もう120人以上も福島で甲状腺がんの子どもが見つかったという話では、ベラルーシ人も大変驚き、同情していました。
避難区域で無人となった地域に野生動物が繁殖しているという話では、チェルノブイリと同じだという感想でした。
「人種は関係なく、放射能汚染の問題が起こると結果は同じ。」という意見もありました。
福島もチェルノブイリの歩んだ道を通るのだろうか・・・と思いました。
もっとも海洋汚染への影響など、チェルノブイリが経験していない課題も福島(というより日本)にはあるので、未知の部分もあります。
レクチャーの後半にはペクチンやセルロースといった食物繊維が放射能を排出させる働きがあることの紹介、チロ基金がSOS子ども村でビタペクトを配り続けている活動についても話しました。
ミンスクなど非汚染地域に住んでいるベラルーシ人は意外とペクチンのことを知りませんので、もともとベラルーシ生まれのビタペクト3のことを詳しく紹介しました。
そのうえで参加者で、希望する人にビタペクト3を無料配布しました。
これでチロ基金のビタペクト配布活動は通算206回目となります。渡した数は16個になります。
ビタペクト3を購入するためにご寄付くださった方々に厚く御礼申し上げます。
実際には内部被曝量を測定してから飲んで、その後再測定するのが理想です。しかし参加者の全員がミンスク在住なので、ベルラド研究所に測定に行くのは簡単にできます。
意識が高い人は進んで測定に行くでしょうね。
結局拡散してしまった放射能を回収するすべはないのですから、とにかく病気にならないように自己防衛するしかない時代に私たちは生きており、じゃあどうすればいいのかと言えば、ちゃんと方法があるのだという結論です。
被爆しないように、被爆しても体の外に出すようにする対策をしながら生きていく時代に移行してしまったのだなと改めて思いました。
そのためにも情報の共有は大事ですよね。
そういう意味で今回このような場を設けることができたのは、よかったと思っています。
(画像は参加者の方々との記念撮影のようすです。)