上杉謙信・・・・男の美学

2009-08-28 20:33:29 | Weblog
いや~ 天地人にハマっております。

テレビの方は見ていないんですが、原作の小説がほんとにイイです。

越後の竜とうたわれた天才武将  上杉謙信を作者の火坂雅志さんは

こんな風に表現しています。


ー おりからのぼりはじめた冬の月を肴に、謙信は独酌で酒を飲んでいた。
戦国武将多しといえども、上杉謙信ほど、酒をこよなく愛した男はいない。

その酔いざまは、ほとんど芸術的ともいえるほどに、洗練された美学によって
つらぬかれてる。

座が乱れる宴席での酒は好きではない。

ただ独り、しずかに花を愛(め)で、月を眺め、降る雪を友として杯を
かたむけるのが謙信の孤高の酒だった。
肴は、梅干と決まっている。 ー


上杉謙信の、孤高の酒の姿が浮び上がって来るようですね。
憂いを秘めた男の美学、そんな感じしませんか。


                つづく    




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