千歳方面に行った際に珍しい鳥に遭遇、撮影することができました…1月も残り僅かとなりました、今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m
冬季の千歳、苫小牧方面の水辺は常に白鳥を見ることが出来る。灰色のは幼鳥です、白い羽毛に変わるまで2~3年かかるそうだ。
河川敷の公園を歩いていると初めて目にする野鳥がいる…カササギです。この鳥の存在を知ったのは数年前です。
友人が仕事で苫小牧を訪れた際に「青い鳥」を見たと話してくれたのだが、小鳥ではなかったと言うのだ。当時、自分が知る青い鳥は
オオルリだけだった。友人は野鳥に興味があるわけではないので簡単にオオルリの姿や大きさを伝えたが違うとゆうので他の青い鳥、
北海道などで検索して出てきたのが目の前にいる「カササギ」だった。生で見ると確かに小鳥ではない…カラスに近い大きさかも。
カササギとゆう名称の鳥ですがスズメ目カラス科だそうだ…確かに姿形はサギではなくカラスだな。この鳥を調べてみたが色々と興味深い。
この鳥は佐賀県に古くから生息しており天然記念物に指定されている。在来種ではなく最近の研究によると大陸から持ち込まれた鳥のようだ。
16世紀末から17世紀初頭に豊臣秀吉の朝鮮出兵時に佐賀藩の武士が持ち帰った説が有力のようだ…400年前に来たのか、なるほど。
天然記念物とあるが九州地方では400年と長い時を刻んでるためなのかハトやカラスのような普通に目にする野鳥だとゆう話である。
しかし調べているとカササギは「留鳥」つまりハクチョウのような渡り鳥ではない…目の前にいるこの鳥はどこから北海道に来たのだろう?
北海道では1990年頃から目撃されはじめたと手元の野鳥図鑑に記載がある。当初は苫小牧、室蘭などで観察する機会が多かったようだが
現在は千歳、恵庭でも多数の個体が生息している。札幌市内でも手稲区で目撃が近年はあるみたいだ。前述のどこから北海道に?とゆう疑問は
現在もよく分からないらしい、九州に生息している個体群とは違うみたいだ。検索で調べると様々な説が出てくる。北海道に寄港した船から
飼育していたのが逃げ出した説もあったが船でカササギ飼ってたのか?と思ってしまうがな(苦笑)繁殖するには番(つがい)が必要だし
都合よく2羽で港に着いて羽ばたいていったとも考えにくい。流氷に乗ってやってきた説の方が個人的にはアリな気がする。
九州に持ち込まれた個体群と違い、自力で北海道に辿り着いたのだとしたら現行で新たな生物の移動があったと思うと興味深い。
なんにせよ近年、北海道に突如現れた謎の鳥「カササギ」生息数も増えており今後道内で目にする機会が多くなる野鳥かもしれません。