札幌も雪が消えて春の陽気だ。4月終盤は忌々しい黄砂で景色が霞んでいたが5月に入ってからはマシになり遠い増毛連峰(?)も見える。
この日は「オオルリ」を撮影したくて散策に来ました、木々の葉も付き始めて野鳥を探しやすい時期も終わりが近い感じでしょうか。
目的のオオルリはなかなか会えません…まずはアオジを発見。やはり緑が濃くなると視力が悪い自分には野鳥視認は不利のようだ。
…鳴き声のする木々の隙間にオオルリを発見。前回撮影出来たのが21年なので随分と久しぶりで嬉しい。
初めて見た時も思った事だがオオルリの青さには驚く…すげえなあ自然界、物作りが趣味で塗料を扱うがここまで綺麗な青はなかなか無い。
正面顔は随分と険しい感じだ、この個体は虫を多数捕食していた。綺麗な外見は果実が好きそうな印象だが昆虫大好きである…なんか近くに別の鳥。
なんだコイツ…初めて見るわ。自分は野鳥観察を趣味にしてから日も浅く知識は乏しい、あと事前の野鳥予習はしないのだ。
この時点では名も分からぬ素敵色鳥である。そして今日写したアノ鳥は何者なんだと考えながらの帰り道が楽しいのだ(笑)
帰宅後に愛読の野鳥図鑑を調べ「キビタキ」と判明、春に見られる鳥としては珍しくないらしい。しかし初めて目にする自分にとっては
衝撃の遭遇さ(大袈裟)オオルリ初見の際の感想と同じく何とも南国的な色だ。
正面顔…凄い既視感をキビタキから感じる…そうか目の上の黄色い羽毛のラインにイワトビペンギンを感じるのだ。
撮影時は分からなかったのだが複数のオス鳥が飛び回っていたようだ。胸の羽毛の黄色に個体差が見られる。
こちらも撮影時、姿は見えないがメスにアピールしてるのかと思っていたのだが、調べてみると他のオスへの威嚇ポーズらしい。
今年は春鳥の姿を楽しむ事ができたな、サクラを見るのは出遅れたが帰り道にまだ綺麗に咲いていた木があり札幌の春を実感できた。
オオルリ目的で訪れたのだが初遭遇のキビタキを撮影出来て充実の時間…他にも南国っぽい鳥は飛来するんだろうか。
「キビタキ」橙色から黄色に変化する羽毛が綺麗で、個人的に好きな色でもあり印象に残る鳥でした。