猫語のブログ〜ねこさんの、ぼくによる、ねこさんのためのよみもの〜

「猫語の教科書」をだいざいに、しもべいくせいほうほうなど。

しもべとあつまるには

2022-06-26 | 日記
ねこのみなさんごきげんよう。

あつくなりましたね。
ぼくのおみみは、まいにちあっつんつんです。

さて、今回は、しもべとあつまるには
どのようにしつけていけばよいかをかんがえる回です。

まずしもべとのあつまりをスムーズに
おこなうには、あつまりのばしょを、
しもべがいつもごろごろまたはだらだらしている
場所にするとよいでしょう。

しかし、しもべがその場所にいてごろごろ
だらだらしているときに、ねこさんが訪ねていくのでは
ねこさんのあつまりと同義にはなりません。

ぼくは、ねこさんのすばらしいあつまりは、
あつまるまえからはじまっているとかんがえています。

そのひそのとき、ふとあつまりたいおきもちになって
みちびかれたようにおとずれたばしょに、
おなじようにそのひそのときあつまりたいおきもちになった
いくつかのねこさんがいる。

このような、きせきてきないっちが、
ねこさんのあつまりのはじまりですから
あつまりのばしょに至るまでも、
あつまりのいちぶとして、
たいせつにしなければなりません。

ですので、まずはしもべにときが来たら
そのばにみちびかれるようにおとずれるように
おしえなければなりません。

これはだいいちのなんかんです。
はじめのうちは、みちびかれるように訪れるを、
かたちだけでもいいので教えます。

てじゅんはこうです。
しもべをおさんぽさせるときみたいに、
ついてくるようにおっしゃってください。

おっしゃりかたには、ねこさんとしもべのくみあわせの
かずだけ方法があるのでしょうけど、
ぼくとぼくのしもべのばあいは、
ぼくのおからだのながさふたつぶんくらいはなれたところから、
しもべをつよいきもちでみつめて、
にゃーとたかめのおこえでもって
しもべをよびつけますと、それでしもべはついてきます。

そうして、あつまるとさだめたばしょにしもべを
つれてゆき、そこでいつものようにごろごろとか
だらだらとかするようにいいつけましょう。

しもべがそこでごろごろ、またはだらだらしはじめたら
ねこさんはそのばを一旦さります。

このとき、しもべはさんぽのとちゅうと
かんちがいをして、ねこさんについてこようとするかも
しれませんから、そのときはついてこないようおっしゃてください。

あつまりのばしょからあるていどはなれましたら、
あつまりたいおきもちにいまきづいたことにして、
あつまりのばにさだめたところへおもむきます。

するとそこに、あつまりたいきもちになったしもべがいる、
ということにするのです。

あとはねこさんのあつまりのように、
しもべから猫さん的ディスタンスをかくほした
いちに、ねこさんもごろんとさんとなるか
こうばこおすわりなどをします。

はじめはこんなぐあいでは、
おままごとやごっこあそびのよにおもえる
かもしれません。
しかし、これをくりかえすことで、しもべは
だんだんと、あつまりをりかいするようになるのです。

このあとは、しもべにあつまりのマナーを
おしえることにせんねんしましょう。

まずまちがいなく、しもべはねこさんに
ふれようとしてきます。
てきせつに、猫さん的ディスタンスをかくほしていてもです。
けしてねこさん同士でしたらおこなわない、
たいへんな不作法を、しもべははたらいてしまうものです。

だって、そこにねこさんがいるのですから。

これはねこさんの、しゅくめいともいえるでしょう。
ねこさんのすべてがかんぺきにあいらしいがために、
すこしでもすきをみせたのならば、
しもべは、ついふれてしまうものなのです。
それは、おなかがすいたらおなかがなるとか
ねむいとあくびがでるとか、そういうしくみとおなじで
かわいいものにはふれる、というしくみが
にんげんにはそなわっているのです。

だからといって、あつまりのマナーを
ないがしろにしてゆるされるりゆうには
なりませんから、あつまりのときは
ふれてはいけないことを、しっかりとおしえます。

ふれようとしてきたしもべのてにかみついておけば、
そのうちおぼえるでしょうから、そんなに
むずかしいことはありませんね。

つぎに、スマホですとかテレビですとか
スイッチですとか、ありとあらゆる
そういうものをみつめては、ということも
おしえます。

もししもべがあつまりのさいちゅうに
そのようなものをみつめていたら、
すごいいきおいでのきゅうだんがひつようです。

ぼくのばあいは、しもべのかおに、ぼくのおかおを
さいだんげんにちかづけて、にやあーといいます。
(はじめのうち、しもべはこれをごほうびだとかん
ちがいしていたふしがあります)

また、ねこさんをおもうぞんぶんみつめることが
あったら、それにももうぜんとこうぎしましょう。

ねこさんは、ねこさんをめでるとき、
あながあいてしまうかのうせいがあるので
じっくりみつめたりはいたしませんね。
おめめのはしで、ちらりととらえるだけです。
それでおめめをしぱしぱさせたりして、
もういちどちらりとみて、しぱとする。
これがねこさんのやりかたというものです。

ふだんなら、じっとみつめるしもべを
たしょうゆるしてあげてもよいでしょうが、
ねこさんのあつまりのばあいは、
マナーに反しますからけしてゆるしません。

さいごは、歌を歌い出すとか、とつぜんまわり
だしたりしたときはどうするかということです。

ねこさんのあつまりでさわがしいのは
じゅうだいなマナー違反であることは
ぜんかいもとりあげました。

うたいだすのもまわりだすのも、
さわがしいので、もちろんマナーに反します。

ぼくは、しもべがうたいだしたりまわりだしたときは
みのあんぜんのため、すばやくその場を
さることしにしています。
こういうときのしもべは、まわりがまったくみえていないので
うっかりしていると、とんでもないふこうなおめめに
あうことがあるからです。

ですのでぼくは、そのあつまりはいったんかいしょうして、
そのばからはなれ、しもべがしずかになってかっら
もういちどあつまりたいきもちになったことにして、
あつまりのばにおもむくようにしています。


ひととおりのマナーが守れるようになりましたら
そのうちしもべは、ぐーぐーおとをたてるようになります。
ねこさんとはちがうしくみでなる音ですが、
しもべのだす、そのちょっとすっとんきょうな
ぐーぐー音に、ねこさんのだすたおやかなひびきの
ぐーぐー音をていねいにまぜあわせていけば、
なんとか一つにすることができます。

そうしますと、ねこさんのあつまりのクライマックスと
おなじく、しぜんといのちをまぜまぜできるようになります。
じゅうぶんまざって、じゅうぶんなじかんがたちますと
いのちは、ねこさんとしもべにただしくかえっていきます。

ぎじてきではありますが、
しもべともこのようにねこさんのあつまりを
かいさいすることができますから、
ぜひぼくのやり方をさんこうに
あつまりをしてみてください。

ただ、いちどねこさんのあつまりをしもべが
おぼえますと、ひんぱんにかいさいしようとしてきます。

きがつくと、あつまりのばとさだめたところで
ごろごろとかだらだらとしているのです。
ねこさんのあつまりは、しもべをだらくさせるために
かいさいされるわけではありませんので、
ぼくにあつまりたいおきもちがみじんもないばあいは、
しもべにごろごろしているのをやめさせなくてはなりません。

これは、ねこさんのあつまり文化のとうとさを
しっついさせないたにも、必要なことだとおもいますから
みなさんも、このようなしもべの堕落にはごちゅういくださいね。


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