ねこのみなさんごきげんよう。
ここのところ、お外からおかあにゃんをよぶ
こねこさんの声がいたします。
ひらひらまう蝶や
うりうりはう虫などに気を取られ
おかあにゃんがみえなくなってしまうのでしょうね。
ぼくは先輩として、
見下すまどからこねこさんにむかって
じゅうぶんわからせてあげましたか
きっとあしたからはおかあにゃんと
はぐれることはないでしょう。
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ねこさんはそもそもが
とてもかんだいないきものです。
なにせ、きちんと礼をつくしてお迎えするというのなら、
しもべのおたくに行ってあげるのがねこさんですからね。
こううのさんこのれいにこたえる
こうめいのようなものです。
ぼくはもしかすると、そんなねこさんのなかでも
かんだいさがおおきいほうのねこさんではないかと
おもいいたるふしがあります。
しもべがそそうをしたからといって、
きばでもって過ちのいみをわからせたり、
おつめでもって恐怖をあたえたり
することは、なるべくしないようにしているからです。
しかし、そんなぼくにも、
されたらばすなわちねこさんぱんちをおみまいせざるをえないほど
されたくないことがいくつかあります。
こんかいは、かずあるされたらおいやなことから、
とくに、きわめておいやなこと3つをごしょうかい
しようとおもいます。
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1、おててをぱくりとされること
しもべがたまに、ぼくのおててをじっとりとみていることがあります。
ぼくのおててはまっしろです。にくきゅうは
ぴんくとこげちゃいろのバランスがぜつみょうです。
なので、しもべには、ぼくのおててが、ぎゅうひにくるまれたアイスや、
いちご味のちょこと、みるくちょこががったいしたおかしに
みえることがあるのでしょう、ぼくのすきをついて
しもべの口にぼくのおててをまるっといれてしまうのです。
ですのでぼくは、ぱくっとされていないほうのおててでもって
ようしゃなくぱんちをします。
これは、もう、ほんのうてきはんしゃで
かんがえるよりもさきに、
パンチがでてしまうようなものです。
しもべのおくちからぼくのかわいらしい
上腕がでている、その絵面が、
いっしゅんたりともがまんならないのです。
2、あくびをしているあいだにお口にしもべのゆびをスタンバイされる
うとうとしているときに、すこしものおとなどして
おめめがあきますと、ねこさんはゆめのような
あくびをしますね。
ちょっとおめめはあきましたけれど、このあくびのあとは
またすぐにおねんねする、そんなあくびです。
そんなとき、しもべがそばにいた場合、
ぼくがあくびをおえて、おくちをとじたとおもったら
なにかがはさまっておくちがとじない、
ということがあります。
とじるとおもったおくちがとじないし、
おくちになにかがはさまりますので
ぼくはびっくりして、あがが、となってしまいます。
こうなりますと、なりゆきで
しもべの指をがぶりとしてしまうのもおわかりいただけるでしょう。
しぜんのせつりといいましょうか。
もう、そうならざるえないのです。
たとえ、ひつよういじょうにあごちんに
ちからがはいっていたとしても、
それはいとしたものではなくほんのうによるもの、
ぼくはそうおもいます。
3、おひげを生けられる
ねこさんからこぼれおちたおひげは、しばしばしもべに
みつけられることがあります。
ただしいいもべは、こぼれおちたそのおひげをひろいあげ、
おしいただいて、ときおりとりだせるようおひげボックスに入れたり、
いつでも愛でられるよう、おひげアルバムにコレクションしたりするでしょう。
しかしこれが、ふとどきもののしもべのばあい、
こぼれ落ちたおひげを、ねこさんのおけなみに
ぷすりとさしてたりしておもしろがるあそびをします。
まるでおひげとはかんけいないところにおひげを生けて、
そんなところにおひげをはやしたねこさんのおすがたをみて
その非日常性をたのしむ、とこういうわけです。
どんなおすがたのねこさんも、かわいらしいことは
よくわかります。
そのかわいらしいねこさんが、
おかしなところにおひげを生やしている。
たとえば、おでこのまんなかですとか
にくきゅうのあいだ、
しっぽっぽのさきなどです。
この、すこし間のぬけた感じが
かんぺきなねこさんのあいらしさにくわわることで
かわいいだけではないねこさんのみりょくが
うまれるのもわかります。
しかしざんねんなことに、そんなことは
ねこさんのぼくにはどうでもよいことです。
おひげのねもとのちくちくしていますね。
そのおひげが、おひげのあるべきばしょでないところにささっていることで
いつもちくちくしないところがちくちくするので、ぼくはとてもいらいらします。
そして、そのちくちくのばしょが、
ぼくのおててやラングドシャがとどかないところのばあい
いらいらは、ただのいらいらではなく
いらりいらりになり、それがいらりいらりいらになったところで
ぼくは、しもべのてをおつめでおさえつけて、いちばん痛いように
がぶりとします。
やはりこれも、わからせるためになどとあえて意図して
そうしているわけではなく、むいしきでおこなわれていることです。
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さて、ぼくのぼくのおいやなこと3つのごしょうかいがおわりました。
3つにげんせんするのにも、ぼくはかなりおなやみました。
こうかきつらねることでわかったことは、
ぼくが本能的無意識的に
しもべにご無体をはたらくばあいでも、
けっていてきな傷をおわせないようにしている
そんなぼくというねこさんのいがいないちめんでした。
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