猫語のブログ〜ねこさんの、ぼくによる、ねこさんのためのよみもの〜

「猫語の教科書」をだいざいに、しもべいくせいほうほうなど。

ふらりといなくなるしもべをもつねこさんへ

2022-05-28 | 日記
ねこのみなさんごきげんよう。

そろそろねこさんが液体になるきせつがくるようです。
液体になるごじゅんびはできていますか。
まだのねこさんは、そうきゅうにじゅんびをおえることを
おすすめします。

みなさんのしもべは、ずっとおたくにいるタイプの
しもべでしょうか。
そうですというねこさんなら、とくにごしんぱいないでしょうが、
もしあなたのしもべが、日のたかくなる前にはふらりといなくなり、
おへやがくらくなってからようやくかえってくるような
そんなくらしぶりのしもべのばあい、いくつかきをつけておかねば
ならないことがあると、こころえてください。

しもべがふらりといなくなり、
そのあいだご不便なおもいを強いられることに、
まったくごなっとくいかないねこさんもいることでしょう。

まずはそのことについて、おはなしすることにします。

しもべは、ねこさんのしもべであるのとどうじに
にんげんでもあります。
そしてにんげんは、かいしゃとかしごとばとか
そういうたぐいのところにいかなければ、
生きていけないいきものです。
たまに、行き過ぎて生きていけなくなるという逆説的な
げんしょうもおきるのですが、だいたいにおいて、
かいしゃとかしょくばとかしごとばとか、とういうところに
いくことで生きていけます。

しもべがふらりといなくなるのは、こういうわけです。

かんぜんなるしもべになれば、きっとねこさんがいるだけで
生きていけるのでしょうが、そのためにはもうすこし
にんげんがしんかするのを待たなければなりません。

しもべがいないあいだ、ねこさんはいろんなごふべんを
たえしのばなければなりません。
こんなふとうなしうち、ほんらいならゆるされるものでは
ありません。

しかし、しんかのとじょうにあるにんげんであるしもべをうけいれ
ごふべんをひきうけてあげるのしかないのがいまこの時代に
いきるねこさんのさだめでしょう。

ただ、ごふべんはひきうけてもよいですが、
きをつけておかないと、ねこさんのおいのちが
ちょうだいされていまうばあいがありますので、
これからおつたえすることは、しっかりと
おぼえておいてください。

▼1、おしいれ・クローゼットにちかづかない▼

しもべは、かいしゃなどにいこうとしているとき、
たいへんいそいでいるばあいがあります。
たとえば、ねこさんがごはんのためににゃーとよんでも
にゃーにゃーとよんでも、おんにゃーとよんでも、
おつめでまぶたをひっぱっても起きなかった時などは
ようちゅういです。

こんなときは、おしいれやクローゼットにすきまをみつけても、
おはいりにならないようにしましょう。

おしいれやクローゼットのなかはねこさんにとって、
たいへんきょうみぶかいばしょですが
いそいでいるしもべは、ねこさんがなかにおいでになることすら
きづかないくらいいそしでいるしもべになっている
かのうせいもあるのです。

このようなしもべによって、ねこさんは
おしいいれやクローゼットに「とじこめられる」という
しうちをうけるばあいがあります。

「とじこめられる」と、どんなことがおきるでしょうか。

いきたくてもはばかりにもいけません。
おなかがすきましてもごはんをおめしあがりになれません。
おみずすらおくちにできません。
きせつによっては、とってもあつくなったりするかもしれません。

ぼくはいぜん、このしうちをうけたことがあります。
その日しもべは、起きたしもべになったしゅんかんに
みすぼらしいおけなみをかくすための布類を
身につけました。
そのあと、かおを水でぬらしたりしていましたので
そのあいだにぼくは、できていたすきまから
おしいれのおくへとあそびにいきました。

ぼくがのるのにふさわしい、やわらかくふわふわしたもの
がありましたので、ねんいりにくんくんしていましたところ、
とつぜんおしいれはまっくらになりまして、
しもべのけはいがなくなりました。

このとき、ぼくのせかいには、「とじこめられる」
ということがそんざいしませんでした。
ですので、まっくらになったことをこれ幸いと
ねっしんにおねんねすつことにしました。

しかし、どれほどかじかんがすぎたのち、
ぼくははばかりにいきたくなり、
そのときに、ぼくがおでましになるすきまが
まったくないとりかいしました。

すきまをつくろうと、あちこちをお爪でもって
かりかりいたしますが、すきまは一向にあらわれません。

しかたないので、にゃーしもべをとよんでみましたが
しもべはきません。
にゃーにゃーとよんでもんんにゃーとよんでもだれもきません。

これが「とじこめられる」ということです。

たちつくすぼく、あかない戸。
はばかりにとてもいきたいぼく、あかない戸。
「とじこめられる」がそんざいするせかいに
うまれかわったぼくは、しょうじきにもうしあげて、
このあとどうしていたかはわかりません。

きがつきましたら、すきまができていましたので
ぼくはいちもくさんにはばかりにむかいました。

はばかりでごようじのさいちゅうのぼくを
しもべの小さいバージョンが
なでていましたので、この者がすきまを
つくったのでしょうということだけわかりました。

このあとごほうびに、ブラッシングをさせて
あげました。

▼2、おしょくじのしたくはかならずさせる▼

いそいでいるしもべというのは、いつもできていることが
できなくなるばあいがあります。
ですから、いそしでいるしもべになっているときは
ねこさんはいつもいじょうにしもべのうごきを
かんさつしておかなければなりません。

まれに、いそいでいないしもべでもとつぜん
いそいでいるしもべになってしまい、
すべてをわすれてふらりといなくなるという
罠がはつどうすることもあります。

なので、まずしもべがおきたしもべになりましたら
なにをおいてもねこさんのしょくたくをととのえるよう
ゆうどうしましょう。

めずらしく、コーヒーというのみものを
ゆったりのんだりしているしもべであってもゆだんはできません。

ぼくは、まだしもべのかんさつがたりなかったころ、
このようにのんびりしていたしもべが、
とつぜん、とけいがとまっている とさけび
ぼくのおしょくじをよういせずにふらりといなくなったことが
ありました。
ぼくは、しかたがありませんので、ごじぶんからごはんの
ところまでいきまして、ごはんがたくさんはいったふくろから
めしあがることをしました。

かいてきにはほどとおいおしょくじです。

このような罠は、ほかのかたちでもはつどうすることがあります。
たとえば、
スマホのでんちが0じゃん!
えっ、きょうしゅっきんでしたっけ?
まじで?すぐにいくから!
このような呪文が、しもべの口からでましたら
しもべはいそいでいるしもべに突然なります。
そして、この呪文はいつでるか、まったくよそうが
つきません。

ですので、どんなにしもべがゆったりしていも
むしろそういうときこそ気をつけて、
しょくたくをととのえさせることをゆうせんさせましょう。

▼3、はばかりのそうじをさせる▼

ぼくのばあい、おつうじはしもべがかおを水で
ぬらしたりしているときにおこることがおおいのです。
もし、しもべがでていくまえにきれいにならないとしたら
しもべがかえるまではばかりがきれいにならないので、
はばかりのごようじをあとまわしにするか、
ふかいをしのんですませるしかありません。

こんなにもかいてきとほどとおい、
いちにちをすごしているひまはねこさんにはありませんから
はばかりでごようじをすましたあとは、
すぐにしもべをよびつけるのがよいでしょう。

いつなんどき、しもべがいそがしいしもべになるか
わかりません。
もしあなたのしもべが、いそがしいしもべになったとき
しょくたくをととのえるのをわすれるしもべでしたら、
はばかりのおそうじもわすれるしもべのかのうせいがたかいです。

▼4、ひんやりさせたりほかほかにさせたり▼

ねこさんが液体になるきせつには、しもべがいないくても
おへやはひんやりしていなければなりません。
ぎゃくに、にくきゅうやおはなががつめたくなるきせつには
なにかほかほかになるものがなければなりません。

ですので、しもべがおへやをひんやりさせるそうちや、
ねこさんをほかほかにするどうぐに注意をはらっているか、
みとどけておくひつようがあります。

さいわいぼくのしもべは、こういったことは
きちんとできるしもべです。
(たとえできのよくないしもべでも、なにかひとつは
ほめるにあたいする性質をもちあわせているものです。)

しかし、そうでないしもべをおもちのねこさんは
どうすればいいでしょうか。
たとえばおへやをもっとひんやりさせてほしいとき、
またもっとほかほかにしてほしいとき、
しもべにつたえるほうほうはあるでしょうか。

もし、そういったほうほうをごぞんじでない
ねこさんがいましたら、
ぼくが15ねんのねんげんつをかけてうみだした
ほうほうをいちどためしてみてください。

[あついとき]
みなさん、れいぞうこをしっていますか。
そうです。なかからおにくやおさかながでてくる、
まほうのそうちのことですね。
あついときは、そのれいぞうこのまえにいて、
れいぞうこをかりかりしてみたり、
にゃーとつぶやいてみたりしましょう。

しもべがとびらをあけましたら、
そのなかに入る勢いをみせましょう。

するとしもべは、ねこさんがひんやりを
もとめているとわかります。

[ほかほかがひつようなとき]
とにかくしもべにだっこをようきゅうするのです。
そしてだっこされましたら、しもべのあごにヘディング
などして、にどとはなれない勢いをみせます。

ねこさんがあまえてくれた、とはじめは、まいあがるしもべですが
どれだけでもはなれるようすがないねこさんをみると
むだにおおきなあたまでかんがえて、そのうちに
ねこさんがさむいということにきづくことでしょう。

きっとうまくいきますから、
おこまりのときはためしてみてくださいね

いじょう4つが、ふらりといなくなるしもべをもつねこさんが
おぼえておくべきいくつかのことです。

みなさんのかいてきなくらしのため
おやくだてくださいね。


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