秋晴れの気持ちいい一日でした。
先日オフィスで行った、グループセッションの中でこんな話が出ました…
「親は私の事に無関心なんです。だから私が何をやっても別に構わないんです..。」
と言って買い物依存や飲酒などの問題行動から抜けられない女性がいました。
この「無関心」という言葉に、マザーテレサの名言を思い出します…
愛の反対は憎しみではなく、無関心です。世界で一番恐ろしい病気は、孤独です。
という言葉です。
正しい意味を調べると、
「無関心」=その事に関心・興味が乏しく、気にもかけないこととあります。
つまり、彼女は「孤独」を感じているのです。だから自分の心の隙間を埋めるために問題行動を繰り返しているのですね。
この行為は、自分自身を満たしているようですが、実は自分自身を傷つける一つの自傷行為でもあるのです。
では、そんな彼女にどのように接することで変わっていくのでしょうか...
心理学において、ストローク理論というものがあります。これは引きこもりや不登校の要因の一つともされているものです。
“ストローク”『相手(あるいは自分)の存在や価値、あるいはその行動を“認めている”ということを伝える何らかの行動や働きかけ』であると定義しています。
その反対は
“ディスカウント”といい『相手や自分の存在や価値行動の意味あいなど無視したり、軽視したりする」ことを指します』
例えば….
心理的ストロークとは
ほめる、はげます、
うなづく 会釈、
挨拶する、
話しかける
相手の目を見る、
信頼する、まかせる、
感謝する、愛する
心理的ディスカウントとは
皮肉、いやみ、けなす、
目をそらす、軽視 無関心、
無視、仲間はずれ、
仕事を干す、などです。
そしてこのストロークを「心の栄養」と言ったり「貯金」と表現する場合もあります。
このストロークが与えられない、又は、枯渇すると人間は、問題行動を起こします。あるいはメンタル疾患になってしまう場合も多々あります。
これは、親子関係だけに限った事ではなく男女間・対人関係全体に言えることです。
私は仕事の中で、コミュニケーションの重要性について話をしますが、
もう一つ言えば、肉体的ストロークの重要性についても話をすることがあります。例えば、
おはよう!と声をかける時、相手の肩を軽く触る
どうしたの?とか大丈夫?と相手を気がける時に、背中に軽く手を当てたり手を触ったり…等です。
会社の中での人間関係、特に部下とのコミュニケーションにおいて、「最近部下の○○さん元気がないようですが..どうかされたのですか?」と聴くと
この言葉が返ってきます「コミュニケーション取らなきゃいけないと思っているけど時間がない..タイミングが合わない..」などといった言葉です。
しかし、この言葉の裏には「できれば面倒だからやりたくない」という心理が働いているのも確かです。
仏教の教えの中に「無財の七施」という以下の教えがあります。
1,眼施(げんせ)
優しい思いやりの目を向ける
2,和顔悦色施(わげんえつじきせ)
穏やかな楽しい顔つきをする(和顔施ともいう)
3,言辞施(ごんじせ)
優しく暖かい言葉をかける
4,身施(しんせ)
礼儀正しさと真心こもった奉仕
5,心施(しんせ)
行為に思いやりの心をこめる
6,牀座施(しょうざせ)
座席をゆずる
7,房舎施(ぼうしゃせ)
家に迎えて休んでいただく
簡単に言うと「お金や時間をかけなくても相手を思いやり気がけることはできる」というものです。
このように、人間関係を円滑にするための日々の何げない心がけひとつで、誰かを救う事だってできるのです。
何気ない言葉かけで相手を癒す事もできるのです。
「情けは人の為ならず..」です。
この言葉の意味も「人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない」と勘違いして使っている場合が多々ありますが…(私もそうでした..)
本当の意味は、人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということなのです。
みなさんの大切な人に、今ストローク与えていますか?そしてあなたの心の栄養は足りていますか?
自分の心の栄養が枯渇していると感じるならば、まずあなたから誰かにストロークを与えてみてください。
先日オフィスで行った、グループセッションの中でこんな話が出ました…
「親は私の事に無関心なんです。だから私が何をやっても別に構わないんです..。」
と言って買い物依存や飲酒などの問題行動から抜けられない女性がいました。
この「無関心」という言葉に、マザーテレサの名言を思い出します…
愛の反対は憎しみではなく、無関心です。世界で一番恐ろしい病気は、孤独です。
という言葉です。
正しい意味を調べると、
「無関心」=その事に関心・興味が乏しく、気にもかけないこととあります。
つまり、彼女は「孤独」を感じているのです。だから自分の心の隙間を埋めるために問題行動を繰り返しているのですね。
この行為は、自分自身を満たしているようですが、実は自分自身を傷つける一つの自傷行為でもあるのです。
では、そんな彼女にどのように接することで変わっていくのでしょうか...
心理学において、ストローク理論というものがあります。これは引きこもりや不登校の要因の一つともされているものです。
“ストローク”『相手(あるいは自分)の存在や価値、あるいはその行動を“認めている”ということを伝える何らかの行動や働きかけ』であると定義しています。
その反対は
“ディスカウント”といい『相手や自分の存在や価値行動の意味あいなど無視したり、軽視したりする」ことを指します』
例えば….
心理的ストロークとは
ほめる、はげます、
うなづく 会釈、
挨拶する、
話しかける
相手の目を見る、
信頼する、まかせる、
感謝する、愛する
心理的ディスカウントとは
皮肉、いやみ、けなす、
目をそらす、軽視 無関心、
無視、仲間はずれ、
仕事を干す、などです。
そしてこのストロークを「心の栄養」と言ったり「貯金」と表現する場合もあります。
このストロークが与えられない、又は、枯渇すると人間は、問題行動を起こします。あるいはメンタル疾患になってしまう場合も多々あります。
これは、親子関係だけに限った事ではなく男女間・対人関係全体に言えることです。
私は仕事の中で、コミュニケーションの重要性について話をしますが、
もう一つ言えば、肉体的ストロークの重要性についても話をすることがあります。例えば、
おはよう!と声をかける時、相手の肩を軽く触る
どうしたの?とか大丈夫?と相手を気がける時に、背中に軽く手を当てたり手を触ったり…等です。
会社の中での人間関係、特に部下とのコミュニケーションにおいて、「最近部下の○○さん元気がないようですが..どうかされたのですか?」と聴くと
この言葉が返ってきます「コミュニケーション取らなきゃいけないと思っているけど時間がない..タイミングが合わない..」などといった言葉です。
しかし、この言葉の裏には「できれば面倒だからやりたくない」という心理が働いているのも確かです。
仏教の教えの中に「無財の七施」という以下の教えがあります。
1,眼施(げんせ)
優しい思いやりの目を向ける
2,和顔悦色施(わげんえつじきせ)
穏やかな楽しい顔つきをする(和顔施ともいう)
3,言辞施(ごんじせ)
優しく暖かい言葉をかける
4,身施(しんせ)
礼儀正しさと真心こもった奉仕
5,心施(しんせ)
行為に思いやりの心をこめる
6,牀座施(しょうざせ)
座席をゆずる
7,房舎施(ぼうしゃせ)
家に迎えて休んでいただく
簡単に言うと「お金や時間をかけなくても相手を思いやり気がけることはできる」というものです。
このように、人間関係を円滑にするための日々の何げない心がけひとつで、誰かを救う事だってできるのです。
何気ない言葉かけで相手を癒す事もできるのです。
「情けは人の為ならず..」です。
この言葉の意味も「人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない」と勘違いして使っている場合が多々ありますが…(私もそうでした..)
本当の意味は、人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということなのです。
みなさんの大切な人に、今ストローク与えていますか?そしてあなたの心の栄養は足りていますか?
自分の心の栄養が枯渇していると感じるならば、まずあなたから誰かにストロークを与えてみてください。