こんにちは。
ウチはちょっと特殊で、次男は外部がセーブしてやらないと、のめり込んで廃人になる癖がある。これは、わたしの兄もわたしもそうなので、極力、こんを詰める事には外部がオブザーブする必要がある。
ただし、これだけ集中してこんを詰めるので、上達も早いし、飲み込みもいい。ただ、母であるわたしと同じく、廃人になったり、身体にガタが来るのが早いので、そこを注意して手抜きできないと、直ぐに潰れてしまう。
ある部活に所属した時、モンスターペアレントがいた。
つけ届等、出費半端ない。勿論、当人は子どもの頃から親がやっているので、伸びた。今じゃ強豪である。ただし、個人戦ならば。
団体戦は、モンスターペアレントが同じことを同じようにやれと要求してくるので、始めは様子を見ていた。息子の部活とは言え、中学生だったしね。
そしたら、次男が至らないのか、次男の後に入ってきた子にも、徹底的に、流石にこりゃ行きすぎだろうと思うようなLINEがモンスターペアレントから頻繁に飛んでくるようになった。
特に、きちんと欠席届を出して休んでいるにもかかわらず、ご自身の息子さんを部長にしたくて、届が出ているかどうか、ルール決め迄口を出すようになった。先生に言った日もあれば、その子に言った日もある。聞いてなかったそうだが、ママが怖すぎて嘘をついたようである。
但し、その時には、既に次男は最初だしと放置しておいたので、オブザーブ機能が働かず、片目が半年後のある日突然見えなくなった。
急いで、眼科を受診し、救急で大病院にも行った。結果は、ステロイドで治そうとするので、兄に医者を紹介して貰って、そっちへ行った。結局、兄もわたしも、経験のある突発性の視野欠損で、片目はほぼ見えなくなっていた。
鍼灸で治ると言う話を聞いて、鍼灸に行ってみた。馴染みの人だったので、当人も安心したのか、キッチリ3回で、視野が少しずつ広がってきた。
そんな最中で、視野が定まらないので、欠席届を出して、文化祭の準備を委員としてやりに行ってた息子に、怒りが止まらないその母親は、わたしにLINEで苦情を告げてきた。最早、文章は立派な恫喝である。
この間ずっと、わたしは揉め事ストッパーなので、低姿勢で意味もない謝罪を繰り返していた。結局、ご自身の息子が、欠席報告を受け流して、聞いてなかっただけなので、わたしは、主人と話し、長男も同じ学校なので、意見を聞いて、次男を退部させる事にした。
その前から、その部は相次いで退部者が多く、不穏感満載だった。
視力が完全に戻るまで休部ということも許されず、マネージャーとして来いまで言われたが、退部に当たっては、顧問も男の先生なので、主人が行き過ぎた保護者の話も含めて話をした。
謝罪を受けた。
その後、退部者が相次ぎ、遂に、その子はお一人様部活となった。
実力者だし、個人戦では強いが、協調性がないから、学年お一人様部活であるので、団体戦には出られない。
戻って来いと声もかかるらしいが、あの親がいたら、やりきれない。
色々あったけれど、次男の片目は完全失明から、1.0に戻ったが、もう一方は、2.0である。まあ、わたしの時は、母が脳腫瘍の疑いと書かれた診断書を握りしめて、「朋ちゃん、ジュース飲まない?」と言っていて、エラく、母の方が怖かった。3年後突然治った。
兄は、視野欠損しても、そのままだそうで、結構複雑なメガネかけてる。
遺伝みたいらしいけど、自分の時を思うと、確かに熱中し過ぎた。後先、顕微鏡生活に異様に支障が出た。
次男は資格を取って、次の部活に移り、そこでは安穏としてる。
と言うか、次も戦う部活なので、戦い過ぎて、足がフラついた事もあり、熱を出す事もあり、
「適度」と言う言葉を今教えている。
モンスターペアレントさんの野望は孤独に変わった。
いい気味だと言う話じゃない。ひとは育てないと、育たない。色々な人がいるから、自分のやり方を押し付けても、育たない。強豪なんだったら、そこまで来る道のりの大変さは知ってるはず。思いやりがないと、育たないよね。
朋