「北極星に願いをこめて」 (右脳のひらめき)

I'm your polar star in the journey of life.

メサイアコンプレックス 補足

2010年11月05日 21時49分43秒 | 精神哲学 ~魂の筋力をつける朋塾~
ゲーム理論で不幸な未来が変わる!―21世紀のノストラダムスがついに明かした破綻脱出プログラム
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こんばんは。

聖人って、よっぽど上手くやらないと、後世でボロクソに言われますよ。マザーテレサは、それでも自己アピールのお上手な方でした。自身が、寄付を募って歩くのに、最後はコスチュームをお召しになって、自分のカラーを打ち出して、その色に自分を物凄く印象付けさせたんですね。

あの水色ですよ。凄いじゃないですか。寄付を募って歩いて、その寄付が、詐欺師の寄付であったとして、被害者が返してくださいと、マザーテレサに言いに行ったら、びた一文返してよこさなかった、そんな剛腕な女性なんですよ。

ビジネスモデルとしてですか。凄い興味ありますね。なんせ、聖人のビジネスモデルでしょう。カリスマ教祖のビジネスモデルも興味ありますけれど、聖人の内訳は、特に知りたいですよ。だって、誰も、カリスマ「カルト」教祖にはなれるけれど、聖人はねぇ。特に、欲深な本性があって、自己主張が激しくて、いつも場に自分がいて寄付をさせたり、自分がプレスに映る事をこの上ない喜びとした女性でしょう。

もし、あなたが思う聖人だったら、きっとプレスに出るのは嫌がって、他人に花を持たせたがって、そして、控え目で謙虚で、その癖、人に教えるのはノウハウばかりで、井戸を掘って見せるアピール一つ無いんじゃないですかね。ってか、そんな聖人、いますか。それじゃ、ご高説が通らんでしょう。

マザーテレサの戦略的な方法はあれで良かったんですよ。あれにて、彼女は途中から、水色を好んで着て、水色に関して、人の印象的にいい印象を持たせて、金を出させる事を上手にした。彼女の戦略的な面は、戦略的であったからこそ、次世代には引き継がれず、結局、彼女の死で、求心力を失ったわけでね。

あぁ、今日は、ゴブっているから、朋は変な見方をしているって?そんなことないっすよ。ゲーム理論家たちの間では、素敵なビジネスモデルさんですから。聖人としてのビジネスモデル。

けれど、彼女が晩年まで幸せだったかって言うと、そうではない訳でね。戦略的にお上手ではあった。けれど、どうだったかって事になるでしょう。そういう中で、ご自身で上手に切り盛りやれる人はあんまりいないですよ。なんせ、強欲の経済と聖人の名を、同時に両手にできたのは、彼女しかいないんですから。下手したら、マンソンファミリーの、マンソンになっちゃうわけで(涙)。

私ですか。そうですねぇ。およそ、近づけないですねぇ。なんせ、強欲ですけれど、私、経済はそこそこでいいと思っちゃうタイプなんでね。別に、プライベートジェットの必要とか感じる生活まで、追い込まれたくもないですし。

うん。ほどほど、忙しいけれど、掃除をしたり、家で、信じられない位、大盛りの揚げものを揚げて、四苦八苦してね。長男の怒涛の食欲にげんなりし、次男が、最初から食卓について、最後まで食卓にいる癖(彼は人生のほとんどは食べているけど太らない)を、食卓からいかに彼らを引き剥がすかってことに四苦八苦した方が、楽しいですもん。

そっちに自分の戦略的思考を向けたいですよ。だって、私、メインの職業は、おかーさんなんだもん。聖人じゃないから(笑)。もっとも、なれないし(大笑)。じゃぁ、朋さん、うらやましいんだ?って言われたらこう言うと思うなぁ。

生まれ変わったら、聖人やってみたいっす(不謹慎)。






ちなみに、この本は非常に面白かったですよ。けれど、安易に読める訳ではないので、少しずつ中身をご紹介させていただこうと思います。無論、数学をそのまま説いては面白くないので、PTAに絡めたり、料理に絡めて、戦略的思考をご紹介したいかと思います。ちなみに、非常に面白い本で、キャッチコピーもイカレていますが、ノストラダムスが別の方向に向かった並みに、読みにくい本でもあります。キャッチコピーが良すぎるのも、問題よねぇ。オカルトマニアとして飛び付いたけれど、読んで良かったかな♪。
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4 Comments

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コメントありがとうございます ()
2010-11-08 10:11:35
akoさま

>大切な存在を守るためには、鬼にでも蛇にでもなれてしまう

そりゃ、そうだと思いますよ。ただ、マザーテレサは、始めはそう言う思いで行ったんだと思うんですけれどね。次第に、貧困の中で病死する人を、自分の戦略に使い、井戸を掘っても井戸を掘っても、ちっとも人の暮らしが良くならない事に気がついたからこその、絶望だと思うんですよね。

あの人は、ご自身の生活が質素なんてとんでもない。成功者としては質素ですけどね。最後まで、自分に井戸を掘る自分にスポットが当たる事を望んでらしたんじゃないですか。組織も施設も、作ったけれど、後のメンテナンスはお構いなしに、大きくする事だけをしてきたら、およそ、地に足がついているとは考えにくいんですよ。

拡大されて行った後に残された施設は、更なる援助がなかったんですから。

彼女の裏の顔は、誰も話をしない。けれど、裏の顔は、戦略的なビジネスモデルだったって事なんですよ。

ところで、マザーテレサが居なくなった後、何が残ったんでしょうね。彼女と言う存在だけしか、確かに残ったモノはないんじゃないんですか。

ありがとう
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そうかなぁ。。。 (ako)
2010-11-07 16:11:52
どんなに慈愛に満ちた優しい女性でも、大切な存在を守るためには、鬼にでも蛇にでもなれてしまうと私は思うの。恋人や自分の子供を守るために恥も外聞も捨てることができるし、殺そうなんてする奴が出現したら、平気で報復できてしまうというか...
マザーテレサにとっての大切な存在は貧困の中で病死する人達だったわけで、彼らのために年老いた自分をメディアに晒すことも、不特定多数の人々に寄付を乞うことも厭わなかった。だからこそ、組織や設備は大きくしたけど、自分の生活は最後まで質素だったって私は思っているのだけど、これって考えが浅いのかしら。。。
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コメントありがとうございます ()
2010-11-06 19:42:42
aquaさま

本日、まず「ヤバい経済学」読み終わりまして、ニヤニヤしております。カオス面白いですよね。というか、数学ってどうしてこんなに面白いもんなんでしょうね。

ありがとう。
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カオス (aqua)
2010-11-06 04:50:39
最近はカオスにハマっております。
ゲーム理論より、自然現象を解明するといわれているカオスに興味が尽きません。
数学はおもしろいですね。
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