才能の見つけ方 天才の育て方 | |
才能の見つけ方は、何でも与えてみればいい。 天才にするなら、ひとつに絞ればいい。
ただ、何事も早足で駆け抜ける。 |
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文藝春秋 |
こんにちは。
息子は、両名ともギフテッドである。
ただ、問題がある。母親もギフテッドなのである。
これには、昔から悩んだ、カードの裏表と言う遺伝子の賭けがある。
頭が良い両親から、必ず頭が良い子供が生まれるとは限らず、むしろ、目に見えるところは、裏面ばかりである。しかし、頭が良いとは、どう言う概念で言うのか?考えると、頭が良い両親の子育ても、若干絡んでくる。
ギフテッドの子供を得て、人は凄く驚く面が大きく、一点集中特化にさせようとしたがる。
もともと、興味がわけば、教授クラス、プロクラスになれる素質である。つまり、興味を維持し続けさせようと思うのは、愚かしいことなのである。
息子達は、よく場にダレる。
特に、友人が絡まない限り、上達しては、非常に早く飽きる。故に、刺激を与え続けなくてはならない。興味がある内は、努力を努力とは、思わず、体内飽和量に目指して、がむしゃらに突き進んでいく。
一旦、飽きると、もはや、モチベーションを維持するのが難しい。
長男は、マイペースの中で育んでいくが、次男は人の助けをアテにして、怒髪級の集中力で、会得して行く故に、長男よりかかる時間は少ない。長男は、ストレスが少ないが、次男は、当人にも周囲にもストレスが多く発生する。
で、将来何にしたいのか、全く不明である。
長男と次男が、目指すのは、戦略家の道であるが、これは、まず、知識ありで始まる。膨大な知識を詰め込んで、会得して、自由に情報として携えられる様にならないと、ただ、布石を打つだけでは、戦略家になれないのである。
また、コロコロ戦略が変わると、人は不審に思うので、一回投じた石が間違っていたら、その間違いも込みで、次回の布石を考える必要があり、布石を考える時間は、5秒もあればいい。
つまり、直観である。
転んでもタダでは起きない性質になって行けばいいのだが、人は、愚かなことに、
「目標地点に到達する過程に振り回される。」
だから、軸はブレる。過程を重視するのは、「後悔と分析」の時間でいいのだ。
ひとに迷惑をかけず、犯罪も犯さず、最短距離を見つけるその視点が必要なのだ。故に、目標設定が大切である。
例えば、日常の買い物を目標設定すると、色々な視点が出てくる。節約の為に走り回る人、盗む人、金を稼いでくる人、バイトでゲットしてくる人、誰かに買ってもらう人様々である。
しかし、社会的な規則を遵守して挑むのなら、幾つかは、自然消滅であるが、人は、過程に振り回されるので、その感情を捨てにくい。捨てられやすくするには、
如何に捨てた先に、純粋な利益が待つかを狙えばいい。
それで、簡単にできないから、今日も主婦は多量なマーケットの価格推移を見に、スーパーへ行くのである。ここは、何に得意と、理論で知るのではなく、体感で知るのだ。
ギフテッドの育て方は、それに似ている。
一見無駄だと思える知識も、全て役に立つのなら、何でも与えてみればいい。モノになるものならぬものもあるだろう。
ちなみに、わたしは、実は、論理思考に強いが、細かな漢字の書き取りに弱い(笑)。
そうやって、一点集中賭けをさせると、当人も厳しいので、色々詰め込んで置けば、何処かで引っ張り出してくるだろう。収納箱を常に満たして置けばいいのだ。結び付きやすい達成感のある収納箱と、一見無関係そうな収納箱と両方から攻める。
そんな感じで、子育てを行うギフテッドである母親も色々ある。大体は、破天荒な育児の非難の対象である。忍耐力が子供に着かないとか、何とか。でも、忍耐力は、既に、天辺突破してくる時の本人の膨大な努力の元で培われている。それで何が悪いのか理解できない。
プロクラス、教授クラスになるのは、簡単じゃないんだ。周りの特に親御さんは、努力を甘く見ている。自分のして貰いたい努力ばかり焦点を当てたがる。これは、過程にこだわってるからだ。
一見飽きっぽく、無駄なら足掻かず草食系である。
ただ、即、無駄だと思えるのは、目標設定が、甘いせいだろう。そこをどうするかが、母子共々、今後の課題である。
朋