Angela's Ashes『アンジェラの灰』 見ました。

Angela's Ashes (trailer)



２時間以上の長編ですが原作は主人公フランクの自伝でピュリッツアー賞を受賞しました。

父親にロバート・カーライル、母親にエミリー・ワトソン
フランク役は成長に合わせて３人います。
私は小さい時のフランクが表情豊かで可愛らしくて好きなんですが、
監督は真ん中?のフランクが一番先に決まって、それに合わせて容貌が似ている２人を選んだとメイキング映像の中で言ってました。

カトリックは避妊、中絶はダメなんだとか?
ベッドの中で断るエミリー・ワトソンに神様がどーのこーのとロバート・カーライルが言います。

選択の余地は無いのかわかりませんが、貧乏子だくさん、
それでいて気位ばかり強く仕事も長続きせず、飲んだくれる父親。
ロバート・カーライルってこういう役うまいですよね。。。。

そして母親役のエミリー・ワトソン。
時代が時代なのか。。。。
旦那がダメ男ならアンタがしっかりせにゃあ。。。と言いたくなりましたが、
これも時代風景がわからないから言える事なのかもしれませんね。

アメリカからアイルランドに戻ったものの
結局生活は楽にならない。
やっとこさ、イギリスに出稼ぎに行った父親は行方知れず。
家賃が払えず、追い出された家族は母親のいとこの家に居候。
夜になるとそのいとこの部屋に行く母親。
それを知っている子供たち。

そんな生活から逃げ出すように郵便配達の仕事を持ち、
伯父の家に住むフランク。

フランクもまたアメリカ大陸に夢を持ち渡米する。



私としては子供がいない伯母がフランクの初仕事の日に洋服を誂えてくれ、
それに涙したフランクが、
高利貸しの女性の貸付名簿を確認して、
母だけでなく、その伯母も自分の為にお金を借りていたことを知った時の事がジーンとしました。

さらりと流されたシーンではありますが、フランクからのお礼のキスを受ける不器用そうな顔が思い出されてです。