言葉にできない

嬉しくて嬉しくて・・・

いや、言葉にしちゃってるんですけど。
((((((((^^;;)

硫黄島からの手紙

2006-12-16 17:50:13 | 映画
一番最後の時間帯だった所為か客席がまばらだったので
見易い場所に座れました。
ここは椅子の背もたれが高く、リラックスできるので好きな映画館です。

先日見た『父親たちの星条旗』の時にも感じたのですが、
実に淡々とした映画だと思います。

ハリウッド映画というのは段々と盛り上がってこれでもかぁぁぁって押しつけがましく感じてしまう事が時々あるんですが、
そういうのがないんですよね。
私の戦争映画に対するイメージは、勝ち負けばかりクローズアップされて
そこにいるべき人間の感情が見えないと思うものが多いんじゃないかと。。。

クリント・イーストウッド監督作品は淡々としてそこにある事実を映すドキュメンタリーにも思えてしまうほどです。

『父親たちの星条旗』も実在した人物を追ったものですが、
この『硫黄島からの手紙』の栗林忠道中将(渡辺謙)バロン西(伊原剛志)も実在の人物で、敵国となったアメリカに留学経験もあるそうです。
大国アメリカを肌で感じた事のある2人にはこの戦争がどのように思えたでしょうか。

『父親たちの・・』にあった手榴弾による日本兵の自決の場面ですが、
『硫黄島からの・・』ではハッキリとその場面が表されています。
当時の風潮、思想・・『潔く』の持つ言葉の裏側。
うまく言えませんが、その時代は色んな選択肢を選ぶ事にも勇気が要った時代なんでしょう。

帰って来てからTVをつけると、
ニュース番組でベトナムのドク君が映っていました。
そして未だにベトナム戦争時に散布された枯葉剤の影響により生まれる奇形児のホルマリン漬けの映像も。
棚にはこれからも増えるだろう為に空の瓶が用意されているのが空しく感じました。

戦後61年 
日本では戦後ですが、未だ戦時中の国もあります。
人が人に出来ること。。戦争となるとそのマイナスの箍がいとも簡単に外されてしまう事にもなり、戦争が無くなって欲しいと切に願います。



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4 コメント

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はじめまして^^; (よーこ)
2006-12-17 01:23:59
ブログでは はじめましてでごじゃる♪
イーストウッド監督は ウエスタン映画時代から良い映画作りで有名みたいですね。

この2つの映画は是非とも拝見したい映画ですね!
今のアメリカを中心とした世界状況に 上手く反映してもらいたいのだけれども・・・

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おおっ(゜o゜;) (はは)
2006-12-17 05:23:11
初めまして よーこさん。。ぉぃぉぃ?

そちらではまだ公開になってませんか?
『父親たちの星条旗』は10月末頃から公開されていました。
『硫黄島からの手紙』は字幕入りで公開されるのかなあ。。
LA批評家協会賞作品賞を受賞したそうです。
知ってるよね?

私は長兄が聴いてたウエスタン物のLPのジャケットに出てたイーストウッドのイメージしかなくて・・・。
監督もしてたのか~と知ったのが『ミスティック・リバー』からなんです。。


アカデミー賞監督賞 もう2回受賞してるんだってね。。
時間がある時に(いつもあるんだけど)
昔のも見てみたいと思います④。
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Unknown (pink-fantasy)
2006-12-17 17:03:01
私は、映画館には、行かないので、もっと、先になりますが、父親たちの星条旗、硫黄島からの手紙、これは、放映されるか、レンタルで、見たい映画ですね。

1日も早く、地球上から、戦争がなくなることをねがっています。戦争は、人間や動物、自然にも、地球にとっても、よくないです。
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Unknown (はは)
2006-12-17 19:36:26
>pinkさん
あのね・・盛り上がりとかそういうのは無くて
本当に事実(当時)を伝えたいというのが分かる作品です。
誰もが戦争にNO!といえる時代なんて来るんでしょうかね。。。
民族間、宗教観、国単位で戦争が起きてしまう心理、
結局は自分だけが正しいという個人のエゴが固まって大きくなってしまうもののようにも思います。
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