演芸会の会場は、村立ふるさと文化センター前の広場で、「ふれあい広場」と呼ばれている場所であった。広場は芝生で覆われ、その一角にはコンクリート造りで常設の屋外ステージが設置されていた。屋根はあるが壁が無く、吹きさらしである。島の日比谷野外音楽堂と言ったところであろうか。島では、年に何回か大きな行事があり、その行事にも利用されていて、この演芸会だけのために設置されたのではなさそうである。
前回と今回の旅行では天候は快晴で、2回とも星空の下で演芸を鑑賞することができた。もし雨天になったらどうなるであろうか。多分、隣接する「地域スポーツセンター」で開催するのではないかと思われた。そこは床面積が1千7百平米あり、人工芝が敷かれた巨大な運動施設である。日頃はゲートボールなどに利用されているらしいが、もし雨天になった場合、この屋内運動場を利用するであろう。屋外の芝生の広場に比べると狭いが、多少混み合うのを我慢していただいて実施するのではなかろうか。この屋内運動場は村の人口に比べると立派過ぎるが、災害時には避難所として利用されるのではなかろうか。
夕刻前の未だ日が明るい内から、芝生の上では場所取りが始まっていた。二段目の写真では、家族や知人のために先発がビニールシートを広げ、陣地を確保していた。丁度、春の花見の季節に、桜の木の下で宴会場所を確保しているような光景であった。
三段目の写真は、演芸が始まる前に宴会が始まったグループである。演芸会が終了するまでには未だ3時間があり、その前に酒で出来上がってしまうのではないかと心配した。しかし、前夜も飲み会があり、連日の飲み会続きでは料理を作らなければならない家族の負担は大きいのではなかろうか。