中日新聞2021.8.18朝刊より
17日、春日井市で過去最多の52人感染
皆さんご存じのように、新型コロナウィルスがデルタ株に入れ替わる中で、従来のものより感染力が約10倍もあり、国の対策、個人の対策が追いつかない状況となりつつあります。
東京都では、病床の圧迫が救急対応の遅れとなってきているようで、自宅で亡くなる方の報告が相次いでいます。
17日、政府はこれまでの6都道府県に発出していた緊急事態宣言の対象地域を7府県に拡大することを決定しました。
愛知は依然としてまん延防止等重点措置がとられていますが、県内の対象の市町村をさらに拡大することを決定しました。しかしながら、17日の県内感染者数過去最多967人の発表を受け、大村知事は「緊急事態宣言」はもはや時間の問題だと危機感をあらわにしています。
春日井市においては、8月8日からまん延防止等重点措置の対象地域になっていますが、昨日の発表では、過去最多の52人の新規感染者数の発表がありました。月末には100人を超えそうな勢いです。
感染の落とし穴 保育園児の潜伏期間は大人より長い?
今まで若年層は感染しにくいという話もありましたが、今朝のテレビを見ていましたら、発症した保育園児が、家族から感染したと思われていたのが、実は園児から家族に感染していた可能性があるという事例が報告されていました。
どういうことかといいますと、概略ですが、接客の多い両親(別の仕事)がほぼ同時にコロナで発症します。数日後に保育園に通っていたお子さんが発症します。
保育園からメールが届きます。
他の園児もコロナに感染したというのです。
両親は、自分たちが子に感染させ保育園で拡がったと思ったのですが、両親の同時発症は、発症前の子からの感染した可能性がでてきたのです。
子供の方が大人より、発症するまでの潜伏期間が長い可能性があると、専門家の方が云われていたのが気になっていたところです。
たまたま今日、春日井市のHPを見ていましたら、保育園の感染者の報告が掲載されていました。
市立保育園で職員一人が感染 消毒してすぐ再開でいいのか?
春日井市HPによれば16日、症状がでた市立保育園の職員一名の感染が報告され、保育園での濃厚接触者なしと判断され、消毒して17日から再会となっていました。
https://www.city.kasugai.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/023/588/keii_2021-0816.pdf
濃厚接触者とは発症前2日前に遡って、発症者との濃厚接触者と定義されているようです。この春日井市のPDFは、定義に沿って本人の活動を洗い出し、園児との濃厚接触なしと判断され、消毒後すぐに再開と云うことになっています。
もし、これが感染しても症状の出てない潜伏期間の長い園児からの感染で、園児自身未だ症状が出ていないとしたら、怖いですね。
これを読まれた方から、そこまで考えることはない、と云われる方もおられると思います。
取越し苦労であればいいのですが・・・。
尚、潜伏期間について調べてみますと、諸説いろいろありますが、新型コロナウィルス、変異のイギリス型、ラムダ株それぞれ潜伏期間についてすこし違いはあるようですが、感染から発症まで早くて1日から、遅くて15日ぐらいのようです。それぞれのウィルスの感染から発症までの平均が4日から6日ぐらいの範囲におさまるようですが、今朝のテレビ情報を鑑みると、もし園児たちの潜伏期間が10日ぐらいだったら、再開ほど危険なことはありません。
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参照
子どものコロナ 発熱など症状の訴え相次ぐ[新型コロナ]【news23】
デルタ株の脅威とワクチン接種【サンデーモーニング】