【舟山０９】また会う日まで

いよいよこのシリーズも最後です。

工場の方達から『また、きてくださいね、待ってますから！』と言われると、

また、会えたらいいですね！と答えます。

お客様から依頼が来なければ行けないし、
自分がずっと担当であり続けるかも分かりませんし、
ましてや転勤したら全く別の業務をしているかもしれませんし。

悲しいかなサラリーマンは、自分の将来が上の一声で簡単に決まってしまいますもんね。

こればかりは本当に分からないですから、
そういう意味で、いつかあえるといいねということで

再会！

おまけ
この出張の間に、部内ではいろいろ有ったらしく、
今後の自分もどうなるか、先が見えません。

【舟山０９】一発殴ってやろうか？

さて、このシリーズも、もうすぐ終わりますよ。

鬼門の３工場めも、今回はもう一人の中国人の方が
通訳を助けてくれたおかげで順調に進んでいたんですが。

最後の勉強会をしていたら途中でチョロが、
『工場の人が忙しいのでここでおしまいにしてほしい！』

おいら『へ、そんなことは聞いてない』

チョロ『いいから終わりにしてくれ』

なにが起こったか分からない工場の人たち。

仕方ないので終わりにしたが、なんだか釈然としない。

…あのチョロが止めたかったからじゃないか？

そう思い、工場長に『せっかくあなたの工場のために勉強会を用意してきたのに、
やめてほしいと言われ残念です。
そういう予定があるなら、事前に伝えて下されば良かったのですが』

別の業務で勉強会に参加してなかった工場長は驚き、
すぐにチョロの仕業だと気づいてチョロの方を睨みつけたが、
チョロは黙ってパソコンをしているし。

予測通りやな。

アイツめ！

工場長たちのせいになっていては可哀想なので、
工場長付きの通訳を読んでこう言いました。

おいら『Ｓが勝手に言ってたんでしょう、あれは。』

通訳『そ、それは…。』

おいら『大丈夫、誰にも言わないから。
私はあなたがたの発言でないと分かってワザと言ったんですよ。』

通訳『私たちはあの方の会社から沢山製品を買って貰ってますので、
何も言えない立場なのですよ。』

ひとまず工場長にはあなたがたが言ったのではないと理解していることを通訳に伝えて貰いました。

しっかし、なんて奴だ！

一発殴ってやろうか？

【舟山０９】３工場めは鬼門

謎のシルバーウィークが終わったのに、まだこのシリーズ終わらず。

さて、２工場めのメンバーと飲んでいたときのこと。

Ｆさん『ねずみさん、お疲れ様。あと１工場ですね。』
Ｙさん『楽勝じゃん。』

おいら『いやあ、次の工場は鬼門なんですよ。』

Ｙさん『へ？そうなの？』

Ｆさん『確かねずみさんは、去年次行く工場からスタートしてましたね。

だから、去年はやつれてたんですか！』

Ｎさん『そ、そんなに大変なんですか？』

おいら『いえ、工場側はすごく素直で真面目な工場なのですが、

同行する通訳が…。』

Ｆさん『あー通訳。どんな通訳？』

おいら『かなり噛み砕いて説明してるのに、諦めて訳さないのと、

時間がないのにケンタッキーのチキンばっかり食ってる。』

みんな『なんだーそいつ！』

飲みもお開きにして、彼らとも『また、来年あえるといいね！』と別れを告げて、

３工場めに行くと、

天敵チョロ(昔トレンディードラマに出ていた俳優の役名。
俳優の名前もドラマも失念したのですが、彼にソックリ)と

そのチョロの関連会社の中国人の方が。

痩せていて背が高く、いかにも頭が良さそうな感じだけど、
誰かに似ています。

うーん…。

あ、判った！

アンガールズの田中だ！
(この方はかなり助けてくださって、助かりました！)

チョロ『ねずみさん、昼はケンタッキーでいいですか？』

Ｎさん『ぶっ！(下を向いて笑いこらえる)』

お、ある意味筋書き通りの展開にがっくし。
(続く)

【舟山０９】なぞの集団

さて、２工場目の仕事が終わり、夕飯を食べに行くことに。


ところで、象山ってどんなところ？
ということで、写真を撮ってみました。



この日はあいにくガスっていたので靄がかかってしまっていますが、
海岸沿いに家があちこち立っていて、ちょっと一昔前の日本のような
印象があります。

暑いからでしょうか、パンツ一丁のおじさんが街中でうろちょろしています。
（いいのか？）

さて、レストランに入ってしばし待っていると、外からなんだか音楽が。

うん？

Sさん「ああ、あれですよ、ダンスを踊りに来てるんですよ。」

と覗いてみると、




みのもんたが「お嬢さん」って言いかねない世代の奥様方ばかり。
奇妙なステップを踏んでます。うん、ステップはフォークダンスっぽいやつです。

おいら「これはなんなんでしょうね。」
Fさん「太極拳を踊るのはイケてないけど、健康のために踊るって感じでは？」

結構、この集団はあちこちでみるそうですが、
昔見た「ジェンカ」に近いステップ。

ちょっと仲間に入って踊ってみたい感じでした。
（続く）

【舟山０９】胃が痛くならないように！

さて、２工場目には、Ｆさんの後輩Ｓさんが陣頭指揮を取ってました。

おいら『あれ？いつからこちらへ？』

Ｓさん『昨年末から、この工場へ異動になったんですよ。』

Ｆさん『そろそろ一人立ちをね、
かわいい子には崖の上から突き落とさんとなぁ～。』
→崖から落とすのは、ライオンと部長くらいです。

Ｓさん『で、ねずみさん、１工場目はどんな感じですか？』

おいら『そうですね、改善が進んでて、
いい感じでしたね。

Ｆさんたち皆さん方が頑張った結果ですね。』

Ｓさん『え、オレ抜けてからレベルアップしてるんですか！

…これで２工場目が悪かったらオレって一体…。』

みんな『まだ何も見てないし！』

坊主頭で無精ひげを生やし、歩き方がまるでヤクザなＳさんは、
意外にナイーブ。

Ｓさん『い、胃が痛い…』と何度もトイレに行ってました。

ちなみに、おいらが指摘しまくった後、だいぶ凹んでましたが、

まぁ、Ｓさん達はマジメだからきっと大丈夫ですよ！
（続く）

【舟山０９】特定できない原因

さて、舟山から象山エリアへ移動するおいらたち。

Ｎさん『象山って？』

Ｆさん『ここは、海岸もあって、夏には海水浴を楽しむ観光客も多いんですよ。』

Ｎさん『近いんですか？』

Ｙさん『うーん、３、４時間はかかるんじゃないかな？』

ということで途中の昼飯タイムまでお休みタイムです。

Ｆさん『今回は、私達も行ったことない店なんですが。』

と入ったら、

外は３８℃なんですが、エアコンが壊れてるは、

久しぶりの客なのか、

おしぼりとか調味料をホコリが被った棚から出してきます。

Ｎさん『…。』
→危険を察知して無言状態。

しかも、出てきた料理が全て油ギトギトで酸化臭が。

我々は食べるのを止めて、
持ってきたミネラルウォーターだけを飲んでます。

Ｙさん『でも、酢をかけて食べれば何とかいけるかな？』

と言って食べてます。

いや～、あの酢もいつの賞味期限の酢か、わからんですよ（汗）

こうして店を後にし、２工場目に到着。

２工場目の工場長はたしか、去年は結婚式が次の日でしたよね？

工場長『そうです、で、今年はかみさんがおめでたで、
もうすぐ産まれるんですよ！』

す、凄いタイミング！

工場長『ねずみさんが来るとき、何かいいイベントがありますね♪』

それは良かった！

工場長『ということで、最近できたところで、夕飯を食べましょう。』

と行くと、確かにオシャレなんですが、

店『今日はトイレが壊れて使えません。』って言われたから、
みんな心なしか控えめ。

Ｙさんなんか全く食べてないし。

え？

Ｙさん『は、腹痛い…。』

何とＹさん食あたり。

みんなで夕飯を終えて、ホテルに戻りました。

Ｆさん『うーん、原因ナンでしょうね？』

おいら『Ｙさんは確かに一番食べてましたもんね、でも、どれもこれも怪しいんですが。』

そんなわけで、次の日はＹさん欠席。

Ｙさんは年間２００日も海外に来ているのになぁ。

ヤバいものは食べるな、を改めて実感するのでした。
（続く）

【舟山０９】緊迫した時間

さて、１工場目の仕事を無事に終え、
工場の副社長とその会社の方々と夕飯を食べに行きました。

最近、中国でも飲酒運転を厳しく取り締まっているようだと
いう話題に。

おいら『捕まると、どうなるんですか？』

副社長『１５日間牢屋にぶち込まれ、免許取り消しと…、』

Ｆさん『頭を丸める！』
→それはありません。

Ｙさん『罰金だって！』

副社長『最近、厳しいからね。』

クルマで来ていた副社長は、元々お酒が苦手なので、ジュースを飲んでるし。

へ～、なるほどね。

と話していたら、副社長の知り合いが偶然に。

友人『おい、ちょっとオレのテーブルに来ないか！』

と副社長は少しだけ離席。

時間も過ぎ、帰ることに。

副社長『ねずみさんとかお客さんは、俺が送るよ。』ということで、

他のスタッフたちとは別に副社長の車に乗り込むおいらたち。

店の駐車場を出て、走りだそうとすると、あれ？

検問!?

うん、アルコール検査か。

大丈夫、副社長は酒のんでないし。

↓
副社長、慌てて水を一気飲み。

Ｙさん『…、まさかあっちのテーブルで飲んだんじゃ…。』

Ｆさん『や、ヤバいよ。』

副社長、無言だし！

警官がキットを持ってきて、副社長に渡しました。

ひいい！

結果は、シロ。

車を走らせてから、副社長は一言。

『いや～、ビールを一口飲まされたからね、ビビったよ！』

やっぱり飲んでたんだ！

しかし、検査キットの精度に救われた感はありますね～。

危なかったよなぁ、見つかったら、牢屋にぶち込まれて、免許取り消しと、

Ｆさん『坊主にならんとな』

Ｆさん、どうしても坊主にしたいみたいです。

さて、明日から象山へ移動して２工場目に移りますが、
ここでまたトラブルがね。
（続く）

【舟山０９】ひどい言われよう

今回、1工場目に新しいスタッフが増えていることに気が付きました。
名前はRさん。

Rさんは、まだまだ勉強中で工場のおばちゃんたちに
からかわれまくっています。

※会話はすべて中国語
おばちゃんA「あんた、男前だね」

Rさん「そうですか！」

おばちゃんA「ああ、ねーそうよね」

おばちゃんB「そうね、黙っていればね」

おばちゃんC「そうそう、笑うと笑顔が汚い。」

おばちゃんA「とくに眼尻がだらしない。」

おばちゃんB「髪も薄いし。」


Rさん、マジで泣きそうです。

Fさん「こうやって乗り越えないと中国ではやっていけないよな。」
とRさんを慰めていました。

そんなFさんは、ハゲネタでおばちゃんたちの心をわし掴み。

しかし、Fさんの後頭部をレーザーポインターで刺されていることは
本人には、内緒です。


ちなみにおいらは、「日本から来た飴玉をくれる面白い人」と
認識されているようです。

飴を持ってきたら「また持ってきたぞ！！」とみんな笑ってました。
…どうなんだ、それも。

こんなわけで、1工場目の仕事を終えて、夕飯を
食べに行ったわけですが、ここで事件が・・・。
（続く）

【舟山０９】仕事始め

さて、いよいよお仕事ですよ！

今回は３工場を巡る旅。ＦさんとＹさんは２工場お付き合い下さり、
Ｎさんは全部一緒です。

Ｆさん『Ｙさん、いつもねずみさんには最終日に会うから、
やつれた顔しか見たことないんで。』

ってそんなにやつれてますか！

そんなＦさんも最終日は通訳し過ぎで喉から血が出たりしますが。

そんな話を聞いて、今回初中国のＮさんが青ざめる。

おいら『大丈夫ですよ、大変なのは最後の工場ですからね！』

Ｎさん『え、さ、最後が大変…。』

しまった、逆に不安を煽ってしまいました。

どうなる？Ｎさん！
（続く）

【舟山０９】シェラトンっていうより、シラトンって感じ？

今日から一週間、川崎のある施設で研修を受けています。
課題を書きすぎて、腱鞘炎が悪化した感じ。

さて。

打ち合わせもお客さん抜きで無事終わり（？！）、
ホテルに行く。

ホテルはなんとシェラトン！
でも、2泊だけですけどね。
＞すぐにいつものホテルに移動。

何でも辺鄙な場所にあるらしく、料金が信じられないくらい安い！
（１泊5000円位って！）

ほら、ラウンジ素敵だし！





部屋だって素敵ステキよ！＞なぜか「おすぎとピーコ」風に。


ま、ひとまず会社からのメールを確認と・・・。

？

あれ、机の電気がショートした！！！

・・・。

ま、き、気にしないよ！＞いつものことだし！！

さてと、インターネットを使うとしようか。

…あれ？1時間20元？！って有料かい！！！

お客さんの話だと、宿代が安い分、こういうところで別料金を
とるらしい。

朝食も別らしいし。＞領収書みてびっくりしました。

ちなみに、
後から無事に落ち合えたお客さんの部屋は、シャワールームを使うと
電気が飛ぶ（たぶん漏電）らしく、非常電源で暮らしたそうな。
（おいらたちに相談してくれればよかったのですが、
迷惑はかけてはならないと、我慢していたらしい。
かわいそう過ぎます）


ということで、シェラトンというより、シラトンって感じ。

ま、これも楽しい中国ライフってことで。

さて、と。
明日からいよいよ仕事開始ってやつですよ！！
（まだまだ続く！）